まいどおおきに!
子どもの頃、夏休みは朝から3時間くらいアニメの連続放送を見ていた系のオカン、さとえみです。
「アニメばかり見るな」と言われつつも、最終的には放っておかれていたので、オカンの親もアニメの存在に助けられていたんやないかなと思います。
それくらい、子どもがずっと家にいる夏休みって、親にとって負担になるもの。
それはベルギーも同じでして!
共働きがデフォルトなベルギーの夏休みに、なくてはならない「ある存在」をご紹介します。
ベルギーの人たちは、祖父母が近くに住んでいる場合、「祖父母を使わないのは逆に不義理である」と言わんばかりに祖父母を活用(?)します。
そもそもベルギーの人たちは子ども好きが多くて、「子どもたちだけで遊びに来てもいいよ」と言ってくれるなど、気軽にお任せしても良さそうな空気感がただよっています。
そんなこともあり、「夏休みには祖父母の家に子どもたちを預けて、両親は2週間ほど外国でバカンス」というような話もちらほら聞きます。
日本で働きながらワンオペで子どもを育てている人が聞いたら、驚愕するようなデラックスな夏休みですが……?
安心してください。
祖父母にも「体力の限界」というものがありますから、もちろん夏休みの全期間にわたり預かってくれるわけではありません。
次によく聞くパターンは、両親が交代で夏のバカンスをとり、その期間子どもと一緒に海や山に出かけるという方法です。
ベルギーの人は転職も頻繁にするので、夏休み前に前の職場を退職し、次の仕事の開始まで子どもたちと束の間のモラトリアムな時間を過ごす……ということもあるそうです。
とはいえ、ずっとずーっと子どもたちと一緒に過ごすのには限界があるご家庭もあります。
そんな時にというか、むしろこれがメインという感じで重宝されているのが……!
「子どもたちだけで参加するキャンプ」です。
キャンプというと2~3日のものをイメージしがちですが(もちろんそういったキャンプもあるのですが)、夏休みにベルギーで利用するキャンプは、1週間以上と長めのものが多いです。
中には2~3週間など、かなりの期間子どもを預かってくれるものもあります。
今回我が家が利用したキャンプも12日間のものでした。
キャンプでは、楽しいアクティビティなどもしてくれます。
キャンプを主催するのは習い事をやっている団体やスポーツ施設が多く、アクティビティもそれにちなんだものがたくさんあります。
遠征する場合は立地を活かした特別テーマを設けるなど、「親だけでは絶対にここまでできない」というレベルのことをやってくれます。
我が家の場合は、普段習っているコーラスのキャンプで、イタリアの山の近くに行きました。
ハイキングをして大自然の中で歌ったり、キャラクターの仮装をしながら歌を歌ったりしたのだそう。
後で写真を見せてもらうと、友達と一緒に日焼けしながら遊んでいる姿を見ることができて「ああ……キャンプに行かせて良かったな」となります。
もちろんけっこうな金額がかかりますし、準備も大変ですが、それ以上の「得るもの」がいっぱいあるのです……。
以上、ベルギーの夏休みで共働きの両親になくてはならない存在の紹介でした。
日本の皆さんも、もうすぐ夏休みが終わりますね。
ぜひ自分に「お疲れサマー」と言ってあげてください。
ほなまたね!