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公開 2015年08月31日  

【体験談】育てにくかった発達障害グレーゾーンの次女が1歳になるまで

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次女はとにかく育てにくかった子でした。育児書にも当てはまらず、情報も少なかったので大変でした。でも、考え方を変えるとだいぶ楽になるものです。


育児書通りにいかなかった次女の成長

長女の場合は多少のずれはあったもののまあ育児書の通りに成長していきました。成長曲線も範囲のぎりぎりでしたが、体が小さいなりに「ごくごく普通の子」として大きくなりました。



でも、次女の場合はよく泣きました。だっこして背中をとんとんすると寝るのですが、おしりを布団に付けたとたんパッチリ目が覚めて泣き出してしまいます。たまに寝かせることに成功しても、少しの物音で目が覚めるため、常に抱っこしている状態。抱っこ紐が欠かせませんでした。



子ども一人だけを育てているのではないので、当然昼は長女の相手もしなくてはいけないし、家事もあります。それなのに夜は寝てくれない。昼寝をしても少し物も音で目が覚めるので長女も自由に遊べません。オムツも替えたし、おっぱいもあげた。足りないのかなと思ってミルクもあげた。部屋も快適な湿度と温度。昼間はそこそこ遊んでちょこっと散歩もした。どうしたらぐっすり眠ることができるのだろう?



思いっきり相手をしてあげられないので長女がかわいそうにも感じ、私もとにかく疲れを取りたかったです。

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試行錯誤の日々

たまたま家にあった合皮でできた大き目の座椅子、大体140度の角度で次女を抱っこしながら座るというか寝ると、次女もそのまま寝てくれるし、自分もそのまま寝ることが出来ました。この状態、よく見ると次女の耳の位置に自分の心臓があるんですよね。



数ヶ月前まで完全に守られているお腹の中から世の中に出てきていろんな刺激にさらされて次女はきっと不安なんだ。だから、母親の心臓の音を聞くと落ち着くんだと思いました。実際、次女は普通の子より光や音に敏感で人や場所が変わると対応しきれないところがあります。



とにかく時間が許す限り次女とずっとくっついていることにしました。たまには長女も巻き込んで3人でべったり…。すると、少しずつですが、次女は夜寝るようになりました。

そんな時、夫の一言に救われた

一歳になるまで、母子手帳にはだんだん「いいえ」に〇する回数が多くなりました。



(母子手帳の記録より)

・まわりの子が大人の言う簡単な言葉が分かるのにうちの子はわかっていない。

・バイバイや拍手など大人のまねをしない。

・親の呼びかけには振り向くが、保健婦さんの呼びかけには反応しない。



そんな私を見て主人が言ってくれたのは「ほしくて授かった女の子、あと十年そこそこで親から離れて嫁に行くんだよ。いずれは親元から出て行く。今このときを大切に過ごさないと・・・この子は自分たちのためにゆっくり成長している。まあ大変だけど娘と一緒にいられる時間を楽しもうよ。」ということ。



主人に言われたこの言葉で救われた気がしました。

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「あとどれくらい」ではなく「もうこれくらい」と考えてみる

大人になっても夜泣きする人はいない。オムツはずれが遅いのでは?と思っても20歳になってもはずれていない人はいない。



いつかは夜泣きもなくなるし、おむつもはずれる。あとどれ位すれば解決する・・・と考えるよりも「人生80年として子どもと一緒にいられるのはせいぜい約20年」



しかも、親とべったりなかわいい時期はわずかしかない。もう数年しかない。と考えると少し気が楽になりますね。

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