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公開 2023年09月24日  

新生児が泣き止まない!これが魔の3週目?考えられる原因と試したいことをご紹介

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新生児が泣き止まないことに悩まれているパパママは、少なくありません。生後3週頃は魔の3週目と呼ばれ、赤ちゃんが突然泣き出したり、泣き止まなくなったりすることが多くなります。今回は、新生児が泣き止まないときに考えられる原因や、泣き止んでもらうために試したいことなどをご紹介します。赤ちゃんが泣き止まずに悩んでいるパパママは、ぜひ参考にしてみてください。


新生児が泣き止まない!と悩むパパママは多い

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前提として、赤ちゃんが泣くのは当たり前のことです。

まだ言葉を話せない赤ちゃんは、泣くことで一生懸命気持ちを伝えようとしています。

とはいえ、新生児がなかなか泣き止まないことに悩まれているパパママは、少なくありません。

ここからは、新生児期~生後2ヶ月頃の一般的な赤ちゃんの泣きの過程についてご紹介します。

参考:厚生労働省「赤ちゃんが泣きやまない:泣きへの理解と対処のために」

参考:厚生労働省「お母さんと子どものコミュニケーションのために-0~3歳までのお子さんのお母さんへのヒント集-」

生後2~3週頃:「魔の3週目」と呼ばれる時期がやってくる

一般的に、生後2~3週頃に「魔の3週目」と呼ばれる時期がやってきます。

魔の3週目とは、新生児が理由もなく泣き出したり、ぐずったりする時期のことです。

産後のパパママが初めて体験する試練の時期のため、多くのパパママが悩まれます。

魔の3週目に新生児が泣き止まなくなる原因について、はっきりとは解明されていません。

一説では、赤ちゃんがお腹の中から出てきて外の世界に順応しはじめ、触覚や視覚が発達していることが原因とされています。

生後1~2ヶ月頃:泣きのピークが訪れる

パパママが赤ちゃんとどう接しているかにかかわらず、生後1~2ヶ月頃に「泣きのピーク」が訪れるといわれています。

泣きのピークの時期には、昼夜問わず赤ちゃんが泣きわめいて、どうすればいいかわからなくなるパパママも多いでしょう。

しかし泣きのピークは、生後3ヶ月頃には次第に落ち着いていきます。

泣くことは成長の証であり、永遠に続くものではないことを理解して、焦らず見守りましょう。

参考:厚生労働省「赤ちゃんが泣きやまない:泣きへの理解と対処のために」

新生児が泣き止まない原因として考えられること

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新生児が泣き止まない理由はさまざまです。

ここからは、新生児が泣き止まない原因として考えられることについてご紹介します。

おっぱい・ミルクを飲みたい

新生児が泣き止まないとき、おっぱい・ミルクを飲みたいと感じているのかもしれません。

生後1ヶ月に満たない新生児は、まだ母乳やミルクを一度にたくさん飲めないため、昼夜関係なくこまめな授乳が必要です。

新生児が泣き止まないときは、まず授乳で落ち着くか試してみましょう。

おむつが汚れているので、変えてほしい

おむつが汚れていて不快に感じ、泣くことで「変えてほしい!」と新生児が訴えている可能性もあります。

新生児は膀胱機能が未発達であるため、たくさんのおしっこを溜められません。そのため、1日に何度もおしっこやうんちでおむつが汚れます。

新生児が泣き止まない場合は、うんちやおしっこでおむつが汚れていないかこまめにチェックしましょう。

部屋が暑すぎる・寒すぎる

新生児が泣き止まない理由として、部屋が暑すぎる、または寒すぎることも考えられます。

新生児は体温調節機能が未発達なので、部屋の温度変化に敏感です。

新生児のいる部屋の温度や湿度をこまめに確認して、快適な温度を保つように心がけましょう。

眠りたいのに明るい・騒がしい

新生児が眠りたいのに、室内が明るかったり騒がしかったりすると、寝付けなくて泣き止まなくなることがあります。

新生児を寝かしつけるときは、室内を暗くしたり、テレビの音を小さくしたりして、眠りやすい環境を整えてあげましょう。

参考:厚生労働省「赤ちゃんが泣きやまない:泣きへの理解と対処のために」

新生児が泣き止まないときに試したい4つのこと

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上記でご紹介した項目を確認して対応しても、新生児が泣き止まないことは多々あります。

ここからは、新生児が泣き止まないときに試してほしいことについてご紹介します。

抱っこして優しく話しかけてみる

新生児は、何か不安を感じて泣き止まなくなることがあります。

赤ちゃんを安心させてあげるため、抱っこして優しく話しかけてみましょう。

大好きなパパママの温もりを感じることで、赤ちゃんが安心して泣き止むかもしれません。

おくるみで包んでみる

新生児が泣き止まないとき、おくるみで包んでみるのがおすすめです。

おくるみとは、名前の通り、赤ちゃんを包む布を指します。

おくるみに包まれている状態は、赤ちゃんがお腹の中にいたときの環境と近いといわれており、赤ちゃんに安心感を与えられるのです。

「シー」という声を聞かせてみる

泣き止まない新生児に対して、「シー」という声を聞かせてみるのもおすすめです。

「シー」とささやく音は、赤ちゃんがお腹の中にいたときに聞いていた血管の音に近いとされています。

「シー」という音を聞いて安心し、泣き止む新生児は少なくありません。

ビニールや掃除機の音を聞かせてみる

自宅で気軽に用意できるアイテムとして、ビニールや掃除機の音を聞かせてみるのもおすすめです。

ビニールをクシュクシュとするときに出る音や掃除機の音は、お腹の中で聞いていた音に似ているといわれています。

参考:厚生労働省「広報啓発DVD(赤ちゃんが泣きやまない~泣きへの対処と理解のために~)」

参考:厚生労働省「赤ちゃんが泣きやまない:泣きへの理解と対処のために」

新生児が泣き止まないとき放置しても大丈夫?

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新生児が泣き止まなくてつらいと感じる、イライラしてしまう場合は、一度赤ちゃんから離れてみましょう。

好きな音楽を聴いたり友達と電話したりして、気持ちをリフレッシュさせることはとても大切です。

ただし、赤ちゃんから離れる際は安全を確保し、長時間一人ぼっちにさせないようにしてください。

戻ったら赤ちゃんに声をかけたり、抱っこしたりしてしっかりコミュニケーションをとりましょう。

参考:厚生労働省「広報啓発DVD(赤ちゃんが泣きやまない~泣きへの対処と理解のために~)」

参考:厚生労働省「赤ちゃんが泣きやまない:泣きへの理解と対処のために」

心配な場合は、医療機関を受診してみよう

新生児が泣くのは自然なことなので、基本的には過度に心配する必要はありません。

しかし、新生児がなかなか泣き止まず心配だったり、高熱を出していたりする場合は、医療機関を受診するよう厚生労働省が呼びかけています。

何か心配なことがあれば、かかりつけの病院や助産院などに気軽に相談しましょう。

参考:厚生労働省「赤ちゃんが泣きやまない:泣きへの理解と対処のために」

まとめ

今回は、新生児が泣き止まないときに考えられる原因や、泣き止んでもらうために試したいことなどについてご紹介しました。

生後2~3週頃は魔の3週目と呼ばれ、新生児が泣き止まなくなることがあります。

ミルクがほしいのか、おむつを替えてほしいのかなどを確認しながら、赤ちゃんと上手に向き合っていきましょう。

※ この記事は2024年11月24日に再公開された記事です。

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