子どもが成長するとともに「家で留守番をさせるようになった」という家庭も多いと思います。
特に、小学校へ上がるタイミングでママが復職し共働きになるケースはよくありますが、留守番中に病気やケガをしていないか、不審者が家に来ていないかなど不安は尽きませんよね。
また子ども視点で考えても、初めて親と離れて過ごすことに不安を感じることもあるでしょう。
コクヨ株式会社は、入学や進級などにより初めての留守番を経験する子どもが多くなる新生活シーズンを前に、子どもの留守番に関するアンケート調査を実施。
親目線からの不安だけでなく、子どもの正直な思いが明らかになるなど、留守番にまつわるさまざまな実態が判明したようなので、早速見ていきましょう。
<調査概要>
【調査名】お子さまとのコミュニケーションや見守りについてのアンケート
【調査期間】2024年1月15日
【調査主体】コクヨ株式会社
【調査対象】25歳以上
【有効回答件数】1000件
【調査名】お子さまのお留守番に関するアンケート
【調査期間】2023年9月4日~9月5日
【調査主体】コクヨ株式会社
【調査対象】中学生以下の子を持つコクヨグループ社員
【有効回答件数】47件
まずはじめに、子どもが1人で留守番する時間の長さを聞いたところ、4~5歳では30分以下の比較的短時間での留守番が多く、小学校高学年にあたる9~12歳では1時間以上の留守番の割合が増えるという結果に。
年齢が上がるにつれて、留守番時間も長くなっていることがわかりました。
次に、「お子さまだけで自宅にいる場合、不安を感じますか」と質問したところ、約60%の親が不安があると回答。
その中で、具体的に何が不安であるかを聞いたところ、不審者やケガ・急病といった、留守番中の子どもの安全について心配している声が多いようです。その他には寂しくないか、来客や電話の対応、ちゃんと家にいるか、などが続きました。
親目線での不安も尽きない一方で、当事者である子ども自身は留守番に対してどのように感じているのでしょうか?
お子さまが留守番時に不安に思っていることを調査したところ、以下のような意見が聞かれました。
<フリーコメント(親の代理回答)>
・寂しい。(幼稚園・保育園年中)
・誰も居ないのが怖い。(小学1年生)
・自分で鍵を開けて誰もいない家に入る瞬間がこわい。(小学2年生)
・さみしくて、何をしたらいいかわからなくなる。(小学1年生)
・父母の帰りが遅いとさびしい。(小学6年生)
・チャイムが鳴った際、居留守の対応でもドキドキする。(幼稚園・保育園年中)
出典:お子さまのお留守番に関するアンケート(2023年9月)
やはり「家に1人」という状況はさみしい、といった声が圧倒的多数。いくら住み慣れた場所といっても、心細さはぬぐえないようです。
こうした不安感がある中で、実際に起きてしまったトラブルについても聞いたところ、知らない人が訪問してきて名刺を渡された、鍵を間違えてかけてしまい開けられなくなった、など、さまざまな事例が寄せられました。
中には水分補給を忘れて熱中症になってしまった、勝手にコンロの火を点けようとしていた、など「ヒヤリ」とする事例も。
親の目が届かないところで、思いもよらないトラブルが起こってしまっているようです。
<フリーコメント>
・遊びに夢中になり、水分補給を忘れ軽い熱中症になってしまったこと。
・鍵を間違えてかけてしまい、開けられなくなった。
・親に告げずに勝手に遊びに出てしまっていたことがあった。
・キッチンに入り、コンロの火をつけようとしていた。
・雷雨が降った時、雷が怖いと泣いて電話がかかってきたが、会社にいたので電話でなだめるしかできなかった。
・知らない人が訪問してきて名刺を渡された。
・こちらから帰宅確認のために子どものスマホに電話したが出なかった。
出典:お子さまのお留守番に関するアンケート(2023年9月)
こうした中、「お子さまだけで留守番させる場合、連絡を取りたいと感じますか」と質問したところ、親から子ども、または子どもから親といった一方通行の連絡ではなく、双方向でのコミュニケーションを取りたいと感じている人が、過半数にも及ぶ63%いることがわかりました。
離れた場所にいても連絡を取り合いたいという場合「見守り端末」と呼ばれるアイテムを導入することで少しでも不安解消につながる可能性があります。
最近では持ち歩き用の端末だけでなく、据え置き型などさまざまなタイプが出ているようなので、各家庭の事情に合わせたアイテム選びができそうです。
コクヨ株式会社は、2023年3月に次世代の家族コミュニケーションをサポートするブランド「Hello! Family.」をリリース。
各アイテムと、位置情報やメッセージをまとめて確認できる「ハロファミアプリ」を自由に組み合わせることで、毎日の登下校だけでなく、留守番や習い事の予定管理などで子どもの自立を促し、親の働きやすい環境をサポートしてくれます。
「Hello! Family.」公式サイトURL:https://hellofamily.kokuyo.co.jp
マイクとカメラが付いた据え置き型の見守り端末。利用の際は、本体をWi-Fiに接続する必要がありますが、子どもの音声とそのときの表情がスマホに届くほか、親の居場所も表示されます。
留守番中に双方向でコミュニケーションが取れるため、スマホを持たない子どもとの連絡ツールとしておすすめです。
色展開:アイシングターコイズ、シュガーピンク(全2色)
販売価格:16,280円(税込)
子どもが『できた!』の瞬間にボタンを押すと、『宿題完了!』など事前に登録した内容がスマホに届く「はろぽち」。「はろぽち」を押すことでポイントが貯まるので、ゲーム感覚で楽しみながら習慣化を促すことができます。割り当てるメッセージやボタンのデザイン・役割を変更できるので、子どもの成長に合わせて長く使用できるのも魅力の1つです。
色展開:シャーベットブルー、コーラルピンク、カスタードイエロー(全3色)
販売価格:4,840円(税込)
子どもの居場所や移動経路がアプリの地図上に表示され、リアルタイムで居場所がわかる「はろここ」。移動履歴は過去90日前まで保存されるので、もしものときに見返すこともできます。
また、本体のボタンを4秒長押しするとスマホに通知が届き、居場所を地図上に記録。緊急事態など、子どもが不安を感じた時の親との連絡手段にもなります。
色展開:ホイップグリーン、マシュマロピンク(全2色)
販売価格:本体6,930円(税込)※別途通信料として月額580円(税込)が発生します。
さらに、子どもでも付け外しがしやすいカラビナ式のストラップや、多少の水濡れにも安心なIP65(生活防水)など使いやすさも重視。また、3種の柄から選べる専用ケースは気分が上がるデザインで、子どもが自分から持ちたくなるような工夫も。
スマホやキッズケータイなどよりも持ち運びがしやすく、画面の破損などの心配もないので安心です。
(画像キャプション)専用ソフトケース(全3種)1,980円(税込)
スマホや「はろここ」と連携して、最後に通信した場所を確認できる「はろたぐ」。子どものかばんや水筒に「はろたぐ」を付けておけば、万が一はぐれてしまった場合でもどの場所にいるかアプリで把握できます。
※見通しの良い状態で約50m程度(最大通信距離は通信機器間の障害物や電波状況により変動します)
普段は車や自転車のカギなど家族共用の持ち物に付けておけば「どこに置いた?」「あれがない、これがない」という、家族間でよくある煩わしいやりとりがなくなり便利です。
(画像キャプション)色展開:キャンディーグリーン、マンゴーイエロー(全2色)/販売価格:3,960円(税込)
家族の居場所や移動経路の確認だけでなく、メッセージや予定を一括で把握できる「ハロファミアプリ」。
アプリはスマートフォンのみでも利用可能で、最大で12人の登録ができます。
また、「はろぽち」を押したり、メッセージを送り合うなど、Hello! Family.でのアクションが「ハローポイント」として貯まったり、移動距離に応じてバッジがもらえたり、家族の楽しい会話のきっかけにも。
さらに、家族の予定やタスクをプッシュ通知でお知らせ。一人ひとり色分けできるので、一目でわかりやすく、大事な予定も見逃しません。
留守番にまつわる親子の不安は尽きませんが、そんな気持ちを少しでも軽くしてくれる見守りアイテムも増えているようです。
一昔前までは持ち歩きタイプのものが主流でしたが、最近では据置型タイプも発売されており用途にあわせて選べます。
機能もさることながら、デザインも可愛らしいものが増えているので、それぞれの家庭や子どもに合ったアイテムを活用し、少しでも不安を解消していけるといいですね。
参考:コクヨ株式会社
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000824.000048998.html