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公開 2023年08月30日   更新 2023年09月20日

離乳食後期(生後9〜11ヶ月頃)の進め方は?試したい食材・レシピやポイントをご紹介

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離乳食後期(生後9〜11ヶ月)になると、食べられるものがますます多くなり、手づかみ食べが始まる子もいます。離乳食の回数が増えてきて、何を作ればいいか迷われているパパママは少なくありません。今回の記事では、離乳食後期の進め方や、試したい献立などについてご紹介します。赤ちゃんが離乳食に慣れてきたら、ぜひ参考にしてみてください。


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離乳食後期は生後9~11ヶ月頃が目安

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生後9〜11ヶ月頃の赤ちゃんは、つたい歩きやつかまり立ちができるようになり、「マンマ」や「アーアー」などの言葉が出始める時期です。

この時期の赤ちゃんに離乳食をあげ、以下のような様子が見られるようになれば、そろそろ離乳食後期に進む時期と考えて良いでしょう。

・豆腐などのやわらかいかたまりを、口をモグモグと動かして食べる
・いくつかの食材を組み合わせた献立を、喜んで食べている
・食べ物をじっと見つめたり、手につかんで口に運ぼうとしたりしている

後期(生後9~11ヶ月頃)の離乳食の進め方


離乳食後期になると、離乳食のバリエーションも一気に増えます。

ここからは、離乳食後期の進め方についてご紹介します。

離乳食のかたさ:前歯で噛み切って歯ぐきでつぶせる程度

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離乳食後期になると、前歯で噛み切って、歯ぐきでつぶせるぐらいのかたさに挑戦してみましょう。

かたさの目安としては、食べごろのバナナを参考にしてみてください。

さまざまなかたさ・食感の食べ物を取り入れて、より楽しい食卓にしましょう。

離乳食の回数・量:1日3回で食欲に応じて増やしていく


離乳食の回数は、1日3回が目安です。

赤ちゃんの食欲に応じて、少しずつ量を増やしていきましょう。

生活リズムを整えるために、毎日なるべく同じ時間帯に食事をとるのがポイントです。

授乳回数・量:母乳は欲しがるだけ、ミルクは1日に2回程度


離乳食の量が増えるにつれて、だんだん母乳やミルクの量が減っていく時期です。

母乳は欲しがるだけの量を与え、ミルクは1日2回程度、400~600ml程度を目安に与えましょう。

なお、生後9ヶ月以降から使えるフォローアップミルクは、母乳や育児ミルクの代替品になりません。

離乳食が順調に進まず、鉄の不足が懸念される場合などに追加で使用しましょう。

離乳食が順調に進んでいるのであれば、フォローアップミルクは必要ありません。

参考:厚生労働省「2019年度 子ども・子育て支援推進調査研究事業「授乳・離乳の支援ガイド」の普及啓発に関する調査研究」

参考:厚生労働省「Ⅱ離乳編」

参考:子育てあっとなら|奈良市の子育ておうえんサイト「赤ちゃんの食事」

後期(生後9~11ヶ月頃)の離乳食で試したい食材・レシピ

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離乳食後期に食べられる食材・注意すべき食材としては、以下のようなものが挙げられます。

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ここからは、離乳食後期に試したい食材や献立についてご紹介します。

参考:キユーピー「食材の選び方アドバイス」

参考:厚生労働省「2019年度 子ども・子育て支援推進調査研究事業「授乳・離乳の支援ガイド」の普及啓発に関する調査研究」

参考:厚生労働省「Ⅱ離乳編」

全がゆ(90g)~軟飯(80g)


離乳食後期になると、米と水の割合が1:5の全がゆだけでなく、より通常のご飯に近い軟飯を試してみましょう。

軟飯をお米から炊く場合は、米1:水2〜3くらいの割合で炊飯してください。

また軟飯は、炊きあがったご飯に水を加えるやり方でも作れます。

炊きあがったご飯を使う作り方は、以下を参考にしてみてください。

1.炊いたご飯と同量ぐらいの水を加えてラップをかける
2.様子を見ながら2~3分加熱する
3.しばらくそのまま蒸らして完成

野菜・果物(30~40g)


離乳食後期には、ひじき、レンコン、わかめなど、さまざまな食感の野菜や果物を粗刻みにして食べさせましょう。

根菜を薄い半月切りにしたり、薄切りにして型でくり抜いたりしたものをやわらかく茹でるのもおすすめです。

赤ちゃんの咀嚼力に合わせて、野菜の大きさを変えてみてください。

参考:子育てあっとなら|奈良市の子育ておうえんサイト「赤ちゃんの食事」

魚(15g)


離乳食後期になると、白身魚・赤身魚に加えて、アジ、イワシ、サバ、サワラ、ブリ、キビナゴなどの青魚やツナ缶(油漬け)を試してもいい段階です。

ツナは粗くほぐして野菜と合わせたり、サンドウィッチにしたりしてあげましょう。

参考:松本市「離乳食のQ&A」

肉(15g)


離乳食後期になると、鶏肉に加えて、豚肉・牛肉(赤身)も食べられるようになります。

お肉は脂肪の少ない部位を使い、片栗粉を薄くまぶしてから加熱すると、かたくなりにくくおすすめです。

大きさは、約3〜4mm大に刻んでください。

加熱したお肉がパサパサして赤ちゃんが飲み込みにくそうにしていたら、汁物に入れたり、ホワイトソースなどでとろみをつけたりしてあげましょう。

参考:松本市「離乳食のQ&A」

全卵(2分の1~3分の2個)


卵に慣れる離乳食後期には、2分の1〜3分の2個程度の全卵を食べられるようになるでしょう。

固ゆでにした卵を3〜4mm角の粗いみじん切りにして与えたり、卵焼きや卵とじなどの卵料理にしたりするのがおすすめです。

ただし、半熟は食物アレルギーを引き起こす可能性が高くなるため、しっかり加熱をしてください。

卵のパサパサ感やモサモサする食感が苦手な場合は、とろみをつけてあげると食べやすくなります。

参考:福知山市「離乳食を作ってみよう!「卵の進め方」」

乳製品(100g)


離乳食後期になると、市販のベビー用のヨーグルト(加糖)やチーズ、加熱した牛乳などを与えられるようになります。

そのため、バナナミルクやパンケーキ、ミルクパン粥など、離乳食の献立の幅が広がるでしょう。

ただし、牛乳は必ず加熱することと、1日の摂取量がほかの乳製品を含めて100gを超過しないように注意してください。

後期(生後9~11ヶ月頃)の離乳食を進める際の3つのポイント


離乳食後期には、手づかみ食べや鉄不足など、この時期特有の注意点があります。

ここからは、離乳食後期のポイントについてご紹介します。

手づかみ食べの練習をスタートする

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手づかみ食べとは、赤ちゃんが食べ物を目で確かめて手指でつかみ、口まで運ぶという動きを覚えるための行動です。

自分で食べられるようになるための大切なステップといえます。

ご飯をつかんで手を汚したり、テーブルを散らかしたりしてパパママは困ってしまうかもしれませんが、成長の証として温かく見守りましょう。

赤ちゃんの手づかみ食べをサポートするために、ご飯をおにぎりにしたり、野菜類を大きめにカットしたりなど、手でつかみやすい工夫をしてみてください。

また、赤ちゃんにエプロンをつけたり、テーブルの下に新聞紙を敷いたりして、汚れても良い環境作りをするのも大切です。

栄養バランスを意識し、とくに鉄の不足に注意する


ママのお腹の中で蓄えていた鉄が、この時期になると不足してきます。

そのため、離乳食の栄養バランスを意識して、とくに鉄分が豊富に含まれた食材を積極的に使いましょう。

鉄分は、鶏肉のレバーや豚肉・牛肉(赤身)、まぐろやかつおなどの赤身魚、卵黄や大豆製品、小松菜などの緑黄色野菜などに多く含まれています。

参考:松本市「離乳食のQ&A」

大人の食事に使う食材から、取り分けるのもおすすめ


離乳食後期になると、食べられるもののバリエーションが増えるため、大人の食事に使う食材から取り分けるのもおすすめです。

大人の食事から取り分ければ、離乳食を一から作る手間を省けます。

ただし、大人の食事から取り分ける際は、以下の点に気をつけてください。

・味付けは薄めにする
・赤ちゃんが食べられない食材は、取り分けた後に入れる

参考:厚生労働省「2019年度 子ども・子育て支援推進調査研究事業「授乳・離乳の支援ガイド」の普及啓発に関する調査研究」

参考:厚生労働省「Ⅱ離乳編」

まとめ


今回は、離乳食後期の進め方や試したい献立などについてご紹介しました。

離乳食後期になると、少し大きめのものやかためのものなど、さまざまな食感の食べ物を与えられるようになります。

手づかみ食べのサポートも考慮に入れながら、赤ちゃんの成長ペースに合った食事を取り入れましょう。

※ この記事は2024年10月30日に再公開された記事です。

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