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公開 2023年09月17日  

仕事が休みの日の保育園利用はNG?基本ルールやリフレッシュする方法

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仕事が休みの日は子どもを保育園に預けられるのか、気になるパパママは多いでしょう。保育園ごとにルールが異なり、判断に迷ってしまいますよね。今回は、仕事が休みの日の保育園利用について、基本のルールやおすすめのリフレッシュ方法をご紹介。急なお休みになっても困らないよう、ぜひチェックしてください。


目次 仕事が休みの日に保育園の利用はできない?
【パパママ向け】仕事が休みの日にリフレッシュしたいときは?
【参考】仕事が休みでも利用できる保育園に預ける際の5つの注意点
仕事が休みの日の保育園利用についてQ&A
仕事が休みだからこそ、子どもと過ごす時間も大切に

仕事が休みの日に保育園の利用はできない?


パパかママの仕事が休みの場合、基本的に子どもも保育園をお休みします。

厚生労働省の「保育所保育指針解説」では、保育所の役割を「保育が必要な子どもの保育を行う施設」と定めています。

逆をいえば、パパママの仕事が休みの日は自宅で子どもの保育ができるため、保育所の利用は必要ないとみなされます。

よって、パパママどちらかの仕事が休みであれば、保育園に連絡を入れ、自宅保育をしましょう。

参考:文部科学省「幼稚園教育要領と保育所保育指針の対比表」

参考:厚生労働省「保育所保育指針解説 第1章 総則 1保育所保育に関する基本原則(1)保育所の役割 ア」

【なぜ】仕事が休みの日に保育園を利用できない理由

・保育園は親が就労している家庭が利用する場所だから
・「仕事が休み=保育園もお休み」のルールがある保育園も多いから

保育園は基本的に、「子どもの自宅保育が難しい場合に利用できる場所」です。

仕事が休みで子どもの保育が可能な保護者が自宅にいる場合、上記の条件には当てはまりません。

また、保育園によっては、保護者の仕事が休みの日は、子どもも一緒に保育園をお休みすることをルールとしている場合もあります。

よって、「仕事が休み=保育園もお休みする」という意識を持ちましょう。

参考:文部科学省「幼稚園教育要領と保育所保育指針の対比表」

参考:厚生労働省「保育所保育指針解説 第1章 総則 1保育所保育に関する基本原則(1)保育所の役割 ア」

【パパママ向け】仕事が休みの日にリフレッシュしたいときは?

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・パパやママ、祖父母に協力してもらう
・子どもと一緒に普段行けない場所にお出かけする
・子どもと一緒に自宅でゆっくり過ごす

仕事が休みの日は、「リフレッシュするための1人時間がほしい」「家事や自分の用事を早く済ませたい」と思うパパママも多いでしょう。

子どもを保育園に預けたいと考えるかもしれませんが、他にもリフレッシュできる方法はあります。

保育園を利用する以外で、上手にリフレッシュするポイントを確認してみましょう。

パパやママ、祖父母に協力してもらう


家庭の状況にもよりますが、まずはパパやママ、祖父母など身近な人に子どものお世話をお願いしましょう。

自分の仕事が急遽休みになった場合に備えて、普段から周りの家族に協力をお願いできる体制を整えておくと安心です。

自分の用事があるときや家事をスムーズに済ませたいときなど、パパママ1人の方が過ごしやすい場合もあります。

たとえ数時間でも、1人の時間を満喫すると気分転換になるでしょう。

子どもと一緒に普段行けない場所にお出かけする


せっかくの平日休みであれば、子どもと一緒に出かけてみましょう。

休日だと混雑していたり、費用が高く諦めていたりするスポットも、平日は利用しやすい可能性があります。

子どもの年齢が小さく、外出が億劫なパパママにとって、平日のお出かけは少しハードルが下がるかもしれません。

パパママの負担にならない程度に、子どもと一緒にリフレッシュしましょう。

子どもと一緒に自宅でゆっくり過ごす


仕事がお休みの日はあえて外出はせず、自宅で過ごす時間を充実させるのもおすすめです。

仕事・家事・保育園の送迎など、普段は時間に追われているパパママがほとんどでしょう。

子どもがお手伝いをしたいといっても、時間にゆとりがなく向き合える時間が少ない方も多いはず。

仕事がお休みの日であれば、子どもの「お手伝いしたい」「遊びたい」気持ちを汲み取ってあげられます。

【参考】仕事が休みでも利用できる保育園に預ける際の5つの注意点

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パパかママの仕事が休みの日は、保育園もお休みするのが基本です。

ただ、保育園よっては「仕事が休みでも登園してよい」というルールがある場合も。

保育園ごとにルールは異なるため、まずは、仕事が休みの日の保育園利用について確認してください。

保育園のルール上、仕事が休みの日も利用できる場合は、以下のポイントに気をつけて子どもを預けましょう。

・子どもの気持ちにしっかり寄り添う
・「仕事が休みである」と正直に伝える
・職場以外での緊急時の連絡先を伝えておく
・普段より早い時間にお迎えに行く
・延長保育や土曜保育は利用できない

子どもの気持ちにしっかり寄り添う


仕事が休みの日に登園を考えるときは、まずは子どもの気持ちに寄り添い、耳を傾けましょう。

親が思う以上に子どもは敏感です。仕事が休みの日にパパママ自身が「ゆっくり過ごしたい」と思うのと同様に、子どもも「パパママと一緒にいたい」と感じているかもしれません。

パパママが仕事ではないと感じ取り、登園を渋る子もいるでしょう。

たとえ仕事が休みの日に利用できる保育園であっても、子どもの気持ちを最優先に考えてあげてください。

「仕事が休みである」と正直に伝える


仕事が休みの日に保育園を利用するときは、絶対に保育士に嘘をつかず、正直に状況を伝えましょう。

毎日顔を合わせている保育士であれば、服装の違いや登園時間の違いから、パパママの仕事が休みであると気づくケースも多いです。

黙っていたり嘘をついたりしてもメリットはなく、保育園との信頼関係に影響しかねません。

保育園には「仕事は休みだが利用したい」と正直に伝えましょう。

職場以外での緊急時の連絡先を伝えておく


パパママの仕事がお休みの場合、必ず保育園に職場以外の緊急連絡先を共有しましょう。

子どもの急な発熱や体調不良など、緊急時には保育園から連絡が入ります。

保育士が保護者の職場に連絡するケースもあるため、連絡が取れないとその後の対応に困ってしまいます。

万が一の緊急時もスムーズに対応できるよう、その日の緊急連絡先や連絡優先順序、つながりやすい携帯番号などを伝えるのがおすすめです。

普段より早い時間にお迎えに行く


仕事が休みの日に利用してよい保育園であっても、お迎え時間はいつもより早めにしましょう。

パパママの用事があっても、仕事の日に比べると時間にゆとりがあったり計画的に予定を進められたりするはず。

子どもがパパママの休みを知っていれば、子ども自身も「パパママに早く会いたい」と思っているかもしれません。

ルール上問題なくても保育園への配慮は忘れず、早めのお迎えを心がけましょう。

延長保育や土曜保育は利用できない


普段延長保育や土曜保育を利用していても、仕事が休みの日は利用できません。

延長保育や土曜保育は、保護者の就労などやむを得ない理由があるときに利用できるものであるためです。

また、保育園では子どもの人数等に応じて保育士の人数を配置しています。

日中の平日保育に比べ、延長保育は保育士の人数が限られていることも。

仕事が休みの日に利用できる保育園であっても、ルールを守り、決められた時間内で子どもを預けましょう。

仕事が休みの日の保育園利用についてQ&A

・「仕事が休み」と伝えずに保育園を利用するとどうなる?
・仕事が休みでも利用できる保育園の登園を控える基準はある?
・平日休みの仕事ですが、保育園はお休みした方がいい?
・仕事が休みなのに保育園を利用するのはいけないこと?


仕事が休みの日も利用できる保育園に子どもを預ける場合は、ルールやマナーを守った行動が欠かせません。

よく聞かれる質問を集めていますので、ぜひ参考にしてください。

Q.「仕事が休み」と伝えずに保育園を利用するとどうなる?

A.保育園との信頼関係に影響が出る、緊急時に円滑に対応できないなど、弊害が出る可能性があります。

仕事が休みの日に登園可能な保育園であっても、必ず仕事が休みであることは伝えましょう。黙って預けたり嘘をついたりするのは絶対にNG。保育園との信頼関係に影響する可能性もあるためです。
また、保育士がパパママの居場所を知らないと、子どもの緊急対応ができません。子どもが急な発熱や体調不良を起こす可能性も考えて、必ず仕事が休みであることを伝えてください。

参考:文部科学省「幼稚園教育要領と保育所保育指針の対比表」

参考:厚生労働省「保育所保育指針解説 第1章 総則 1保育所保育に関する基本原則(1)保育所の役割 ア」

Q.仕事が休みでも利用できる保育園の登園を控える基準はある?

A.保育園の感染症状況・子どもの体調や精神状態などを判断基準にしましょう。

仕事が休みでも利用可能な保育園に子どもを預けるときも、次のような場合には登園を控えましょう。


【登園を控える主な基準】
・子どもが体調不良や情緒不安定である
・クラスで風邪や感染症が蔓延している
・GWやお盆などで子どもの人数が少ない など

子どもの体調や気持ちが落ち着かないときは、無理に登園させず、ゆっくりと子どもと過ごしてあげてください。保育園で感染症が流行っている場合も、予防のために登園を控えましょう。また、子どもの人数が減るGWやお盆は、お休みを希望する保育士がいる可能性も。いろいろな状況を見て、配慮しながら登園を決めてみましょう。

Q.平日休みの仕事ですが、保育園はお休みしたほうがいい?

A.基本的に保育園もお休みしましょう。

平日・休日に関わらず仕事が休みであれば、保育園もお休みするのが基本です。
ただし、保育園によって利用ルールは異なるため、まずは相談・確認しましょう。入園時に就労状況を伝えておくと安心です。

Q.仕事が休みなのに保育園を利用するのはいけないこと?

A.保育園のルール上問題なければ、決して悪いことではありません。

通っている保育園が「仕事が休みでも登園OK」としている場合は、子どもを預けることは何も問題ありません。パパやママにとってリフレッシュする時間も大切です。ただし、子どもを預けるときは、仕事が休みであることや緊急時の連絡先を必ず伝えましょう。また、保育園のルールで「仕事が休みの日は保育園もお休みする」と定めている場合は、必ずルールに従ってください。

仕事が休みだからこそ、子どもと過ごす時間も大切に


仕事が休みの日は、保育園もお休みしましょう。

たとえ「仕事が休みでも利用OK」の保育園であっても、ルールを守ることや保育園側への配慮は必須です。

他の家族に子どものお世話をお願いする、子どもとゆっくり過ごすなど、保育園に預ける以外でリフレッシュするできる方法を探すのがおすすめ。

仕事が休みの日だからこそ、時間と心にゆとりを持って、子どもとじっくり向き合ってみてください。

※ この記事は2024年11月17日に再公開された記事です。

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