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公開 2015年08月27日  

【体験談】子どもの「不同視弱視」はどうサポートすればいい?

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我が子は「不同視弱視」と診断されました。家庭でどのようにサポートすればいいの?心構えは?実際に我が子をサポートした経験から、弱視との付き合い方をお伝えします。


弱視の中でも気づきにくい「不同視弱視」

弱視にもいろんな原因とタイプがありますが、今回は実際に我が子をサポートした経験から、「不同視弱視」についてお話したいと思います。

不同視弱視の多くは遠視で、実はよく見えていて日常生活には困らない場合がほとんどです。

普段の様子ではなかなか気づかれません。

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日常生活で気づきにくいのが不同視弱視

治療歴6年の娘の場合

当家のムスメは不同視弱視で治療歴6年ですが、定期検診でもムスメの場合は、「異常なし」でずっと検査を通り抜けていました。実際には近距離(50センチ以下など)にピントを合わせづらい、などの症状がありますが、わかりづらく当家の場合、最初の気づきは「テレビを見るときに、どんどん画面に近寄る」癖でした。



遠視ならば、近くに寄らないんじゃ?と思いますが、よりよく見ようとすると近くに寄っていくのは人の習性のようで、近くに寄っていく→より見えなくなる→さらに近くに寄る、の繰り返し。テレビに没頭した際の、あまりの視聴距離の近さに気がついたのがはじめでした。



こうした癖は一見わかりやすそうですが、子どもは常にあちらこちらに興味を持ち、テレビを観るときも動きながら場所(距離)を変えて観たりするので、この「にじり寄り行動」も意外に分かりにくく、私も振り返ってみて「そういえばもっと前から…」と再確認した感じです。



不同視弱視だけでなく、すべての弱視は小学校入学(もしくは8歳)までに治療を始めると、効果が得やすいと言われています。また、左右の目の屈折度が違うため、本人は無意識にピントを合わせやすい方の目に頼り、モノを見ています。つまり、片目を酷使しやすい状態です。



親としては早めに気づいてあげたいものですが、小学生になる入学前検診で異常に気がつくことが多いのも不同視弱視の特徴です。

不同視弱視の治療に親ができることとは

まず、我が家は専門医にかかりました。

我が子の経験から治療方針については、眼科医としっかりと話し合い、子どものスケジュールや性格を考慮して決めるのが大事だと感じました。

治療にについては、点眼薬の他に、「アイパッチ」という良い方の目を塞いで反対の目を強制的に使わせる治療法があり、我が家でもこの治療法を経験しました。

ですが、これは「眼帯+眼鏡」的な風貌で周りからも注目を浴びやすく、子どもが治療を嫌がる原因ともなりかねません。


我が家ではいくつかの対策として、

・アイパッチの装着時間を、家にいる時間に限定してもらう

・春休みや夏休みなど、長期休みの時期にアイパッチを行うよう相談する

・アイパッチの上に黒いカバーをつけるなどして、海賊のキャラクター風にアレンジ、コスプレとして子どもに楽しませる


などの対応をしました。

いずれも、子どもの性格などを考慮して対応します。楽しく治療を続けるためにも、治療の方向性を担当医とじっくり話し合うのがポイントです。


また、これから長きに渡りお世話になる眼鏡店は、できたら弱視治療用眼鏡を常備している店にします。

当然のことながら、眼鏡は(取り扱いの雑さも含めて!)何度も壊れる可能性があります。そんな時にもすぐに対応してくれるお店があると、親としては心強いものです。ちなみに、ムスメの場合は過去6年間で5回、眼鏡を破壊しました…!

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治療用眼鏡は保険適用です

弱視矯正用眼鏡は全額負担してもらえる

最後に、弱視矯正用眼鏡は療養費補助対象となります。

我が家の場合は眼科で出された「治療用眼鏡等作成指示書」と眼鏡店の領収書を、各健康保険組合の窓口に提出すれば、全額負担してもらえました。

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