物価高の影響は、お子さんの習い事の月謝にも及んでいます。
今年7月に発表された「習い事の費用に関する事情調査」の調査結果をご紹介します。
調査対象は、6〜12歳の小学生の子どもを持つ保護者333人でした。
「子どもがどんな習い事をしているか」を聞くと、最多回答は「スイミング」(35.3%)で、「英語/英会話」(28.6%)、「塾」(24.2%)が続きました。
子どもの年齢別に見ると、「6〜9歳」では「スイミング」(41.8%)と「英語/英会話」(31.4%)と回答率の高さが目立ちました。
「9〜12歳」では「スイミング」(30.5%)が最も多く、次点は「塾」(29.9%)と「英語/英会話」(26.6%)でした。
「1ヵ月の習い事すべてにかかる料金」の最多回答は、「1万円〜1万5000円」(25.5%)でした。
「1年前と比べて、習い事の料金はどの程度上昇したか」を質問すると、「変わらない」(51.7%)が半数を超えました。
しかし、「3000円以上」(18.5%)、「1000円程度」(14.3%)、「2000円程度」(10.8%)、「500円程度」(4.6%)など、金額の多寡にかかわらず「値上がりした」と回答した保護者の割合が48.2%に及んでいます。
「費用が上昇した習い事」の上位3つは「塾」(19.3%)、「スイミング」(17.5%)、「英語/英会話」(15.3%)でした。
月謝が上がっても続ける理由には、「子どもが楽しんでいるから」(36.2%)や「将来のためになるから」(28.2%)が挙がっています。
習い事の中には、オンラインで受ける方が対面よりも月謝が安くなることがあります。
「習い事の料金が上がる中でオンラインへ切り替えを検討したか」を聞くと、「切り替えない」の回答率が71.6%に達しています。
しかし、「なんとなく検討している」(14.2%)、「検討している」(9.2%)、「切り替えた」(5%)といった回答も挙がっており、保護者の約3割は習い事のオンラインへの切り替えを考えていることがわかりました。
「送迎が不要」(21.2%)や「安い」「近くに教室がなくてもできる」(ともに14.4%)などが主な理由です。
参考:
ノバキッド「習い事の費用に関する事情調査」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000031.000071303.html