全身レザースーツで挑んだ成人式。親を思うと、ほんの少しの後悔

コノビー編集部の選りすぐり！何度でも読みたい、名作体験談。

今回は、コノビーで連載中の「ゆたかちひろさん」の名作をご紹介いたします！息子の大学入学式のため、スーツのことを考えているときにふと思い出した自分の成人式。あの頃の自分と親と、今の息子と自分を重ねたエピソードです。

初回公開はこちらです。
https://mama.smt.docomo.ne.jp/conobie/article/27225

一般推薦入試でなんとか本命の大学の希望した学部に合格した息子さん。

喜んでいたその日に、大学から速達で「入学金と前期の学費これだけいつまでに払ってね！」の郵便が届きました。
はやっ！と笑いましたが、金額は全然笑えない額面なんですよね！！

4月までに、入学金や前期の学費、指定のパソコン、たぶん教科書等々で、150万円以上の出費が待ってます。

私立理系の学費の恐ろしさを実感中です。

で、お金かかる～！って叫んでたら、夫が……。

なんとかスーツも使いまわせるようにして、最低限の出費に抑えたいなぁと話をしていて、ふと、自分の成人式のことを思い出しました。

別に振袖の写真が無いことに全く後悔もないですし、その時に買ってもらった服は愛用して、着倒したので充分元を取ったと思うのですが。

親の手元には私の写真が、あんまり無いんですよね～。

親孝行という意味では、振袖で写真ぐらいしても良かったのかなぁと、少しだけ思います。少しだけ。

いろいろ言いたいこともあっただろうに、何も言わずにしたいようにさせてくれた両親に改めて感謝の念が……。

もし長男がこの先、成人式でどんな格好したいと言っても何も言わずに、送り出してあげたいと思います。

私の両親がそうしてくれたように。

でも、突然コスプレとか、特攻服で行きたいとか言われたらどうしよう。

いや、やりたいことがあるなら、何でも良いんですけどね(笑)