厚生労働省は、令和6年度から国民年金と厚生年金それぞれの支給額を引き上げることを発表。
国民年金の場合では支給額が66,250円から68,000円へ、夫婦2人の厚生年金の場合は支給額が224,482円から230,483円になります(※1)。
これは前年度の2.7%上乗せの支給額となり、バブル崩壊後の1993年以降、最も高いといわれています。
しかし各メディアでは、賃金や物価の上昇率よりも年金の上昇率が抑制される仕組みである「マクロ経済スライド(※2)」の発動により、実質的には支給額は目減りしていると報じられています。
現状、年金を受給する高齢者は増加する一方、その年金を保険料として負担している現役世代が減少しており、今後状況がさらに厳しくなることはほぼ確定といえるでしょう。
このような状況が続いてしまうと将来年金だけでは生活していくことは困難となり、老後の不安はつのる一方です。
そこで今回は、WeCapital株式会社による全国の20代~50代の男女合計1,005人を対象にした、「年金への期待」に関する意識調査を紹介します。
「今」のお金と「未来」のお金のどちらが大事か?投資商品に対する意識など、気になる調査結果を見ていきましょう。
※1参照:厚生労働省「令和6年4月分からの年金額等について」
国民年金は「老齢基礎年金(満額)」。厚生年金は、平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)43.9万円)で40年間就業した場合に受け取り始める年金「老齢厚生年金+夫婦2人分の老齢基礎年金(満額)」の給付水準。いずれも昭和31年4月2日以後生まれの方の場合。
※2参照:厚生労働省「給付と負担をバランスさせる仕組み」
「マクロ経済スライド」とは、そのときの社会情勢(現役世代の人口減少や平均余命の伸び)に合わせて、年金の給付水準を自動的に調整する仕組み。
調査概要:「年金への期待」に関する意識調査
【調査期間】2024年4月4日(木)~2024年4月5日(金)
【調査方法】リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「PRIZMA」によるインターネット調査
【調査人数】1,005人
【調査対象】調査回答時に20代~50代男女と回答した全国のモニター
【調査元】We Capital株式会社(https://we-capital.co.jp/)
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ
公開 2024年05月20日
大事なのは「今」のお金?「未来」のお金?年金への期待に関する意識調査
1,518 View令和6年度から国民年金と厚生年金それぞれの支給額が引き上げになります。これはバブル崩壊後の1993年以降、最も高いと言われていますが、賃金等の上昇率よりも年金の上昇率が抑制される仕組みによって支給額は実質目減り。
そこで今回は20~50代の男女1,005人を対象にした「年金への期待」に関する意識調査をご紹介。今と未来、どちらのお金が大事なのでしょうか?
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コノビー編集部
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