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公開 2024年06月03日  

【雑学クイズ】「雨模様」ってどんな天気?

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ニュースの中継などでよく耳にする「雨模様」。では、そんな「雨模様」は、実際にどのような天気のことをさしているのか知ってますか?


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いまさら聞けない!?「雨模様」は実際にはどんな天気?


「こちら現在の渋谷の様子ですが、雨模様となっています」

といったように「雨模様」という言葉を聞いたことがある方も多いでしょう。

しかし実際に「雨模様」がどのような天気であるのかを知っていますか?「雨+模様」だから「雨の様子?」では、その雨は強い?大雨?それとも弱い雨?

そこで今回はこんなクイズを出題!
知っているようで知らない人も多い「雨模様」について、ぜひチャレンジしてみてください。

「雨模様」とはどのような天気のことでしょう?

①弱い雨が降っている状態
②激しく雨が降っている状態
③雨が降りそうで降っていない状態

正解は……












「③雨が降りそうで降っていない状態」です!



雨模様の「もよう」は、和語の催い(もよい)が変化したもので「雨催(あまもよい)」が語源であると言われています。

催い(もよい)は「今にもそうなりそうな様子」をあらわす言葉であり、雨もよう(雨模様)は「雨が今にも降り出しそうな状態」ということで、答えは③となります。

雨模様と同様によく使用される「荒れもよう」も同じです。

正しい意味は「今にも荒れそうな天候の状態」をあらわすもので、実際にはまだ荒れていない様子です。

遠くで雷鳴が聞こえたり、風が強くなってきたり、黒い雲が垂れ込めてきたりと、荒天を予想させる状態のときに使う言葉となります。

ただし近年では、時間的や地域的に「雨が降ったりやんだりしている状態」「天候が荒れたり荒れていなかったりする状態」がモザイク模様のようであることから、すでに雨が降っている状態を伝える際にも「雨模様」と使われるケースがみられるようになりました。

このように「雨模様」は正しくは「雨が今にも降り出しそうな状態」であるものの、ひとによって解釈が異なり、あいまいな表現となっています。そのため天気予報で使用されることはありません。


以上、雑学クイズでした。
お読みくださり、ありがとうございました!

(編集:コノビー編集部)


▼参考
雨が好きになる!梅雨に関する子供向けの雑学&豆知識クイズ
https://recreation.ragnet.co.jp/children-rainy-season-trivia-quiz?disp=more

NHK放送文化研究所 「雨模様になる」は正しい?
https://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/gimon/060.html

「雨模様の天気」って雨が降ってるの? 降ってないの?【今さら聞けない】
https://news.mynavi.jp/article/20210803-1931622/

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