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公開 2023年12月21日  

【家事と育児の分担】夫婦で満足度にギャップ。女性の約半数は「夫の家事・育児に不満」

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家事と育児の分担をめぐり、夫婦がすれ違いやすいもの。どうすれば良いのでしょうか。


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東京都は今年11月、「令和5年度 男性の家事・育児実態調査」の結果を発表しました。

同調査の目的は、未就学児の子を持つ夫婦等の家事・育児分担に関する実態や男性の家事・育児状況について調査し、今後の施策の参考とすること。

都内在住の男女5000人が回答しました。


「家事・育児をしても感謝されない」


「夫婦間における家事・育児分担に満足していますか?」を質問すると、男性の78.3%が「満足」と回答しました。対して女性の52.1%は「夫の家事、育児」に不満」と回答しており、夫婦間でギャップが見られます。

「配偶者に対する不満」に質問すると、夫の最多回答は「特に不満はない」(47.0%)だったのに対して、妻の最多回答は「自分が言わないと、家事・育児をしてくれない」(37.7%)でした。また、「家事・育児をしても、感謝されず、何も反応してもらえない」(29.3%)といった回答もありました。

女性は「妻がやるのが当たり前」という環境に不満を感じていることがわかります。

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夫婦それぞれの「こうしてほしい」こと


男性、女性双方から寄せられた不満をご紹介します。

■女性の意見

「言われる前に率先して家事・育児に取り組んでほしい」
「土日は夫も仕事が休みなのに、家事が私任せなのが不満。家事はやってもらって当然だと思っている」
「感謝の気持ちを言葉で伝えてほしい」

■男性の意見

「精一杯やっているつもりであるが、いつも叱られる」
「やり方が違うと文句を言われ、やり直しさせられる。こちらが文句を言うと喧嘩になるから言えない」
「家事を抱え込んで機嫌が悪くなり、当たられることがある。そうなるくらいなら、こちらに家事を振ってほしい」

専門家からは、「ダメだとあきらめるのではなく、やってほしいことは、口に出して言うのが一番です!」や「指示を出してほしいというのではなく、「次に何をすべきか」を考えられるようになるといいですね」とアドバイスをしています。

お互いが感謝の気持ちを伝える


「夫婦間における家事・育児分担の満足度を上げるために重要だと思うことは何ですか?」を聞くと、男女ともに「夫婦でよく話し合い、協力する」と「お互いが感謝の気持ちを伝える」ことが重要だと回答しました。

しかし、「夫婦で十分なコミュニケーションが取れている」の回答率は、男女ともに約半数にとどまっています。

夫婦がコミュニケーションを取り、ありがとうの気持ちを伝えることが大切であることがわかります。

参考:
東京都「令和5年度 男性の家事・育児実態調査結果」
https://www.seikatubunka.metro.tokyo.lg.jp/danjo/wlb_top/files/0000002321/jittaichosa2023report.pdf

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