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公開 2023年08月29日   更新 2023年09月20日

離乳食中期(生後7〜8ヶ月頃)の進め方は?試したい食材・レシピやポイントをご紹介

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赤ちゃんが離乳食に少し慣れてくる生後7〜8ヶ月のことを、離乳食中期といいます。離乳中期には、食材やメニューの種類を徐々に増やして、赤ちゃんに食べる楽しさを感じてもらいたいですね。今回の記事では、離乳食中期の進め方や試したい食材、レシピのポイントなどについて解説します。生後7〜8ヶ月の赤ちゃんがいる方は、ぜひ最後までご覧ください。


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離乳食中期は生後7~8ヶ月頃が目安

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離乳食中期は、生後7〜8ヶ月頃が目安です。

とはいえ、離乳食の進み方には個人差があるので、赤ちゃんに下記のような様子が見られるかどうかを確認してみてください。

・食事を1日2回とるリズムが整ってきている
・ペースト状のものをスムーズにごっくんできる
・食欲が増している
・スプーンに慣れてきた

上記のような様子が見られたら、離乳中期に入ったと考えて良いでしょう。

離乳中期は、規則的な時間帯に食事をあげることで生活リズムを整えるとともに、赤ちゃんの食べる喜びを育む大切な時期です。

さまざまな舌触りや味を経験して、食べる楽しさを感じてもらえるように、少しずつ食材やレシピの種類を増やしていきましょう。

中期(生後7~8ヶ月頃)の離乳食の進め方


ここからは、離乳食中期の進め方について解説します。

かたさや味付けなど、普段の離乳食を作る際の参考にしてみてください。

離乳食のかたさ:豆腐くらいの舌でつぶせる程度

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離乳食中期になると、離乳食のかたさを少しずつ変更していきましょう。

舌で簡単につぶせる、豆腐くらいのかたさが目安です。

とろみをつけてあげれば、スムーズにごっくんと飲み込みやすくなるでしょう。

離乳食の味付け:少しずつ調味料を使用してもOK


離乳食中期には、少しずつ食材に調味料を使用してみるのも良いでしょう。

味付けは、味がするかしないかぐらいの薄味にするのがポイントです。

素材の味を活かしつつ、さまざまな味を楽しめるようにしてみてください。

離乳食の回数:1日2回で、徐々に食品の種類を増やしていく


離乳食に慣れてきたら、回数を1日2回に増やしてみましょう。

できるだけ毎日同じ時間帯に食事をとるようにし、食品の種類や調理方法が多様になるよう工夫してみてください。

授乳回数・量:ミルクは1日に3回程度、母乳は欲しがるだけ


まだ離乳食に完全移行する時期ではないので、母乳やミルクを食後に与えましょう。

その他の授乳では、母乳は赤ちゃんが欲しがるだけ、ミルクは1日に3回程度を目安に与えてください。

参考:厚生労働省「2019年度 子ども・子育て支援推進調査研究事業「授乳・離乳の支援ガイド」の普及啓発に関する調査研究」

参考:厚生労働省「Ⅱ離乳編」

参考:子育てあっとなら|奈良市の子育ておうえんサイト「赤ちゃんの食事」

中期(生後7~8ヶ月頃)の離乳食で試したい食材・レシピ


生後7〜8ヶ月頃には、離乳食を始めたばかりの頃よりも、食べられる食材が増えます。

食べられる食材と食べられない食材の例は、下記のとおりです。

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ここからは、離乳食中期に試したい代表的なレシピについて解説します。

参考:キユーピー「食材の選び方アドバイス」

参考:厚生労働省「2019年度 子ども・子育て支援推進調査研究事業「授乳・離乳の支援ガイド」の普及啓発に関する調査研究」

参考:厚生労働省「Ⅱ離乳編」

全がゆ(50~80g)


全がゆとは、米1:水5の比率で作られたおかゆのことで、5倍がゆとも呼ばれます。

離乳食を始めたばかりの頃は米1:水10のつぶしがゆを作りますが、徐々につぶさないおかゆにシフトし、そこから少しずつ水の量を減らして1:5に調整していきましょう。

おかゆの作り方は、下記のとおりです。

1.米は洗って水気を切り、鍋に入れて定量の水を注ぎ 20~30分おいて十分に吸水させる
2.ふたをして強火にかける。沸騰したら火を弱め、吹きこぼれないようにふたを少しずらして約50分煮る
3.火を止めてきっちりとふたをし、10分ほど蒸らす

おかゆの水の量を調整する際は、赤ちゃんが飲みづらそうにしていないか、丸飲みしていないかなど、様子をよく見ながら進めていきましょう。

野菜・果物(20~30g)


離乳食中期には、オクラ、ほうれん草、トマト、小松菜など、さまざまな野菜を取り入れてみましょう。

基本的には、香りが強い野菜(ネギ、ニラなど)以外は食べさせても問題ありません。

野菜の調理方法は、下記のとおりです。

1.野菜を煮やすい大きさに切る
2.野菜を出汁で煮る
3.やわらかくなったら取り出して、みじん切りにする
4.鍋に戻してひと煮立ちさせる

参考:子育てあっとなら|奈良市の子育ておうえんサイト「赤ちゃんの食事」

魚(10~15g)


離乳食中期になると、白身魚に加えて、赤身魚を試しても良い時期です。

脂の少ないものから始めて、徐々に脂の多いものへと進めましょう。

魚の調理方法は、下記のとおりです。

1.魚を茹でて骨と皮を除去する
2.なめらかになるまですりつぶす
3.野菜ペーストなどと合わせる

参考:松本市「離乳食のQ&A」

参考:交野市「作ってみよう!基本の離乳食」

鶏肉(10~15g)

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離乳食中期から、お肉を食べられるようになります。

最初にあげるお肉は、赤ちゃんの内臓に負担をかけないよう、脂肪分の少ない鶏肉(ささみ)がおすすめです。

ささみは、下記の手順で調理しましょう。

1.筋を取り除く
2.しっかりと加熱する
3.みじん切りにする

参考:松本市「離乳食のQ&A」

全卵(3分の1個)


離乳食中期になると、卵黄だけでなく、卵白も含めた全卵を試してみても良い時期です。

食物アレルギーを引き起こす原因となる物質は、卵黄よりも卵白に多く含まれています。

そのため、まずは卵黄を与えてみて、問題なく食べられるようなら、徐々に卵白の量も増やしていきましょう。

卵白の調理方法は卵黄と同じく、20分ほど茹でた卵から耳かき1杯分程度を取り出して与えます。

ゆで卵を細かく砕いたり、スープに入れたりすると食べやすくなるでしょう。

参考:福知山市「離乳食を作ってみよう!「卵の進め方」」

乳製品(50~80g)


離乳食中期には、乳製品にも挑戦できます。

牛乳に含まれるカゼインや乳糖は、アレルギー症状を引き起こす可能性があるため、少量から始めるのがポイントです。

この時期におすすめの乳製品としては、下記のようなものが挙げられます。

・バター(生後6ヶ月頃から)
・ヨーグルト(無糖のものを生後7~8ヶ月頃から)
・チーズ(プロセスチーズの粉チーズを生後7~8ヶ月頃から)

中期(生後7~8ヶ月頃)の離乳食を進める際の3つのポイント

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離乳食中期には、ベビーフードの活用や歯のケアなど、気をつけるべきポイントがいくつかあります。

ここからは、離乳食中期を進める際のポイントについて解説します。

ベビーフードの使用もおすすめ


離乳食のバリエーションを増やすのが大変な場合は、ベビーフードを使用するのもおすすめです。

近年はドライタイプやウェットタイプなど、500種類以上のベビーフードが販売されています。

ベビーフードを活用する際には、子どもの月齢やかたさが合ったものを選びましょう。

食べさせる前に大人がひと口食べてみて、味やかたさ、温めた場合は温度を確認するのがおすすめです。

また、メニュー名や原材料をよく確認しましょう。

主食のものを使う場合には、野菜やたんぱく質の入ったおかずや果物を添えるなど、栄養バランスを整えるための工夫をしてください。

ベビーフードの瓶詰めやレトルト製品は、開封後すぐに与えるのがポイントです。

衛生上の観点から、食べ残しや作り置きは与えないようにしましょう。

食事の量が適切かどうかは、赤ちゃんの成長で判断する


食事の量が適切かどうかは、母子手帳などに載っている乳児身体発育曲線に沿っているかで判断しましょう。

曲線に沿って体重が増加していれば、今の食事量が赤ちゃんに合っているといえます。

体重が増えていなかったり、曲線から大きく外れていたりして心配な場合は、かかりつけの医師に相談してみてください。

乳歯が生え始めたらケアをする


生後6〜8ヶ月頃になると、歯が生えてくる子もいます。

離乳食で虫歯にならないよう、歯のケアも始めましょう。

初めの頃は少ししか歯が出ていないので、歯ブラシで磨くと歯肉に当たってしまい、赤ちゃんが嫌がります。

歯が生えきっていない時期はガーゼハンカチなどをやさしく歯に当て、少し拭くだけで十分です。

赤ちゃんが指やガーゼの感覚に慣れてくれるよう、笑顔で話しかけながら行いましょう。

参考:厚生労働省「Ⅱ離乳編」

参考:慶應義塾大学病院 医療・健康情報サイトKOMPAS「小児歯科疾患」

まとめ


今回は、離乳食中期の進め方や試したい食材、レシピのポイントなどについて解説しました。

離乳食中期には、だんだん食べられる食材が増えてきます。

赤ちゃんが食べることを楽しいと感じられるよう、さまざまなメニューを試してみましょう。


※ この記事は2024年10月29日に再公開された記事です。

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