【雑学クイズ】紅葉のきっかけは最低気温◯℃。さて、その温度とは…？（2ページ目）

正解は最低気温8℃　


紅葉とは、秋になって葉緑素（クロロフィル）が無くなり、アントシアニンなどの色素が蓄積されて起こる現象のこと。

アントシアニン色素が作られた葉は赤く色づき、カロチノイドという色素が表面に現れた葉は黄色に色づきます。

葉は0℃を下回ると黒ずんでしまうので、最低気温が8℃を下回るぐらいが葉の色づきには適切な気候といわれています。


また紅葉は渓谷に名所が数多くありますが、それにはきちんとした理由があります。

・日当たりが十分ある
・夜間の冷え込み
・湿度が適切である

以上に加え、濁りのないきれいな空気は見る側の視界を良好してくれます。

これらの条件は、渓谷の多くにあてはまるため、紅葉の名所とされている所が多いのです。

紅葉が始まる頃になると、天気予報などで紅葉の時期を地図上で表示したものを目にすることが増えます。

これは「紅葉前線」と呼ばれ、同時期にカエデ類が色づく場所を線で結んだもの。

北から南に向けて進行するところが桜前線とは真逆ですね。

気象庁では、植物季節観測を全国の気象官署で統一した基準により行っており、標本木が紅（黄）葉した日を発表しています。

この内容はテレビや新聞でも利用されているので、私たちは身近に「紅葉は今どの辺りで進んでいるんだろう」と知ることができるんですよ！



（コノビー編集部：齋藤）

【参考】
goo辞書　紅葉（こうよう） とは？
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E7%B4%85%E8%91%89_%28%E3%81%93%E3%81%86%E3%82%88%E3%81%86%29/

紅葉の色づきに必要な条件「8℃」とは?
https://news.goo.ne.jp/article/tenkijp/nation/tenkijp-20344.html

気象庁
https://www.jma.go.jp/jma/