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仕事に復帰したいけど、出産や育児で一度、仕事を退職してしまい再就職先が見つかりにくい……。
子どもが小さくて働き方が制限されるため、自分の希望に沿った条件での復職は難しい……。
そんな悩みを抱えている子育てママは多いのではないでしょうか?
特に、仕事をしていないブランク期間が長引けば長引くほど、条件に合う就職先が見つからないという傾向は、どうしてもありますよね。
そんなとき、自身の「経歴」に加え、再就職を力強く後押ししてくれるのが、身につけた「スキル」です。
ビジネス特化型オンライン英会話事業「Bizmates」を展開するビズメイツ株式会社はこのほど、子育てママの復職に関する実態調査を実施。
子育てを理由に一度は職を離れながらも、自身の英会話スキルを活用できる仕事で再就職を果たした女性にアンケートを行ったところ、約9割が「英会話スキルが復職に有利に働いた」と実感しているという結果になりました。
果たして、英会話スキルは本当に子育てママの復職の強い味方になってくれるのでしょうか?ここからは調査結果を詳しく見ていきましょう。
■調査概要:子育てママの復職に関する実態調査
【調査期間】2024年4月5日〜8日
【調査方法】IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
【調査人数】423人
【調査対象】子育て後の復職時の就職活動で、自身の英会話スキルを活用できる仕事を探し、実際に英会話スキルを活用する仕事に復職した経験がある女性
子育てママの復職に関する実態調査
約9割の子育てママが再就職で英会話スキルが「有利に働いた」と回答
まず「あなたは、英会話スキルを持っていることが復職に有利に働いたと感じますか」との質問には41.9%が「非常にそう思う」、44.2%が「ややそう思う」と回答。回答者中、86.1%もの女性が、英会話スキルが復職に有利に働いたと答えました。
一方で「あまりそう思わない」は8.7%、「全くそう思わない」はわずか1.9%という結果に。有利に働いたと感じている女性が圧倒的に多いことがわかりました。
復職時のスキルは「日常の身近な話題に関して簡単な受け答えができる」が多数!
次に、Q1で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方に「あなたは、復職の際、どの程度の英会話スキルを持っていましたか(複数回答可)」と質問。
最も多かったのは「日常の身近な話題に関して簡単な受け答えができる」(32.1%)という回答でした。
続いて「限られた話題の中で自らの意見を述べることができる」が27.2%で、「幅広い話題の中で積極的に会話ができる」(19.2%)や「複雑かつ抽象的な話題の中で、問題なく会話ができる」(6.9%)を上回るという結果でした。
英会話スキルは履歴書でのアピールポイントに!中には昇格した女性も
次に、Q1で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方に「あなたは、どのような点でご自身の英会話スキルが有利に働いたと思いますか(複数回答可))」と尋ねたところ、「履歴書にスキルとしてアピールできた」が58.0%と最も多い結果に。
続いて「職種選択の幅が広がった」が41.2%、「勤務体系(フルリモートなど)の選択肢が広がった」が38.2%、「キャリアアップにつながった」が32.1%でした。
また、Q3で「わからない/答えられない」と回答した方を除く358人に、Q4として「ご自身の英会話スキルが有利に働いたと思う点があれば、答えてください(自由回答)」と質問したところ、209人から回答が。
下記のように「海外勤務など希望の働き方を得られた」「昇格した」などの回答が得られました。
<自由回答・一部抜粋>
・42歳: 職場で一目置かれるようになった。
・32歳: 外国人との交渉がスムーズにできる。
・41歳: 復職するときに英会話スキルが有利になり、条件のいい仕事につくことができた。
・44歳: 昇格した。
・43歳: 海外勤務など希望の働き方を得られた。
・44歳: 交渉が上手くいき、自分の評価アップにもつながった。
・37歳: 望む場所に配属された。
英会話学習のきっかけは「将来、海外で働きたい」が最多!「業務で必要」「転職のため」という方も
次に、「あなたが英会話学習を始めたきっかけを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、36.2%が「将来、海外で働きたいため」と回答。
続いて「業務で必要だったため」が32.6%、「転職のため」が31.2%という結果でした。また「昇進や昇格などのキャリアアップのため」という方も29.3%と30%近くいました。
英会話学習のスタート時期は20代後半以降の方も半数近くいる結果に
次に「あなたは、英会話学習をいつ頃始めましたか」と質問したところ、学生時代や社会人としてスタートを切ったばかりの10代後半~20代前半という回答した方が最も多く、29.3%でした。
一方、出産前後の女性も多い20代後半~30代前半が27.2%、30代後半~40代前半が15.6%という結果に。
40代後半以降も4.7%と、20代後半以降に学習をスタートした方が半数近くいることがわかりました。
英会話の学習方法は対面での教室よりもアプリやオンラインが主流に!
続いて「あなたが行った英会話の学習方法を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、「英会話学習アプリ」が37.6%、「オンライン英会話」が31.2%と、以前は主流だった「英会話教室」の22.2%を引き離す結果に。3位は「総合英語学習テキスト」で30.3%でした。
また「ドラマや映画」(26.2%)、「YouTube」(19.4%)など、より手軽に取り組めそうなコンテンツを活用して学習している方もいました。
8割以上が「今後も自主的に英会話の学習を続けたい」と回答!その理由は?
次に「あなたは、今後も自主的に英会話の学習を続けていきたいと思いますか」と質問したところ、「非常にそう思う」が36.9%、「ややそう思う」が44.2%と、8割以上が今後の英語学習に意欲を見せる結果に。一方「全くそう思わない」はわずか3.1%でした。
さらに、Q8で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方を対象に「今後も英会話の学習を続けていきたいと思う理由を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、全体の半数を超える54.8%が「今後も英語スキルの需要は高まっていくから」と回答。
「自身のキャリア形成に活かしたいから」「世界中の人とコミュニケーションを取りたいから」もそれぞれ40%以上と、半分近くの方から支持を得ました。
英会話スキルの習得は復職を目指す子育てママの強い味方に!
以上の調査結果からは、子育てなどの理由で離職した後に再就職を目指す子育てママにとって、英会話スキルの習得は大きなアドバンテージになり得る、ということがわかりました。
一方、復職時のスキルについては、実際に復職を叶えた方の3割以上が「日常の身近な話題に関して簡単な受け答えができる」と回答。
復職を目指すにあたって「英会話スキルを磨きたいけど、目標設定がわからない」というママにとってはもちろん、英会話スキルに対して高めのハードルを設定して「自分にはアピールするほどのスキルはないし……」と遠慮してしまうママにとっても、ある程度の目途が立つ結果だったのではないでしょうか。
英会話スキルの習得は今からでも遅くない!
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子育て中のママは、どうしても育児などの理由から働き方が制限されがち。
ただ、グローバル社会が進む中で、社内公用語に英語を採用したり、海外進出をしたりする企業が多いことからも、英語スキルの習得は、選べる職種の幅を広げるとともに、多様な働き方を実現することにもつながると言えると思います。
また、調査では、英会話スキルを活かして就職した子育てママの多くが「今後も英語スキルの需要は高まっていく」と感じていました。このことから考えても、英会話スキルの習得は、今からでも遅くはなさそう。
「子育て中でなかなかスキルアップの時間がとれない!」という方も多いとは思いますが、まずはアプリやオンライン英会話などを活用して、できる範囲のことから、英語の学習をスタートしてみてはいかがでしょうか。
参考:
ビズメイツ株式会社「子育てママの復職に関する実態調査」
https://kyodonewsprwire.jp/release/202404239869
ビズメイツ株式会社
https://www.bizmates.co.jp/