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公開 2015年08月22日  

怒りのピークは6秒!子どもにイライラした時に冷静になるアンガーマネジメント

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子どもにイライラ、夫にイライラ、妻にイライラ、仕事にイライラ・・・。毎日の生活のなかで怒りの感情はつきものです。怒りは「喜怒哀楽」のひとつ。人間にとってごくごく自然な感情。怒ってもいいんです。ただし、怒っても怒らなくても「後悔しない」ことが大切。大切な家族へ怒りをぶつけて後悔しないために、アンガーマネジメントを生活へ活かす方法をお伝えします。


アンガーマネジメントとは?

子どもへ対して「ああ、また感情的に怒りすぎてしまった」と後悔した経験はありませんか?逆に「なんであのときに怒らなかったのだろう?」と怒れず後悔した経験はありませんか?



アンガーマネジメントは、怒る必要のあることは上手に怒れ、怒る必要のないことは怒らないようになるための心理トレーニングです。決して、怒らなくなることではありません。

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怒りのピークは「6秒」

怒りのピークは「6秒」といわれています。この6秒間は冷静な判断ができません。



もしこの6秒間になにか言ったり行動を起こしたりすれば、あなた自身後悔することになるでしょう。子どもに対しては、ただ強い感情をぶつけるだけになってしまいます。では、怒りのピークの6秒をどのように過ごせばよいのでしょうか?

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6秒を待つためにすること

6秒間は頭の中が怒りでいっぱいです。そのことを考えれば考えるほど冷静にはなれなくなってしまいます。そこでオススメする方法が『怒りの温度づけ』です。



まったく怒ってない穏やかな状態を0℃、人生最大の怒りを10℃とします。毎日生活する中で腹が立ったとき「今のイライラは何℃かな?」と頭の中で考えます。頭の中で考えているうちに、怒りのピークの6秒はあっという間に過ぎ去り、冷静な判断ができます。



さらに、毎回温度づけをしていると「あっ、このイライラってこないだも子どもへ怒ったときと同じだわ。あのとき6℃だったけど、よく考えるとそんなに腹を立てるほどじゃないかも。だから3℃かな?」というように、怒りを客観的に見ることができるようになります。

怒りを客観的に見られるようになれば、自分のイライラや怒りのパターンに気づくことができるようになってきます。そうなれば、怒る必要のないことで子どもへ感情をぶつけることも減ってくるわけです。



子どもへも夫へも、さらには仕事でも、腹が立ったらまず『6秒待つ』ことを心がけてみましょう。そのためにも、『怒りの温度づけ』をぜひやってみてください。



私たちは『喜怒哀楽』の『怒』以外の表現は知っていますし、誰もが表現できます。ところが『怒り』の表現の方法や扱い方については、実はだれもよくわからず自分独自の方法で表現しているのです。だから『怒り』の感情で人を傷つけたり、自己嫌悪になったり、後悔することになってしまうわけです。アンガーマネジメントを学ぶと『怒り』の扱い方を理解できます。

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子育てパパママ向けアンガーマネジメント講座で講演中のいなっち

こんな立派なことを書いている私も実は、怒りっぽい性格でアンガーマネジメントを学ぶまでは、しょっちゅうイライラを子どもや妻へぶつけていました。しかし今では妻から「あなたって本当に変わったよね」と笑顔で言われるようになりました。



もっと早く知っておけばと今更ながら思います。そこで今後は読者の皆様へ、アンガーマネジメントの手法や考え方などをお伝えして、笑顔あふれる子育てや家庭生活のお手伝いができればと考えています。今後も末永くご覧頂けますようよろしくお願いします。

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