コノビー編集部の選りすぐり!何度でも読みたい、名作体験談。
今回はコノビーで連載されている「さとえみ」さんの名作をピックアップ!
夫がイクメンに変わった理由をご紹介いたします!
初回公開はこちらです。
https://mama.smt.docomo.ne.jp/conobie/article/26130
まいどおおきに!
「イクメンは1日にしてならず」と改めて感じてる系オカン、さとえみです。
満を持してですが……我が家のベルギーイクメン夫の「出発地点」をご紹介しようと思います。
今でこそイクメンやスパダリの名を欲しいままにする我がベルギー人夫ですが、最初からそうだったわけではありません。
イクメン大国ベルギーなので、一般知識としての子育て知識は、日本の男性よりあったように思います。
でも「知っている」と「実際に目の当たりにする」の間には超えられない壁があったようで、第一子妊娠中の私が毎日毎時間のように吐く姿を見て信じられないという様子でした。
果ては「なぜそこまで派手に吐くの?(吐く時の音がうるさいもよう)」「何かのアピールなの?」とまで言い放つ始末。
お腹がどんどん大きくなり、仰向けもうつ伏せも難しくなった時も、「眠れない」「細長い抱き枕を買いたい」と言ったら「大袈裟な」と一蹴されてしまいました。
ベルギーをはじめとするヨーロッパ諸国は子育てに理解があると聞いていたのに、こんな調子で夫はちゃんと子育てに参加してくれるんやろうか?
そんな風に思っていた矢先……
そんな夫の態度が一変しました。
どうやら仕事の休憩中に今回のことをネタとして披露したら、仕事仲間にボコボコに怒られたようなのです。
仕事仲間は女性が多く、出産後も働く人が多いベルギーで今回の我が夫の態度は「地雷」だったのでしょう。
完膚なきまでに「妊娠がいかに大変か」「抱き枕を欲しがるのは大袈裟ではなく、いかに一般的な願いであるか」をこんこんと説明され、悔しさに涙を滲ませながら、抱き枕等が売られている専門店に行こうと誘ってくれました。
恐らく「ケチ」とも言われたのか、「他に欲しいものがあれば全部買う」と言ってくれ、想定していなかったマタニティ用コートなどもいろいろ買って高額のお買い物。
買い物自体が久しぶりだったので良いストレス発散にもなりました。
あまりの態度の変わりように驚きつつも、嬉しい方向に変わってくれたことがありがたくて仕方がありません。
それ以来、ちゃんと子育てしているかも常に同僚にチェックされ、私からもなんやかんや言われるようになったベルギー人夫。
イクメンはこうやって周りの人によって作られていくんだな〜と、真理を垣間見た気がするオカンでした。
ほなまたね!