子どもの野菜ギライを克服!野菜ギライを克服した5つの秘訣とは?
9,049 View離乳食の時は順調だったのに、2歳頃には味覚も育ち緑色の野菜見ただけで「いらな~い」と言われ、どうにか食べてもらおうと色々工夫しても失敗。せっかく栄養を考えて料理を作ったのに食べてもらえないなんて・・・悲しいですよね。私の息子も野菜嫌いですが、少しずつ食べられるようになったんです!息子に効果のあった5つの方法をご紹介します。
どうして野菜嫌いになるの?
離乳食では順調だったのに、幼児食になってから野菜を食べなくなった場合が多いようです。理由としては「味覚が発達したから」です。味覚には【甘味・塩味・旨味・苦味・酸味】の「五味」と呼ばれるものがあります。人間の本能で甘味は好まれ、苦味は毒、酸味は腐敗を感じてしまいます。
野菜はピーマンの苦みやトマトの酸味など本能で嫌う味が多いので、嫌いになってしまう子が多いのです。成長と共に味覚も変化していき、大人は野菜の苦みや酸味を「おいしい」と感じるようになります。
苦手な野菜は「ほうれん草やピーマン・トマトや茄子・人参」が多く、好きな野菜は「とうもろこし・じゃがいも・かぼちゃ・さつまいも」など甘味がある食材が多いようです。
私には4歳の息子がいます。この子の上にお姉ちゃんが2人います。同じように育てているのに息子だけ野菜嫌いに育ってしまいました・・・。2歳頃から好き嫌いが激しくなり、最近やっと食べられるものが増えてきました。
今までは、何をどうしても食べてくれなかったので、好き嫌いを克服することよりも栄養を摂らせようと細かく刻んで混ぜたり、グリーンスムージーを作ったり、蒸しパンやパンケーキに野菜を混ぜたりしていました。
4歳になり、急に食べる意欲が出てきたのか、頑張って食べる姿が見られるようになりました。それでも苦手なものは「食べない・時間がかかる」。そんな時に息子に試して効果があった、好き嫌いが改善されたポイントを紹介します。
【ポイント1】大人や兄弟と一緒に食べる
近年、子どもだけで食べる「孤食」が問題となっています。ママが側にいても、茶碗洗いをしていたり一緒に座って食べていないと「孤食」になります。
食べる意欲を出すには、必ず誰かと一緒に食べるようにしてください。楽しい会話をしながら食べると、いつもの料理がもっとおいしく感じられます。そして、苦手な野菜はパパやママ、お兄ちゃんやお姉ちゃんに協力しもらいます!
方法は簡単!大げさなぐらいのリアクションで「おいしい~!」と言って食べてもらいましょう!
保育園や幼稚園では食べるのに、家では食べない・・・ってことありませんか?これは、お友達が食べている様子を見て「自分もたべられるかもしれない!」と頑張って食べるからなんです。うちも2人のお姉ちゃんに女優になってもらい(笑)食べられる野菜を増やしました。
そして、一番効果があったのは【カウントダウン】という方法。全員で野菜をお箸やスプーンに取り用意します。そして「3・2・1」で全員食べます。条件反射なのか!?ほぼ強制的に口に入ります。
苦手な野菜を食べられたら、思いっきり褒めてあげてくださいね。パパやおばあちゃんにも報告してママ以外の大人に褒めてもらうと、もっと自信がつきますよ。
【ポイント2】野菜の絵本を読み聞かせる
「食」に興味を持たせるのは大事なこと。1~2歳に効果がある方法は「絵本の読み聞かせ」です。子どもは絵本が大好きですよね!野菜のお話の絵本は沢山あります。
読み聞かせがきっかけで、息子と図書館へ行くようになりました。自分で好きな絵本を選ぶのも楽しいようで図書館が大好きになりました。
息子は「あ~!これ絵本に出てきた野菜だね!」と嬉しそうに話をしながら、頑張って一口食べてくれました。食べた時は、お姉ちゃん達にも「えらいね~!」と褒めてもらい嬉しそうな顔をしていました。食べたのは一口だけでしたが、パパにも「今日、頑張って食べたんだよ!」と自信満々に報告していました。一口食べられた経験が自信に繋がります。
【ポイント3】好きな食べ物と組み合わせる
「ハンバーグにピーマンなどを細かく切って入れて、わからないようにしている」というママも多いのではないでしょうか?この方法は、好き嫌いの克服にはなりませんが栄養を摂らせることが目的なら効果があります。
好き嫌いを克服させたいなら「コレが入っている」と見てわかるようにします。例えば、シチューに白菜やほうれん草を入れる。麻婆豆腐に挽肉+豆腐+にら。カレーに茄子・ズッキーニ・かぼちゃなど。うどんの具に色々入れるのもいいですね。オムレツも野菜と合うメニューなのでオススメです。
息子がよく食べたのは「ミルク煮」です。冷蔵庫整理に、5種類ぐらいの野菜とベーコンをホワイトソースで煮込んだだけの簡単料理ですが、ビックリするほど食べました!調理のコツは「全ての野菜は水から煮ること」。弱火でじっくり煮込むと野菜の旨味が出て食べやすくなりますよ。
【ポイント4】お手伝いをさせる
「食」に興味を持たせる方法として、「お手伝い」も効果的です。2歳になるとできるお手伝いがグッと増えます。「野菜を洗う・レタスをちぎる・サラダの盛り付けを一緒にやる・ピーマンのヘタを取る」など。自分で作ったものは「食べてみよう」という気持ちになり、一段とおいしく感じます。
一緒に作りながら「どうしてピーマン嫌いなの?」と聞くと「苦いから・・・」という息子。「うん、苦いよね・・・でも、フライパンで炒めると甘くなるんだよ!」というと「え~!?」と言いいながら出来立ての『ピーマンとしらすの炒め物』をつまみ食いさせました。すると「おいしい!」とパクパク食べたんです!作っている様子を見ていたのも効果があるのかな?と思います。
また、一緒に買い物に行って「どの人参がおいしいと思う?」と聞いて、お子さんに選んでもうらうのもオススメの方法です。野菜の名前も覚えるし、自分で選んだ野菜を使って料理をして「今日選んでくれた人参だよ~おいしいよ!」と声をかけてあげると、一口食べるはずです。
【ポイント5】「さすが〇歳!」と褒める
息子が3歳になった時「3歳だから自分でできる」など「3歳だから」という言葉をよく使うようになりました。私もそれを利用して「3歳だから食べられるよね!?」というと、嫌な顔をしながらも一口食べるようになりました。
今は「4歳だから食べられるよね!?」と言うと「う~ん、5歳になったら食べようかな」と言う時もありますが(笑)頑張って食べる日が増えています。野菜をモリモリ食べるようになるにはまだまだですが、ほとんどの野菜を一口でも食べることに成功しています。
一口でも食べたら「さすが4歳!やっぱり4歳になるとちゃんと食べられるようになるんだね~ママビックリした!偉いね~!」と大袈裟に褒めてあげます。
いつか食べるようになるので焦らないで!
息子は2歳~4歳まで、ほとんど野菜を食べませんでした。食べるのはカレーライスの具と、お味噌汁の具。柔らかく煮たものが好きだったようです。生野菜は手をつけなかったのでトマト・千切りキャベツは今も苦戦します。
千切りキャベツは包丁で切った太目の千切りは苦手でも、スライサーで細く切った千切りキャベツは食べる時もあるんです!私の調理技術の問題ですね・・・(笑)
今は、保育園で育てているミニトマトをきっかけに、ミニトマトだけ食べられるようになりました。我が家の畑のミニトマトは食べてくれませんが、保育園で食べると食べるそうです・・・。息子の場合、食べられない野菜が多すぎて、食べられるようになるまで2年もかかりましたが、いつか食べるようになる日がきます。
私は小学校の給食を残さず食べて欲しいので、好き嫌いを克服する目標は年長まで!と決めています。息子は、あと1年あります。1年もあれば大きいトマトも食べられるようになるはず!一緒に根気よくがんばりましょう!
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