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公開 2015年10月24日  

幼児期の運動は大切ってほんと?運動が子どもの心と体にもたらす効果

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日々身体が成長している幼児期の子どもにとって、運動はとても大切です。思い切り体を動かし、遊びながら運動することは、体の健全な発育を促します。では、具体的にどうような効果が期待できるのでしょう。まとめてみました。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10272002585

運動遊びが幼児の身体にもたらす効果

運動によって、幼児の身体にはどのような効果が期待できるのでしょうか?

まずはやはり、体力や運動能力の向上です。神経機能が著しく発達する時期なので、力加減のコントロールなど自分で自分の運動を調整する能力を育てることができます。また、けがや事故を防止できる力や、持久力を高めることにもつながってくるのです。

さらに、バランスがよく丈夫な体作りにもつながります。幼児期に運動する習慣を身につけておくことで、身体の様々な機能の発達が促され、健康的で活動的な生活習慣を生涯保つことも期待できます。

体の活動を支えるために必要な体力が向上し、風邪などの病気にかかりにくくなったり、かかっても治りやすくなる。

骨が丈夫になる。

運動遊びが幼児の心にもたらす効果

意外かもしれませんが、幼児期の運動は、子どもたちの心の育成にも大きく影響を及ぼします。

のびのびと思い切り体を動かして遊ぶことは、健やかに心が成長するのを促します。遊びの中で成功体験を重ねることにより、有能感や意欲を生み出すのです。

さらに、友だちと一緒に遊ぶ中で、ルールを守ったり、場面によっては自分の欲求を我慢して相手に譲ったりしてコミュニケーションを取り合います。そうすることで、協調しながら過ごす社会性が培われていくのです。

また、俊敏に動いたり、状況判断や予測といった思考判断をしたりする全身運動は、知的機能や運動制御機能の発達促進も期待できます。自分たちなりの遊び方やルールが生まれ、遊びを変化させていこうとすることは、創造力を豊かに育むことにもつながります。

ものごとに取り組むやる気、集中力、ねばり強さが身につく。

五感が刺激され、豊かな感性が育まれる。

同世代や異世代の友だちや地域と関わることで、他人とのコミュニケーションやルールなど学ぶことができ、社会性が身に付く。

幼児に適した運動とは?

幼児期は、脳や神経系が盛んに発達する時期で、7~8歳にその発達がピークに達します。この時期に習得した動作は大人になるまで体が覚え、年をとっても忘れません。そのため、この時期に遊びや運動と通して、スポーツに必要な基本的動作を数多く体験させることが大切なのです。基本的動作とは、走る、蹴る、打つ、跳ぶ、投げる、泳ぐなどの動作です。

親子でできる遊びとしては、次のようなものがおすすめです。親がよつんばいになり、その中に子どもが入って一緒にハイハイしたり、床の上をほふく前進する親の背中に子どもがつかまり、落とされないようにしたりします。

また、親の足や背中に子どもがギュッとしがみつき、歩き回ったり膝を上下したりすることで、バランス感覚を刺激することができます。鬼ごっこや平均台、2人で前後にくっついて座ってのおしり歩き、新聞紙をかえる跳びで跳び越える新聞紙のハードルなどもおすすめです。

幼児期には、室内だけでなく外でもしっかり遊ぶことが大切です。今回紹介した遊びは、親子で室内でできるものでしたが、外で友達としっかり体を動かして遊ぶ機会も作ってあげるとよいでしょう。休日などに家族で公園などに出かけ、遊具やアスレチック、ボールなどで遊ぶのもおすすめです。

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