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公開 2023年08月31日   更新 2023年09月20日

離乳食完了期(生後12〜18ヶ月頃)の進め方は?試したい食材・レシピやポイントをご紹介

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生後12〜18ヶ月頃は、一般的に離乳食完了期と呼ばれます。赤ちゃんがさまざまなものを食べられるようになり、離乳食から幼児食へとシフトしていくこの時期に、パパママも食事面でしっかり成長をサポートしましょう。今回の記事では、離乳食完了期の進め方や試したい食材、レシピなどについてご紹介します。離乳食完了期のメニューや注意点などを知りたい方は、ぜひご一読ください。


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離乳食完了期は生後12~18ヶ月頃が目安

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離乳食完了期に進む時期は、生後12〜18ヶ月頃が目安です。

この時期の赤ちゃんは生活リズムが整ってきて、少しずつ歩けるようになります。

赤ちゃんに以下のような動きがみられるようになったら、離乳食完了期に入ったと考えても良いでしょう。

・前歯が8本生えそろう
・歯を使って噛んだりかじったりするのが上手になる
・前歯でひと口の量を噛みとれる
・手づかみ食べがメインだが、スプーンやフォークにも興味を持ち始める

参考:厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」

完了期(生後12~18ヶ月頃)の離乳食の進め方


離乳食完了期には、母乳・ミルク以外の食物から、エネルギーや栄養素の大部分を摂れるようになります。

ここからは、離乳食完了期の進め方についてご紹介します。

離乳食のかたさ:歯ぐきで噛める肉団子ぐらい

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離乳食完了期には、それまでよりも噛み応えのある食材を与えてみましょう。

目安としては、歯ぐきで噛める肉団子ぐらいのかたさがおすすめです。

大きさはひと口で食べられるぐらいにカットしておけば、手づかみ食べしやすいでしょう。

離乳食の回数・量:1日3回+おやつ1~2回


離乳食の回数は、食事のリズムを整えながら、1日3回に増やしていきましょう。

また、この時期になると、1日1〜2回ほどおやつを与えてもかまいません。

赤ちゃんは胃が小さく、一度にたくさんの量を食べられないため、あげすぎには注意してください。

おやつは次の食事と2〜3時間の間隔をあけ、果物やいも類をあげましょう。

離乳食の味:薄味でおいしく調理


離乳の進行に応じ、食塩や砂糖などの調味料を適宜使用しましょう。

それぞれの食品が持つ素材の味を活かしながら、薄味でおいしく調理してください。

この時期になると、油脂類も少量であれば使用可能です。

授乳回数・量:母乳は欲しがるだけ、ミルクは成長・食欲に合わせて


離乳食完了期には、母乳やミルクを成長や食欲に合わせて与えましょう。

形のあるものを噛みつぶして食べられるようになり、栄養素やエネルギーの大部分を母乳やミルク以外の食べ物から摂れるようになったら、離乳を完了して幼児食に移行する時期です。

ただし、離乳が完了する時期は、赤ちゃんによって異なります。

赤ちゃんの離乳スピードが遅いからといって、決して焦る必要はありません。

赤ちゃんの様子をよくみながら、ゆっくり進めていきましょう。

参考:厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」

参考:厚生労働省「2019年度 子ども・子育て支援推進調査研究事業「授乳・離乳の支援ガイド」の普及啓発に関する調査研究」

参考:厚生労働省「Ⅱ離乳編」

完了期(生後12~18ヶ月頃)の離乳食で試したい食材・レシピ


離乳食完了期には、大人とほぼ同じものを食べられるようになります。

とはいっても、生ものやカフェイン、のどに詰まりやすいものなどは避けましょう。

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ここからは、離乳食完了期に試したい食材やレシピをご紹介します。

参考:キユーピー「食材の選び方アドバイス」

参考:厚生労働省「2019年度 子ども・子育て支援推進調査研究事業「授乳・離乳の支援ガイド」の普及啓発に関する調査研究」

参考:厚生労働省「Ⅱ離乳編」

軟飯(90g)~ご飯(80g)


離乳食完了期には、通常よりもやわらかい軟飯が基本です。

完了期後半になって軟飯に慣れてきたら、通常のご飯を与えてみましょう。

ご飯の量は、子ども用の茶わんで軽く1杯分が目安です。

野菜・果物(40~50g)


離乳食完了期になると、ほとんどすべての野菜・果物を食べられるようになります。

大きさは1cm角〜ひと口サイズにカットし、歯ぐきで噛みつぶせる肉団子ぐらいのかたさになるまで茹でてから与えましょう。

魚・肉(15~20g)


白身魚だけでなく、赤身魚や青魚などさまざまな魚を試せる時期です。

お刺身2~3切れぐらいを目安量とし、やわらかく茹でてから、ひと口で食べられるぐらいのサイズにほぐしてください。

肉は、鶏ささみなら3分の1~2分の1本ぐらい、ひき肉なら大さじ1強、薄切り肉なら1枚分ほど食べられます。

肉もしっかり加熱し、食べやすいサイズに切ってから与えましょう。

参考:松本市「離乳食のQ&A」

きのこ類(様子をみながら)

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離乳食完了期になると、きのこ類を食べられるようになります。

きのこは弾力があって噛み切りにくく、消化しにくいので、与える場合は細かく刻んだりすりつぶしたりしましょう。

そのままで食べにくい場合は、片栗粉などを使ってとろみをつけるのがおすすめです。

なお、きのこ類の多くは、大人でも生では食べられません。とくに離乳食に使用する場合は、十分に火を通すことが重要です。

油揚げ・厚揚げ(様子をみながら)


離乳食完了期には、油揚げや厚揚げなども様子をみながら試してみましょう。

油揚げの原料は大豆なので、食物アレルギーを引き起こす可能性があります。

そのため、初めて食べる際は少量からスタートして、赤ちゃんの体調をよく確認しましょう。

参考:筑紫野市「離乳食用食材一覧」

完了期(生後12~18ヶ月頃)の離乳食を進める際の3つのポイント


離乳食の完了期には、成長が著しい赤ちゃんの特徴を理解しながら、家族みんなで食事の楽しさを伝えることが大切です。

ここからは、離乳食完了期で押さえておきたいポイントについてご紹介します。

家族で一緒に食卓を囲む


生後12〜18ヶ月頃は、赤ちゃんの自我が少しずつ芽生えてくるでしょう。

この時期には、できるだけ家族で一緒に食卓を囲み、赤ちゃんとコミュニケーションをとりながら食事を楽しむのがポイントです。

赤ちゃんの気持ちや言動を受け止めながら「どれから食べたい?」「これおいしいね」など笑顔で話しかけ、食べる楽しさを感じられるような経験を増やしていきましょう。

手づかみ食べを中心に、スプーン・フォークにも挑戦してみる

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生後12~18ヶ月頃は、手づかみ食べの全盛期といわれています。

この時期は「自分で食べよう」という意欲を引き出すのが大切なので、無理やりスプーンやフォークで食べさせるのではなく、存分に手づかみ食べをさせてあげましょう。

テーブルの上にスプーンやフォークを出しておけば、次第に赤ちゃんは興味を持ってくれるはずです。

はじめは遊び道具として持たせてあげて、あくまで手づかみ食べをメインに進めます。

だんだんスプーンやフォークの存在に慣れてきたら、パパママが手を添えて口に運んであげたり、お手本としてスプーンやフォークで食べる仕草をしたりしてみてください。

そうしているうちに、自然とスプーンやフォークで食べられるようになるでしょう。

遊び食い・偏食に困ったら、一人で悩まずプロに相談


赤ちゃんが遊び食いをしたり、偏食がひどかったりして悩まれているパパママは少なくありません。

離乳食を進めるうえで困ったことがあったら、一人で悩まずにプロに相談するのがおすすめです。

病院や保健センターの管理栄養士や保健師、各自治体の相談窓口、子育て支援センターなど、パパママの悩みを相談できる機関が各地で設けられています。

少しでも困ったことがある場合は、気軽に相談してみましょう。

参考:厚生労働省「2019年度 子ども・子育て支援推進調査研究事業「授乳・離乳の支援ガイド」の普及啓発に関する調査研究」

参考:厚生労働省「Ⅱ離乳編」

まとめ


今回は、離乳食完了期の進め方や試したい食材、レシピなどについてご紹介しました。

離乳食完了期には、きのこや厚揚げなど食べられるものがますます多くなり、レシピの種類も豊富になります。

赤ちゃんにとって食事の時間が楽しいものになるよう、コミュニケーションをとりながら食べさせてあげましょう。

※ この記事は2024年10月31日に再公開された記事です。

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