先日、あまりにも素敵なブログを見たのでぜひシェアさせていただこうと思います。
ブログを書いたのは、国際結婚をして海外に在住のママブロガ―anzuさん。
ある日、anzuさんがシンガポールの国立美術館「National Museum of Singapore」を訪れたときのことです。ある体験から、anzuさんは思わず涙してしまったそう。
美術館がとっても素敵だったから?
授乳中のママがもらったレシートを見て思わず涙…その素敵すぎる理由とは?
1,043,312 Viewママブロガ―のanzuさんがシンガポールの国立美術館を訪れたときのこと。カフェで一息ついて会計をしたanzuさんが受け取ったのは、1枚のカードとレシートでした。そのカードとレシートを見たanzuさんは思わず涙することに…その素敵すぎる理由とは?
ママがシンガポールの美術館で涙したその理由とは?
驚くほど素晴らしい絵を見たから?
それもあるかもしれませんが、anzuさんを驚かせたのはもっと別のことでした。出来事は、National Museumにあるカフェ「Food For Thought」で起きました。
カフェに入ったanzuさん夫婦とお子さん。疲れもたまって、おいしいお茶とスコーンで一息…とゆったりとした時間を過ごしていました。店内で写真をとったり、おなかがすいてしまった娘のために授乳をしたり…。そんな時間をすごしたあとに、さてもう一回りしよう!とanzuさんとお子さんは旦那さんにお会計を頼んで、お店をでることに。
さきにお店をでて旦那さんを待っていたanzuさんとお子さんですが、しばらくたっても一向に旦那さんが戻ってくる気配がありません。
どうしたのだろうと心配して席に戻ると、そこにいたのは笑顔の夫。そして、その旦那さんは突然anzuさんにこんなことを聞くのです。
Hey can you guess how much it was?
お会計いくらだったと思う?
Did you breastfeed her here?
ここで授乳した?
いきなりの質問に、とまどいながらも、「ええ、しましたとも、あなた隣に座ってたじゃないの。」と答えたanzuさん。
そんなanzuさんに旦那さんがかけた驚きの言葉。それは…
Look at this!!
Yours was FREE!!
コレ見て!
君の分タダになったんだよ!
They thank all mothers who
breastfeed here, it is Breastfeed month!
授乳したママに感謝して無料なんだって!
今月は授乳月間らしいよ。
そういいながら、レシートと一緒に何やらカードを手渡す旦那さん。
このカードを受け取ったanzuさんは思わず感動して涙をながしてしまいます。
これを手にとって読んだとき
もうなんだかこみ上げてくるものが
あって涙が出てしまいました。
おっぱいあげるなんて
もうこの3年ずっと続けていて
誰にも感謝されることなく
ただただ普通に
日々の営みとして
こなしてきているのに
まさかのまさかで
こんな形で
第3者に感謝状をいただけるとは。
そんなanzuさんを感動させたカードの全文がこちらです。
素敵なママへ!
あなたのお腹にその小さな
命が宿ったその瞬間から
あなたが「与える」ということに
勤しむようになったって
知っているよ。
それはささいなことかもしれない。
コーヒーを飲む量を控えたり
お刺身を食べるのを止めたり。
もしかしたら夢や希望を
しばしの間諦めた人も
いるんじゃないかな。
自分の身体全部を
この新しい変化に捧げ、
気持ちさえも新たな心配事に
押し倒され
心もさまざまな痛みに
耐えてきた。
誰にも邪魔されず眠ることや
自由に過ごす週末さえ
叶わなくなったよね。
犠牲と責任、そして
新たに芽生えた愛の世界へ
踏み出したあなた。
母であることは
大変なのに、人知れず、
けれどとても神聖なもの。
母であることを選んだあなたを
私たちは誇りに思います。
いつも「与え」てくれてありがとう。
今だけは「与えられる」ことを
楽しんでいただければ。
これは私たちからの
ほんの小さなプレゼントです。
愛をこめて
Food for Thought
どうですか?私もこんなカードをもらったら、思わず泣いてしまいそうです。
実はこのサービスは、WHOが8月1日~7日までおこなっていた国際母乳週間中のキャンペーンだったそう。
国際母乳週間とは、母乳育児をサポートするこうした取り組みだけでなく、職場の同僚や会社に対して母乳育児と仕事の両立に対する理解を求めるなど、そのキャンペーンの内容は多岐にわたります。
日本では職場に子どもを連れてくるママは大変少ないため、母乳育児になじみがある人は少ないかもしれません。でも、母親は朝も夜も毎日休むことなく子どものために授乳をしています。そのために栄養もつけておかなくてはいけないし、体調管理もしっかりしなくてはいけない。
そんな毎日頑張るママを認めて、こんな風にあたたかくサービスをしてくれる。こんな素敵なことないですよね。
日本ではまだこうしたサービスやキャンペーンについて広まっていないけれど、ぜひこれを知った方があたたかい輪をひろげて行ってくれればいいなと思います。そして、毎日育児を頑張る多くのママにぜひこの出来事を知ってもらえますように。
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