子どもを持つ親、親族に子どもがいる人316人を対象に行われた「小学校教育に関する意識調査」の結果によると、「金融教育」や「メタバースの活用」への関心が強いことががわかりました。
メタバースとは、インターネット上につくられた仮想空間のこと。イベントや会議などで活用されています。
「2023年の1学期、教育ワードで特に印象に残っている取り組み」を聞くと、1位は「金融教育」(196人)で、2位は「メタバースの活用」(150人)でした。
印象に残ったと感じる理由の上位には、「ニュースで話題になるから」(164人)や「最先端の教育として興味があるから」(153人)、「身近に感じることが多いから」(147人)などがランクインしています。
保護者は最先端の教育についてニュースを通じて知ったり、興味を持ったりしているようですね!
「教育業界の取り組みの中で2023年の1学期、特に効果を感じたのは何か」を聞くと、1位は「デジタル教科書やメタバースなどのICT教育の強化」(170人)で、過半数を占めました。2位は、「金融教育の強化」(140人)、3位は「キャリア教育」(117人)でした。
小学校ではタブレットを使って授業を行うほか、2020年度からはプログラミングが必修科目となっています。お子さんたちがデバイスを使い慣れた、考える習慣が身についてきた、と保護者が感じていることがうかがえます。
「新学期の教育において、子どもに挑戦させたい・してほしいこと」については、「金融教育に通じるお小遣いの管理や投資体験」(199人)が最多回答で、「キャリア教育に通じる体験や習い事」(148人)、「生成AIやメタバースなど新技術に触れる体験」(144人)が続きました。
金融教育もキャリア教育も、人生を自立して生きるために必要な学びです。最新のテクノロジーにもはやくから触れ、活用できるようにしてほしいと思う保護者が多いことがわかります。
参考:
株式会社イー・ラーニング研究所「2023年1学期の教育の振り返りと新学期の学習についての意識調査」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000220.000013831.html