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公開 2023年09月28日  

新生児が起きないのは普通?いつ授乳すればいいの?起こし方・注意点もご紹介

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新生児が寝てからなかなか起きないと、心配になりますよね。新生児が起きない場合、基本的に気にする必要はありませんが、授乳やおむつ交換などの適切なタイミングで起こすと良いでしょう。今回は、新生児の睡眠リズムや起こすタイミング、起こし方のポイントなどについてご紹介します。新生児がなかなか起きなくて不安に感じているパパママは、ぜひ参考にしてみてください。


新生児が寝てばかりで起きないけど大丈夫?

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新生児が1日中寝てばかりでなかなか起きず、心配になっているパパママもいるのではないでしょうか。

赤ちゃんは寝るのが仕事といわれるように、新生児にとって睡眠はとても大切な時間です。

ここからは、新生児の睡眠量や睡眠の質についてご紹介します。

新生児の睡眠は1日16時間以上

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参考:厚生労働省「未就学児の睡眠指針」(4.年齢毎の睡眠の特徴)


新生児は、1日あたり16時間以上眠って過ごすといわれています。

昼夜の区別はなく、おっぱいやミルクを飲むとき、排せつのとき以外はほとんど眠っているのが一般的です。

年齢とともにだんだん睡眠時間は少なくなり、幼児から小学生で、1日9~11時間前後の睡眠になります。

10代後半からは、睡眠時間が急速に減少するのが特徴です。

また成長に伴って、昼夜のリズムも次第に身についていきます。

年齢とともに昼寝の回数や時間が減少し、3~6歳頃には昼寝をとらなくなるでしょう。

10代後半からは起床時間が遅くなり、睡眠相が後退する傾向にあります。

このように、新生児のときは1日の大半を寝て過ごすのが一般的で、成長とともに睡眠時間は自然に短くなっていきます。

赤ちゃんが寝すぎていると感じても、立派な成長の証と捉えて温かく見守りましょう。

睡眠時間の約半分は「レム睡眠」


新生児の睡眠時間の約半分は、レム睡眠だといわれています。

レム睡眠とは、体は休息した状態でも脳は活発に活動しており、記憶の整理などを行っている浅い睡眠のことです。

入眠時のまどろんだ状態のときや、浅いレム睡眠のときには、口角が上がってほほえむ自発的微笑・生理的微笑が見られることもあります。

赤ちゃんが成長するにつれて、レム睡眠の時間は徐々に減少していきます。

3~6歳頃には、レム睡眠とノンレム睡眠のくり返しが、成人と同じ90分サイクルで定着していくでしょう。

参考:厚生労働省「未就学児の睡眠指針」

新生児がずっと寝ている場合、起こすタイミングはいつ?

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新生児がずっと寝ていて起きない場合、どのタイミングで起こせばいいのか迷ってしまいますよね。

ここからは、赤ちゃんを起こすタイミングの目安についてご紹介します。

おむつ替えのとき


おむつ替えのタイミングで、一度赤ちゃんを起こしてみると良いでしょう。

このときおむつの状態を確認し、きちんとおしっこできているかを見てあげてください。

もし赤ちゃんが長時間おしっこをしていない場合、体内に水分が足りておらず、おしっことして排出されなかった老廃物が溜まってしまう恐れがあります。

脱水症状や体調不良になっている可能性もあり、そのような状態で長時間眠っているのは望ましくありません。

脱水症状を防ぐためにも、赤ちゃんを優しく起こしておむつの状態をこまめに確認し、適度に水分補給をしてあげましょう。


前の授乳から時間があいているとき


新生児の授乳量には個人差があるため、授乳間隔を一概にはいえませんが、いつもより授乳間隔があいていると感じたら起こしてみると良いでしょう。

新生児は一度に多くのミルクや母乳を飲めないので、あまりにも授乳間隔があきすぎると、脱水につながる恐れがあります。

さらに、赤ちゃんは大人よりも新陳代謝が活発に行われるため、汗をよくかきます。

そのため、こまめに水分補給を行わないと、脱水を引き起こしやすいとされているのです。

前の授乳から長い時間起きない場合は、一度赤ちゃんを起こして授乳してあげましょう。


よく寝る新生児の起こし方・ポイント

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新生児がなかなか起きない場合、強く揺らしたり叩いたりして起こすのはやめましょう。

ここからは、新生児が起きないときの起こし方のポイントについてご紹介します。

優しく声をかけてみる


赤ちゃんを起こす際は、近くで優しく声をかけましょう。

「〇〇ちゃん」と赤ちゃんの名前を呼んだり、「そろそろミルクの時間だよ」と声かけをしたりするのがおすすめです。

このとき赤ちゃんをびっくりさせないように、ささやくような声で優しく話しかけましょう。

顔や体に触れてみる


新生児の顔や体に優しく触れて、目が覚めるよう促すのもおすすめです。

とくに足の裏をさすると、赤ちゃんが自然に起きやすい傾向にあります。

足の裏以外にも、顎の下や首、お腹やわき腹をくすぐるなどして起こすのも良いでしょう。

掛けている布団や毛布を動かしてみる


新生児に布団を掛けて寝かせている場合、掛けている布団や毛布を動かしたり、1枚ずつ剥がしてみたりするのもおすすめです。

ただし、このとき、布団を剥がして寒くなりすぎないように注意しましょう。

窓をあけてみる


赤ちゃんが寝ている部屋の窓や扉をあけて、外の空気を取り入れてみるのも良いでしょう。

外からの風や音を感じ取って、赤ちゃんが起きてくれるかもしれません。

ただし、窓をあけて部屋の中が暑くなったり、反対に寒くなったりしないように気をつけましょう。

また赤ちゃんを朝起こす際には、部屋のカーテンをあけて、太陽の光をたっぷり取り入れることも心がけてください。

こうすることで、赤ちゃんの体内時計が徐々に整い、昼夜の区別が定着しやすくなります。

新生児がぐっすり寝ているときの注意点

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新生児がぐっすり寝ているとき、赤ちゃんを放置するのではなく、様子をこまめに確認しましょう。

とくに赤ちゃんは体温調節機能が未発達であるため、部屋の温度・湿度が適切か、新生児の体温が高すぎたり低すぎたりしないかなどをチェックすることが大切です。

また、1歳になるまでに注意したい代表的な病気として「乳幼児突然死症候群(SIDS)」が挙げられます。

乳幼児突然死症候群とは、赤ちゃんが睡眠中に突然亡くなってしまう原因不明の疾患のことです。

厚生労働省のデータによると、令和元年に78名の乳幼児が乳幼児突然死症候群で死亡しており、乳児期の死亡原因の第4位にのぼっています。

乳幼児突然死症候群の予防法は未だ確立されていませんが、以下のような行動を心がけることで、発症率が低くなると報告されています。

・赤ちゃんを寝かせるときは仰向けにする
・できるだけ母乳で育てる
・妊娠中から禁煙する

赤ちゃんが寝すぎることで乳幼児突然死症候群のリスクが高くなったり、低くなったりするというデータはありません。

しかしこの病気の存在について理解し、ぐっすり寝ているときに仰向けにするなど、日頃の行動を意識することは大切です。

参考:厚生労働省「乳幼児突然死症候群(SIDS)について」

参考:内閣府大臣官房政府広報室「赤ちゃんの原因不明の突然死「SIDS」の発症リスクを低くする3つのポイント」

まとめ


今回は、新生児の睡眠リズムや起こすタイミング、起こし方のポイントなどについてご紹介しました。

新生児は1日の大半を眠って過ごすため、たくさん寝ていると感じても心配しすぎる必要はありません。

ただし、授乳間隔のあきすぎや脱水症状などの心配がある場合は、優しく起こして適切なお世話をしてあげましょう。


※ この記事は2024年11月28日に再公開された記事です。

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