野球人口に関係なく、”野球”を題材にしたアニメや漫画は今も昔も根強い人気です。一昔前は『巨人の星』などのアニメなどを見て、野球を本格的に始めたという男の子たちも多数いました。
サッカー人口が増えている2000年以降になった現在でも、”野球”をテーマにした物語は健在です。特に次に挙げている野球ドラマ(※原作は漫画や本)は人気俳優&アイドルメンバーも出演していたので、ヒットもしています。連続ドラマの大ヒットで映画がされた作品もあります。
・2002年 『木更津キャッツアイ』
・2008年 『ROOKIES』(ルーキーズ)
・2014年 『弱くても勝てます』
いずれも物語も多くの人たち感動させ、心もわしづかみにしている物語ですが、その影響で少年野球人口が著しく増えるまでにいきませんでした。
それはなぜでしょうか?
野球のドラマや漫画が人気な中、子どもの『野球離れ』が進んでいる2つの理由とは?
1,764 View男の子のスポーツと言えば、”野球”をイメージする人もいると思います。今年2015年の夏を振り返ると、清宮幸太郎選手やオコエ瑠偉選手といったプロ顔負けの高校球児が注目されたのは記憶に新しいですよね。しかし、近年、サッカーブームの影響などもあり、子どもの野球離れが進んでいます。そこで、最近の”野球離れ”が進んでいることに着目してみました。
出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10272000731今も昔も野球ものの漫画&ドラマは人気だけど…
理由1:親子の”キャッチボール”する機会や場所が減っている
かつては「親父と息子がキャッチボール」する光景が普通でした。
しかし、最近の『禁止事項が多い』公園も多く、キャッチボールだけでなく、楽しく遊ぶ場が減っています。それに加えて、自宅の庭や道路前もスペースも狭く、手軽にキャッチボールができない世帯も増えています。
このような理由から今どきの子どもにとって、野球に直接触れる機会が少なくなり、”野球離れ”が加速しています。時代の背景もあるので、子どもに野球をする機会を与える場合、親が地元のリトルリーグやスポーツ少年団の野球チームをチラシやネットで探さざる得ない状況になります。
理由2:親の個人的な理由
”脱ゆとり”の今、平日や土曜も学校があるので、子どもが野球を始めた場合、たいてい、毎週日曜日が活動日となります。このように活動する時間が限られている為、今の子どもの野球の練習は日曜日にビッチリやるそうです。
せっかくの日曜日に「子どもの野球に拘束されたくない!」という親もいるので、子どもがやりたくても親の都合でやらせてもらえないというケースもあります。
また、子どもの野球チームに所属するママたちはチームのコーチや子どものお世話などの当番があり、部活のマネージャー的な仕事もあります。特に試合の時期や夏季の練習のお世話は細心の注意を払います。
そのため、ママの負担がさらに増えるため、子どもから”野球”という選択肢を外し、別のスポーツや塾に仕向けるようにしたという話も聞いたことがあります。
〜最後に 子どもが野球に少しでも関心を持ったら〜
何らかの機会で子どもがどうしても「野球をやってみたい!」という話なら、親の個人的な考えを押し付けず、まずは親が子どもの話に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。
確かにチーム以外で野球の練習を個人的にやる場所も減っていますが、その点は親子で工夫して、”最善の策”を考えられるといいですね。
理由2の項目でも触れていますが、野球チームに入ると親子で忙しくなりますが、考えを変えれば、長くても5年くらい。中学生になれば、子どもは自分である程度、スケジュール管理などもできるようになり、ママたちの負担も減ります。後で思い返せば、忙しかった時期が懐かしく感じるかもしれません!
親に野球の経験がなくとも、まずは子どもの声に耳を傾けてあげてみてはいかがでしょうか。
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