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公開 2024年05月31日  

【雑学クイズ】新幹線の『鼻』はなぜ長い?伸びたのにはあるワケが……

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高速で走る流線型のボディがかっこいい新幹線!子どもたちにも大人気の新幹線ですが、それにしても新幹線の『鼻』部分、なぜあんなに長いのでしょう?昔はもっと丸かった気が……その理由わかりますか?


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どんどん長くなる新幹線の『鼻』部分、伸び続ける理由とは?

旅行の移動手段として、今や一般的な新幹線。高速で走る流線型のかっこいい車体は、子どもたちにも大人気ですよね!

1964年の開業当時は最高210km/hで走っていた新幹線ですが、今や300km/h以上の速度を誇る車両も。最高速度320km/hの東北新幹線「はやぶさ」「こまち」は、東京〜新青森間を最速2時間58分、東京~秋田間を最速3時間37分で結んでいます。

ところで、開業当時は丸みを帯びた『団子鼻』の愛称でも親しまれていた新幹線のノーズ(=鼻)部分でしたが、時代を経てどんどん長くなっているのをご存じでしょうか?

例えば、最高時速320キロのE5系「はやぶさ」の鼻の長さはなんと15メートル!さらに、JRは現在、22メートルもの長さの鼻を持つ次世代新幹線「ALFA-X」(最高運転速度360km/h)の研究開発も進めています。

でも、新幹線の鼻はなぜ、どんどん長くなっているのでしょうか?「空気抵抗を減らすことで、スピードアップができる」ということは、なんとなく知っている方もいるとは思いますが、実は伸び続ける鼻には、さらに大きな理由が隠されているんです!

正解は……











「新幹線がトンネル内を走るときに反対側の出口から出る衝撃音を減らすため」でした!

速度200km/h以上の高速走行が前提の新幹線。1975年の山陽新幹線全線開通で問題になったのがトンネル出口で発生する「ボン」という衝撃音でした。

これは「トンネルドン」などの通称でも知られる現象。新幹線が高速でトンネルに入ると、トンネル内の空気が車両の前で圧縮されます。圧縮された空気はどんどん成長しながら、音速でトンネルの出口へ。空気がトンネルの外に出る瞬間、大きな衝撃音が発生してしまうのです。

当時の山陽新幹線の最高速度はまだ220km/hほど。ただ、トンネルの長さにもよるものの、新幹線の速度が上がるほど騒音も大きくなるとされ、車両の高速化に伴い、騒音問題を解決する必要がありました。

そこで登場したのが、「長い鼻=ロングノーズ」を持つ流線型の車両です。『団子鼻』に比べて断面積が少ない長い鼻の車両は、空気を圧縮することなくトンネル内に侵入できるため、騒音を減らせるというわけです。

ちなみに新幹線の長い鼻はカワセミのクチバシがヒントに。空中から水中に高速でダイブするのに水しぶきをあまりあげない姿を応用したそうです。

以上、雑学クイズでした。
お読みくださり、ありがとうございました!

(編集:コノビー編集部)

▼参考
なぜ、新幹線の「鼻」は伸び続けるのか?
https://weathernews.jp/s/topics/201904/240245/

新幹線にも「翼」がある? 先頭車のノーズ、その長さと形の理由
https://trafficnews.jp/post/81122

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