まいどおおきに!今まで学校のことで「アメとムチ」を意識することなく大人になった系オカン、さとえみです。
アメリカやヨーロッパの学校が9月始まりということはよく知られていますが、一学年が終わる6月の様子はあまり知られていないように思います。
我が家の三姉妹が通うベルギーの現地校では、6月にテストのラッシュがあるのですが……。
ベルギーでは、小学校といえど成績が悪ければ留年することもありますし、成績が良すぎると飛び級することもあります。
成績について保護者と面談することも大いにあるので、テストはとってもとっても大事です。
普段はのんびりしている我が家の娘たちも、眉間にシワを寄せてワークブックとにらめっこしながらこの期間を迎えます。
特に次女は、今年が小学校の最終学年であり、もうすぐ中学校に進学します。
かなりストレスフルな日々が続いたようで、親としても頑張ってほしいけど無理はしてほしくないという、複雑な時間でした。
とは言っても、これを過ぎれば約2ヶ月も夏休みがあり、その期間は宿題もありません。
6月だけ頑張れば良いなんて、ある意味楽な方では?と思っていました。
地獄のような(?)3週間が終わったらちょっとした遠足があるし、お楽しみ会もある。
中学校では、小規模ながら運動会もあるとのこと。
たくさんの思い出が作れる行事でいっぱいだったのです。
夏休みに友達となかなか会えなくなる前に、テスト期間直後にこんなご褒美みたいな日々があるなんて……!
そう思えばテストも俄然頑張れる気がしますし、実際に子どもたちのモチベーションにもなったのではないでしょうか。
オカンは「遠足やお楽しみ会に、こんな使い方があったなんて」と、目から鱗がポロポロ落ちる思いでした。
重ねて書きますが、これにさらにプラスして2ヶ月の休みですよ?宿題のない2ヶ月の休みですよ?(大事なことなので2回)
この緩急のつけ方といいますか、アメとムチをうまく使い分けている感じにシビれます。
日本でも、夏休みが始まった直後は開放感でいっぱいになる学生が多いとは思いますが、ベルギーの子の開放感もかなりのものと想像できます。
ベルギーでは大人も夏のバカンスを大切にしますし、そのために仕事を頑張るというモチベーションになったりもするので……。
そういう感覚は、学生の頃から作られているのかもなという気付きにもなりました。
楽しみと休みをドーンと取るために、ドーンと頑張る方式でなかなか良い!と思った、ベルギーの学年度末の話でした。
ほなまたね!