マタニティ・グレイの主人公は高部千花子(たかべちかこ)。LOHASな女性雑誌の編集者で、商業カメラマンの一斗(かずと)と結婚しているものの子どもを嫌い、仕事に邁進している。雑誌の企画で「妊娠・出産特集」を担当することになり困惑しているところに、自らの妊娠も発覚し・・・どうする?!というストーリーです。
初めから最後まで本当にテンポよく書かれているので、とっても読みやすいです。「マタニティ・グレイ」とは言うものの、人間関係や夫婦関係のドロドロもなく、むしろラブラブな夫婦なのでお手本にしたくなるほど。著者は「池袋ウエストゲートパーク」などで有名な石田衣良さんです。
出産手引書よりわかりやすい?話題の小説「 マタニティ・グレイ」とは?
1,904 View妊娠発覚の戸惑いから出産の喜びまでテンポよく!出産の知識を得ながら読むことができる、まさに「マタニティ小説」を発見しました。出産までの流れを理解しやすく、読書好きのパパにも読んで貰える内容。今回は「マタニティ・グレイ」のあらすじや、オススメポイントについてお伝えしたいと思います♪
出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10736003639妊娠発覚~お産まで!テンポよく描くハートウォーミングな小説
出産手引書より分かりやすい?!
出産についてあれこれ書かれている「出産手引書」のようなものは、妊娠するとおそらく一度は目を通されると思います。しかし、あのような本が苦手だったり、読んでも他人事のようにしか思えなかったりするという方も少なくないのでは?そんな方には「マタニティ・グレイ」がオススメ!
読み進めていくうちに、自分が体験しているような感覚に陥ります。特に、バリバリお仕事をされていて「妊娠しても仕事量を減らすつもりはない」という方には、将来の参考になるかもしれません。
一番の読みどころは、主人公が雑誌の仕事で様々なタイプの病院へ取材に行くシーン。超セレブ病院、都立の一般的な病院、産院とそれぞれ訪問するので、「まだ病院を決めていない」「これから妊娠について考えたい」という女性は多いに参考になるはずです。
出産までの全体的な流れがわかる♪
出産シーンはさすがに、男性著者なので「ちょっとあっさり書き過ぎかな?」と思いますし、やはり物語なので全体を通して「さすがにすべてこんなに上手くはいかないよね」とも思うところがあります。しかし妊娠初期でいろいろ不安な方、出産までどういう流れかよくわからないという方は、非常に理解しやすい内容だと感じました。
これから読書の季節になってきますが、本好きのパパにも読んでもらうと、妊婦への理解が深まるかも?産休中のママにもぜひ手にとっていただききたい1冊です♪
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