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公開 2023年08月22日  

お食い初めの料理はどうする?メニューや並べ方、準備の方法をご紹介

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お食い初め(百日祝い)は「赤ちゃんが食べるものに一生困らないように」との願いを込めて行う伝統行事です。お食い初めをするためには、伝統や地域の風習に従って料理を準備する必要があります。今回の記事では、お食い初めの料理のメニューや並べ方、準備の方法などについてご紹介します。お食い初めの料理をどう準備すれば良いか迷われている方は、ぜひ参考にしてみてください。


お食い初めの料理は「一汁三菜」が基本

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一汁三菜とは、ご飯と汁物、主菜1品、副菜2品で構成された献立のことです。

日本人の伝統的な食事スタイルとして定着しており、お食い初めの料理も一汁三菜が基本となっています。

一汁三菜の栄養素や食品例は、以下のとおりです

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上記のように、一汁三菜の献立は、健康的な身体を保つための栄養をバランス良く摂れる点が特徴です。

参考:厚生労働省「日本人の長寿を支える「健康的な食事」」

参考:農林水産省「「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されています」

お食い初めの料理の内容・意味

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お食い初めの料理は、メニューごとにそれぞれ意味が込められています。

料理の内容は地域などによっても変わるため、事前に祖父母などに確認しておくと安心です。

ここからは、一般的に主流となっている内容をご紹介します。

赤飯


赤飯には「邪気払い、魔除け」の意味が込められており、昔からさまざまなお祝いの席で振る舞われてきました。

お食い初めで赤飯を用意するのは「赤ちゃんが災難や病気に見舞われず、元気に成長するように」との思いを込めるためです。

はまぐりのお吸い物


お食い初めでは、一汁三菜の「一汁」として、はまぐりのお吸い物が用意されることが多いです。

お吸い物には、「吸う」力が強くなるようにとの願いが込められています。

また、はまぐりの貝殻は2枚がぴったり合うことから「良縁に恵まれますように」との思いもあります。

尾頭付き祝い鯛

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お食い初めなどのお祝いの席では、尾頭付き祝い鯛を振る舞うのが定番です。

鯛は表面の赤色と身の白色が縁起の良い紅白を連想させることや、「めでたい」の語呂が良いことから、縁起の良い魚として知られています。

尾頭付き祝い鯛は、スーパーや魚屋さんで毎日売っているとは限りません。

そのため、自分で料理を準備する場合は、お近くの魚屋さんなどに事前にお食い初めの日程を伝え、予約しておくのがおすすめです。

煮物


煮物の内容にとくに決まりなどはありませんが、旬の食材や縁起の良い食材を使うのがおすすめです。

お食い初めの煮物によく用いられる食材としては、以下のようなものがあります。

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お食い初めの料理の並べ方・食べさせる順番

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お食い初めの料理は、中央に高杯、右奥につぼ椀、左奥に平椀、手前右に汁椀、手前左に飯碗の配置で並べ、平皿はお膳の外に置きましょう。

なお、この並べ方は一例であり、宗派などによって配置の決まりは異なります。

また料理を食べさせる順番は、赤飯→吸い物→赤飯→おかず→赤飯→吸い物のサイクルを繰り返すのが主流です。

順番やサイクルの回数は地域などによって異なるので、事前に祖父母などに聞いておくのが良いでしょう。

お食い初めの料理はどうやって準備する?


お食い初めの料理は、自宅で手作りするほかにも、宅配や通販を利用したり、惣菜を活用したりするなどの方法で準備できます。

ここからは、お食い初めの料理を準備する方法についてご紹介します。

宅配・通販を利用する


自宅で手作りする手間を省きたい場合は、宅配や通販を利用するのがおすすめです。

宅配・通販では、祝い鯛だけの商品や、歯固め石までセットになったものまで、さまざまな種類のお食い初めセットが販売されています。

冷凍保存できるものであれば、届いてから長期保存できるのも魅力です。

急遽予定していた日程でお食い初めができなくても、食べ物を無駄にすることなく、ママや赤ちゃんの体調に合わせて柔軟に日程を調整できます。

お惣菜を購入する


料理の負担を軽くする方法として、スーパーで入手できるお惣菜を活用するのもおすすめです。

可能な範囲で手作りして、煮物や汁物など一部をお惣菜にする方法もあります。

お惣菜だけでは見た目がパッとしないように感じる場合は、華やかなランチョンマットやお盆などを使って工夫しましょう。

手作りする


お食い初めの料理を手作りするメリットは、通販やお店などよりも費用を安く抑えられる可能性が高い点です。

しかし、産後でまだまだ体調が不安定なママにとって、一から料理を準備するのは大変な作業といえます。

また料理だけでなく、歯固め石や食器などを用意するのも忘れてはいけません。

このような手間や労力を踏まえると、すべて手作りで準備すると最初から決めてしまうのではなく、宅配や惣菜などの選択肢も候補に入れておくのが良いでしょう。


お食い初めの料理を準備する際の2つのポイント

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お食い初めの料理を準備する際には、参加する大人の人数や地域の風習など、確認しておくべきポイントがあります。

ここからは、主な確認事項についてご紹介します。


事前に地域ごとの風習を確認しておく


お食い初めに限ったことではありませんが、地域ごとに料理の内容や祝い方はさまざまです。

お食い初めの料理を準備する前に、お住まいの地域ではどのような風習が根付いているのか、確認しておくと良いでしょう。

大人の食事も準備しておく


自宅でお食い初めをする場合、祝い膳だけでなく、大人の食事も準備する必要があります。

とくに、祖父母も一緒にお祝いするなど人数が多い場合、祝い膳だけでは足りないでしょう。

大人の食事を準備する手間を省くためには、お寿司やオードブルなどの出前を活用するのがおすすめです。

お食い初めで料理以外に準備しておきたいもの


お食い初めでは、料理以外にも準備すべきアイテムがあります。

ここからは、一般的にお食い初めで必要となるものについてご紹介します。

食器


お食い初めで使用される伝統的な食器は、漆器で高足の御膳です。

昔からのしきたりでは、男の子は外側も内側も朱色の御膳、女の子は外側が黒色で内側が朱色の御膳を用意します。

ただし近年では、しきたりにこだわらず、赤ちゃんが気に入っている食器を使うご家庭も多いです。

お食い初めのやり方については、以下の記事で男女別に詳しくご紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。


歯固めの石


歯固めの石とは「石のように丈夫な歯が生えるように」との願いを込めて準備するものです。

お食い初めの日には、歯固め石に箸をつけ、その箸を赤ちゃんの歯茎にちょんと当てる「歯固めの儀式」を行います。

なお、地域によっては、歯固め石の代わりにタコや梅干し、アワビ、栗の実、碁石などを用いるところもあるようです。

歯固めの儀式を行うタイミングも地域によって異なるので、事前に確認しておきましょう。


料亭やホテルのお食い初めコースを利用するのもおすすめ


自宅でお食い初めをするのが大変だと感じる場合は、料亭やホテルのお食い初めコースを利用するのもおすすめです。

お店であれば、料理の準備や片付けなどをする手間が省けるため、ママの負担を軽減できます。

赤ちゃんに授乳しやすいよう、個室のあるお店を選ぶのがおすすめです。


まとめ


今回は、お食い初めの料理のメニューや並べ方、準備の方法などについてご紹介しました。

お食い初めの料理のメニューや並べ方には、昔からのしきたりがあります。

地域ごとの風習なども確認しつつ、無理のない方法で準備を進めましょう。



※ この記事は2024年10月22日に再公開された記事です。

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