保育園のお迎え時間は何時まで?平均や時間の決め方・間に合わないときの対策を解説
6,341 View保育園のお迎え時間について、正しく理解できていますか?「毎日バラバラの時間になりそう」「仕事の都合でお迎え時間に間に合わない」など、疑問や悩みも持つパパママも多いはず。今回は、保育園のお迎え時間が何時までであるかについて解説します。お迎えの平均時間や決め方、間に合わないときの対策も紹介するので、ぜひご参考にしてください。
保育園のお迎え時間は何時まで?お迎え時間の平均は?
平均的に16時半〜18時頃が多いです。
自治体にもよりますが、保育園の基本的なお迎え時間は下記の2つに認定によって分けられます。
・保育短時間認定
基本的に、「保育標準時間認定」の場合は18時半まで、「保育短時間認定」の場合は16時半まで、保育園の利用が可能です。
よって、それぞれの利用時間内である16時半〜18時頃をお迎え時間としている方が、比較的多くみられます。
幼稚園のように全員が同じ時間に降園することはありません。
保育園のより詳細なお迎え時間は、パパママの就労状況によって変動します。
もし、あらかじめ保育園と決めた時間と実際のお迎え時間が異なるときは、保育園への連絡が必要な場合も。
事前に確認しておきましょう。
2つの認定については、次の章で解説します。
保育園の利用時間について
保育園の利用時間は、「保育標準時間認定」「保育短時間認定」「延長保育」の大きく3種類に分けられます。
【保育園の利用時間の種類】
・保育標準時間認定:最大11時間(7時半〜18時半/フルタイム就労を想定)
・保育短時間認定:最大8時間(8時半〜16時半/パートタイム就労を想定)
・延長保育:最大19時まで※
※保育園により異なる。
※保育短時間認定の場合、朝の延長保育が利用できる園もある。
参考:内閣府『よくわかる「子ども・子育て支援新制度」』
「保育標準時間認定」はフルタイム就労を、「保育短時間認定」はパートタイム就労を、それぞれ想定して利用時間を設定しています。
延長保育は、2つの認定の利用時間を越えてしまうときに利用できるものです。
「保育短時間認定」であれば夕方だけでなく、パパママが早朝の7時半~8時半の間に保育を依頼したい場合も利用可能です。
なお、自治体や保育園によって開園・閉園時間に違いがあります。
自分の認定時間と照らし合わせながら、延長保育が何時から何時まで利用可能であるか、確認しておきましょう。
参考:内閣府『よくわかる「子ども・子育て支援新制度」』
参考:松本市HP 延長保育のご案内
保育園のお迎え時間は毎日バラバラでもいい?
保育園のお迎えは、基本的に毎日同じ時間帯に行くのが好ましいでしょう。
保育園のお迎え時間は、幼稚園のように全員が同じ時間と決まっているわけではありません。
しかし、保育園によってはお迎え時間を明確に定めており、最初の面談や認定の際にお迎え時間を決める場合があります。
お迎え時間が毎日バラバラになる場合、事前に連絡が必要である保育園も。
よって、毎日バラバラのお迎え時間ではなく、同じくらいの時間帯に決めることがおすすめです。
もしお迎え時間が変わるときは、事前に保育園に相談しましょう。
お迎え時間が遅くなるときや、利用時間内に間に合わない場合、遅刻扱いになったり延長保育の申請が必要になったりする可能性も。
別途対応が必要なケースもあるので、注意しましょう。
保育園のお迎え時間の決め方
保育園のお迎え時間は、パパママの仕事の通勤時間や勤務時間をよく考えたうえで決めましょう。
幼稚園のように一律の時間ではないため、自分たちが申請した利用時間の中で、各ご家庭にとって一番都合のよい時間を決めるのがおすすめです。
「家から保育園までの時間」や「保育園から勤務先までの時間」のほか、「毎日安定してお迎えに行ける時間」などを踏まえて、無理のないお迎え時間を検討できるとよいでしょう。
また、パパママどちらがお迎えに行くかによっても、時間は前後します。
いろいろな勤務パターンやお迎え状況をシュミレーションして、決定すると安心です。
保育園のお迎え時間に間に合わないときは?
・延長保育を利用する
・パパママ以外の親族にお迎えをお願いする
・自治体や民間の送迎サービスを利用する
どれだけ気をつけていても、やむを得ず保育園のお迎え時間に間に合わないケースもあるでしょう。
不測の事態に備え、保育園のお迎え時間に間に合わないときの対応を知っておくと安心です。
保育園にお迎えに間に合わないことを連絡する
普段のお迎え時間に遅れることが分かった時点で、早めに保育園に連絡を入れましょう。
保育園では、子どもの人数に対して決められた保育士人数を配置しています。
とくに、延長保育は保育士の数が限られる時間帯のため、早めに子どもの人数を把握したいもの。
保育士の適切な配置人数は子どもの安全を守るためにも欠かせません。
保育園側の負担を可能な限り減らすためにも、早めに保育園に連絡をして、次の行動を考えましょう。
延長保育を利用する
お迎えに間に合わないときは、保育園へ一時的に延長保育をお願いしてみましょう。
基本的に、延長保育を利用する場合、事前の利用登録や申請が必要です。
しかし、やむを得ない遅刻のときには、延長保育を受けてくれる保育園がほとんど。
ただ、急な延長保育の利用には、月極め契約の延長保育料よりも高い費用がかかるケースがあります。
お迎え時間に間に合わない日が多く想定される場合は、事前に保育園に相談して、延長保育を契約するのもよいでしょう。
パパママ以外の親族にお迎えをお願いする
パパママだけではどうしてもお迎えに間に合わない場合は、祖父母などの親族にお迎えを頼むのも1つの手段です。
ただし、保育園によっては、両親以外の人の送迎がNGであったり、写真など身分証明の提出が必要であったりする場合も。
個人情報の保護や万が一の誘拐の可能性など安全面の観点から、受け渡しのルールが厳しい保育園もあるためです。
よって、パパママ以外の親族にお迎えを依頼する可能性がある場合は、あらかじめ送迎者の登録をしておきましょう。
保育園ごとに送迎者のルールは異なるため、事前の確認が重要です。
また、一時的な少しの遅刻であれば、その日だけ延長保育を利用するのも検討しましょう。
自治体や民間の送迎サービスを利用する
自治体が行うファミリーサポートサービスや、民間のベビーシッターなど送迎サービスの利用も、保育園のお迎えの遅刻を防ぐ有効手段です。
ただし、民間や自治体の送迎サービスは、利用登録や写真の提出など保育園へ事前の申請や確認が必要な場合がほとんど。
急な遅刻での利用は難しいため、サービスを利用したい場合は、事前に保育園に確認・相談しましょう。
利用内容や利用時間によって料金は異なるため、いろいろなサービスを比較しながら選ぶのがおすすめです。
保育園のお迎え時間に関するQ&A
・1回でもお迎え時間に間に合わないと延長料金が必要?
・保育園のお迎えに間に合わない事態を防ぐには?
・保育園の延長保育利用に必要な手続きは?
実際の保育園のお迎え事情が気になるパパママも多いはず。
ここでは、保育園のお迎え時間に関するよくある質問をご紹介します。
自治体や保育園によって異なる点も多いため、詳しくは通っている保育園に問い合わせてみてください。
Q.保育園のお迎え時間は厳しいって本当?
保育園は、国が定める基準に従って、子どもの人数に対する保育士を配置し運営しています。事前のお迎え申請時間をもとに保育士のシフトを組んでいるため、遅刻が頻繁に続くと保育園も困ってしまうでしょう。このような背景から、保育園のお迎え時間はよほどの理由がない限りは厳守することが基本です。パパママの仕事の都合ももちろんありますが、可能な限りルールを守った行動を心がけましょう。
Q.1回でもお迎え時間に間に合わないと延長料金が必要?
基本的に、延長保育の時間に差しかかってしまったときは、プラスの料金が必要です。保育短時間認定で、規定よりも早い時間(朝7時半〜8時半)に子どもを預ける場合にも、別途料金が発生します。厳密なルールは、各保育園や自治体によって異なる場合もあるため、事前の確認が重要です。
Q.保育園のお迎えに間に合わない事態を防ぐには?
保育園のお迎え時間を守るためには、パパママ2人で協力する意識が大切です。それぞれの仕事のスケジュールを確認し、「何曜日はどちらがお迎えに行く」と分担するのもよいでしょう。また、パパママだけでお迎えが難しい場合は、他の家族に依頼したり事前に自治体のサポート制度に登録したり、別の対応を考えるのもおすすめ。お迎え時間の遅刻が重なる場合は、延長保育を契約するのもよいでしょう。いずれも事前の手続きが必要なため、早めに準備しておくと安心です。
Q.保育園の延長保育利用に必要な手続きは?
延長保育は、各自治体や保育園が指定する申請書類で手続きをするのが一般的です。入園時には延長保育を利用しておらず、新たに利用をする場合も同様の手続きになるでしょう。延長保育料金は、月極めや1回利用など利用方法によって異なります。自治体や保育園により準備する書類もさまざまのため、詳細は事前に確認しましょう。
保育園のお迎え時間のルールとマナーを守ろう!
どれだけ気を付けていても、保育園のお迎えに間に合わない事態は起こる可能性があります。
思わぬケースに備えて、パパママでお迎え担当を話し合ったり自治体のサービスを利用したり、事前にしっかりと準備をしておくことがおすすめです。
仕事の都合でお迎え時間の遅刻が続そうな場合は、延長保育の契約をするのもひとつの手。
ご紹介した内容を参考に、保育園のお迎え時間や利用時間などを理解し、ルールとマナーを守ってお迎えに行くようにしましょう。
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