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公開 2024年01月25日  

いよいよ3人乗り自転車の卒業のとき?でもまだ処分できない母の気持ち

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我が家には小学校5年生の男女の双子がいるのですが…双子と一緒に乗っていた3人乗り自転車の処分の時期に悩んでいます。


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子育ての相棒


我が家には小学校5年生の男女の双子がいます。

先日、息子と駐輪場を歩いていると「もうこの自転車ボロボロだね。そろそろ新しいのにしたら?」と言われました。

視線の先には、私の愛車の3人乗り自転車。

たしかに…。私の自転車はいつの間にか色も褪せ、見るからにボロボロです。

そろそろ新しい自転車に買い替えても良いのかもしれない。せめて幼児用座席(子乗せ)をカゴに付け替えてもいいのかもしれません。

とうに双子を乗せることができなくなり、今や買い出しでトイレットペーパー置き場と化した後ろ子乗せを眺めながら、「でも、まだ処分する気になれないんだよな〜」と思いました。

初めての3人乗り自転車

私が3人乗り自転車を買ったのは、双子が2歳のときでした。

これからプレ幼稚園に通おうというとき、「少し遠い幼稚園へ双子ベビーカーで登園するのは難しい」と思っていたら、夫の母が電動自転車をプレゼントしてくれることになったのです。

街で前後に子どもを乗せた自転車を運転するお父さんやお母さんを見るたびに、すごいな〜と思いつつ、さぞ運転するのは怖いだろうなと思っていました。

でも、自転車があれば行動範囲が広がるだろう。ということで、2歳の双子を連れて自転車屋さんに行ってみました。

いざ、双子を前後に乗せて試乗をしてみると、想像以上にバランスがとれずグラグラで、双子を乗せて運転するなんて怖すぎる…と思ったのですが。

そうは言っても、移動手段としては自転車がほしい。せっかくプレゼントしてくれると言われているし、自転車を購入することにしました!

その日、おっかなびっくり息子を前に乗せ、娘を後ろに乗せて自宅まで自転車に乗って帰ったことを今でも覚えています。

双子育児の記憶があまりない中で、息子のヘルメット越しに見た景色を今でも鮮明に覚えているので、とても印象的な出来事だったんだと思います。

自転車で広がった世界


ドキドキしながらも自転車に乗るようになると、私たち親子の世界は格段に広がりました。

双子ベビーカーでは行きづらかった場所も、自転車では行ける。

車を運転しない私にとって、双子を連れて行動できる範囲がぐーんと広がったことは言うまでもありません。

いままでは行きづらかった少し遠いスーパーでも、帰り道も自転車で帰れると思えば外出ハードルが下がります。

プレ幼稚園でお友達になったみんなと一緒に、幼稚園帰りに公園に行く。
公園の自転車置き場に、三人乗り自転車を並べて、みんなと一緒に遊ぶ。

そんなことができるようになって、なんだかすごく普通の子育てをしている気持ちになりました。それまではどうしても、双子ベビーカーでの移動にマイノリティな気持ちがあったんだと思います。

双子たちの成長と共に、自転車によって知らなかった世界を知ることができました。

3人乗り自転車にも慣れ、友達も増えてきた矢先、私たち家族は夫の転勤によって、引っ越しをすることになりました。

泣きじゃくる息子を子乗せに押し込む日々

新しい街で、当時3歳になった双子たちは保育園に通うことになりました。
なれない保育園生活がスタートし、当然のように登園渋りもスタート。

特に息子は、毎朝泣いて泣いて大変でした。でも保育園に行ってもらわないわけには行かない。心を鬼にして息子を前子乗せに座らせ、後ろには娘を乗せて保育園へ通いました。

あの時、自転車がなければ私は心が折れていたと思います。
二人を連れて保育園に行くことはできなかった。それぐらい自転車はなくてはならない存在でした。

毎朝の自転車登園にも慣れて来たころ、ゴールデンタイムは終りを迎えます。

前子乗せは1歳〜4歳未満、後子乗せは1歳〜6歳未満(※現在は法律が変わり小学校入学まで)しか乗せることができないため、3人乗り卒業の時が訪れたのです。

双子家庭にとって、3人乗り自転車に親子で一緒に乗れる時間はとても短いのです。

どちらか一人だけなら、後ろに乗せることもできるのですが、我が家では、一人が乗れなくなったので二人とも乗らない。ということになり、保育園の送迎は徒歩コースになりました。

双子の一人だけと過ごす特別な時間


双子と3人で自転車に乗ることはできなくなってしまいましたが、その後は一人を連れて出かけるときに大活躍でした。

それまで、後ろ子乗せは娘の定位置と決まっていたので、息子と一緒に出かけようとすると「え…自転車乗るの?もしかして私の席使うの?」とひと悶着もありつつ。

主に行き先は病院でしたが、その移動時間に双子の片方とだけ会話するのはとてもレアな時間でした。

今までは3人で前後で話していたのに、今は後ろからの声しか聞こえない。自転車を通して子どもの成長を感じました。

そうこうしているうちに、双子たちは自分で自転車に乗れるようになり、私の3人乗り自転車は、スーパーの買い出しの荷物置きとなっていったのです。

そろそろお別れの時期なのか


3人乗り自転車を買って10年。そりゃ、ボロボロになるはずです。

最近は、電池の消耗も激しく、そろそろ本当に買い替えの時期なのかもしれません。

試しに「3人乗り自転車 耐用年数」と調べてみると、電動自転車の一般的な寿命は7〜10年です。とのこと。

3人で乗れる期間は少なかったけれど、我が家の自転車は十分役目を果たした感じがします。
そうは思いながらも、この自転車には双子との思い出が詰まっているので、今はまだ処分はできそうにありません。

ボロボロになってしまったけれど、もう少しこの自転車と暮らしていこうと思っています。

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