まいどおおきに!
大阪人として、お得な買い物をすることに誇りすら感じている系オカン、さとえみです。
自分は今後もずっと、こうやってお得な買い物をしながら生きていくんやと思っていましたが、どうやらそれも終わるかもしれない……と感じた出来事のお話です。
冒頭にも書いたように、「賢くお得に買い物をする」ということは、オカンのアイデンティティのようなところがありました。
見切り品を買うことでフードロスの削減にもなりますし、野菜などは安く買う=その時期に多く出回る旬のものをゲットできている、ということでもあります。
ただ単にドケチでお買い得商品ばかりを買っているわけではない。
というか、たとえケチで買ったとしても、それがデメリットを引き起こすわけがない。
そもそも、限りある生活費をできるだけ節約するということが、悪いことのはずがない。
そういう気持ちで日々を過ごしているのですが、ベルギー人の夫は、そんなオカンをからかってくることがあります。
夫の言い分は、こうです。
「マーケットに踊らされている」
「まとめ買いをするより、必要なものをその都度買った方が、結局はお得」
それはそれで良い考えだと思いますが、それに合わせてオカンが買い物の仕方を変える必要はありません。
アナタはその考えで買い物をし、ワタシはワタシの買い物の仕方をすればそれでええやん。
まして、上記の漫画のような冗談を言うなんて論外です(もちろん叱りました)。
そんな風に考えていたある日、事件は起こりました。
それは、我が家が日本に一時帰国中で、そろそろベルギーへ戻ろうかという時に告白されました。
実は夫や長女をベルギーに残したまま、一足先にオカンと次女、三女が日本に到着して数ヶ月を過ごしていたのですが、その期間に夫が電動自転車を買ったと言うのです。
夫曰く、長女が中学校に通うのに便利だからと……。
我が家には、壊れていない数台の自転車がすでにあります。
それに雨の日などは結局車で送迎することになるのだからと、オカンは電動自転車の購入を反対していたのです。
なのに夫は、新品の電動自転車を買っただけでなく、その後にSNSで中古のものが売られているのを見かけ、それも買ってしまったとのこと。
我が家には、雨の日に使わない自転車が2台増えることになったのです。
しかも、自転車は高額。
ベルギーでは、電動ではない普通の自転車ですらよく盗難にあうので、家の玄関内に収納しなければなりません。
広々とした玄関なら、広い心でいられたけど……。
猫の額のような我が家の玄関は、そうはいきません。
夫もようやく、オカンのようなお得な買い方に理解が芽生えた!と喜べたらハッピーエンドやったけど……。
今回はそうもいかず。
なんなら、もう二度とお得に買い物なんてしてやるか!という気持ちにまでなりました。
オカンがせっかく節約しても、場所を取る高価なものを夫にドーンと買われてしまったら、たまったものではない。
買い物は、必要なものを必要なだけ必要な時に買いたい。
元ドケチのオカンはそう誓うのでした……。
ほなまたね!