日本でも増加中？既婚カップルの「バウリニューアル」って何？

皆さん、“バウリニューアル”ってご存知ですか？　何でも、既婚のカップルが結婚の誓い（vow）を新たにする（renewal）もので、近年話題のセレモニーとのこと。欧米の文化で、夫婦が結婚記念日などの節目に行うそうです。

日本では聞きなじみがない習慣のため、行った人、参列した人は多くないかもしれません。結婚式場やチャペルで少人数向けの結婚式プランをもとに行ったり、専用プランがある海外のリゾート地などで催したりします。

株式会社リクルートが発行する結婚情報誌『ゼクシィ』2月号（2023年12月22日（金）発売 ※一部地域を除く）では、名倉 潤さん、渡辺 満里奈さんのバウリニューアルの様子がレポートされています。どのような内容なのでしょうか？

セレモニーといえば、やはり記念撮影。結婚18年目というおふたりは、結婚式の写真と同じポーズで写真撮影を行いました。

満里奈さんは「式の日の一番最初が撮影で、顔もこわばっている時にこのポーズで和ませてくれたんです」と名倉さんの思いやりに感謝のコメント。

この結婚式の写真は今も自宅リビングに飾っているそうです。その隣に新たな1枚が追加されるのは素敵ですね！

当日は名倉さんがお花を選んでプレゼントしたり、お互いの気持ちを手紙にしてもらったりと、バウリニューアルを通じておふたりの絆を再確認してもらいました。

手紙には名倉さんが「これからも笑顔で過ごせるよう楽しく生きていこうね」、満里奈さんは「健康には気を付けて、穏やかな毎日を送りましょう」と書き、笑顔で交換。日常的に思いやりを伝えあっているカップルでも、手紙で想いを伝える経験は格別ですね。

そんなおふたりの夫婦円満の秘訣は、「普通に過ごしているだけ」とシンプルな回答。ただ、最初から今のような関係ではなかったそうで、満里奈さんは若いとき、本音を伝えるのが苦手でケンカになると黙ってしまっていたそう。

そんなとき、名倉さんから「黙ってしまうと前に進まないから、ちゃんと話をしようよ」と言われたことがきっかけで自身の行動を改めたそうです。

「今ではきっと面倒くさいな、うるさいなと思っていると思う」と冗談交じりに話す満里奈さんに、名倉さんは「そんなことないよ。一緒に暮らしていても、相手の気持ちがいまだに分からないところもある。お互いの性格、感情をすり合わせることが必要で、だから話をするんです」とすてきなお返事。

おふたりが「普通に過ごしているだけ」と語った内容ですが、これこそが秘訣なのでは、と思えるお話でした。

おふたりのやりとりから、お互いへの思いやりや尊敬が伝わってきます。

「話をする」という一見当たり前のように思えることですが、それがいかに大切なことなのかを体現され続けている関係性に心が温まりました。

普段の生活の中で改めて気持ちを伝え合う、というタイミングはなかなか少ないもの。

だからこそ、“バウリニューアル”という1つの節目は、パートナーとの絆を再確認できるいいきっかけになりそうですね。

参考：
結婚情報誌『ゼクシィ』2月号（2023年12月22日（金）発売 ※一部地域を除く）より
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002341.000011414.html