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公開 2015年12月13日  

教室に通うことだけが“早期教育”ではない!親子で楽しく「右脳教育」を取り入れてみませんか?

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近年では、赤ちゃんのうちから始める早期教育が積極的に取り入れられています。中でも注目を集めているのは「右脳教育」です。幼児期の右脳教育にはどんなメリットがあるのでしょうか。

出典:http://happy-hahaco.net/lesson/mama-baby/warabeuta-oyakodance-baby

そもそも「右脳」とは?

利き脳が右脳の人は天才肌だ、などと世間で言われたりしますよね。

そもそも「右脳」とは、大脳半球の右側であり、人間の身体の左半身を制御する役目を担っています。
そのため、左利きの人は「利き脳」が右脳だと言われています。


また、右脳は図形や音楽の認識に大きく関わるとも言われています。
そのため、右脳派は直観力・創造力に優れ、左脳派は理論的・判断力に優れているという説があります。
芸術家やスポーツ選手が「右脳派」と言われるのはそのためです。

右脳の主な働きとは五感で感じることの出来る感覚や、目で見えたままにプラスして感じたままのイメージを直感的あるいは総合的に認識・判断することで物事を感覚的に捉えます。

早期教育に力を入れる親が増加

いま、世の中は早期教育ブームが起こっていると思います。
少子化ではありますが、子どもが少ない分一人にかける教育費は増加しています。

特に感性を育てる「右脳教育」は、早ければ早いほどいいと煽られる傾向にあります。
ママパパも「小さいほど吸収がよい」「遊ばせながら学ばせるのが一番」などと聞くと、子どもが小さいうちから体験させたいと思ってしまうのも頷けます。

確かに右脳教育で有名な教室では、フラッシュカードを驚くほどのスピードと集中力でこなしている小さな子どもたちの姿があります。
成長に連れて左脳が優位になるらしいので、小さいうちから右脳教育を考えるのは正解なのかもしれません。


実際、早期教育で特に人気なのは英会話ですが、次いでダンスや音楽も人気があります。また最近では、「そろばん」が右脳の活性化によいとされて注目されています。

子どもは本当に楽しんでいる?

しかし早期教育というのは、親がだんだんのめりこんで子どもがおいて行かれる場合があります。

子どもは小さい頃は親を絶大に信頼しているため、素直に言われたことをやるでしょう。
それに「パパママに褒められたい!」という思いが強いので、頑張って結果を出します。


しかしどんどん詰め込むこと、親が過大な期待をかけることがだんだんストレスになることも少なくありません。
そのため、ある一定の年齢から伸び悩むことがあります。

子どもが本当に好きでやっているのか、一度立ち止まって考えてもよいかもしれません。

親子で楽しく「感性を育てる」

右脳の教育は、教室に通うことばかりではありません。


家でいい音楽を聴いたり、美しい絵を見る。絵本を見せる。

散歩をして季節の風を感じ、匂いをかぎ、きれいな景色を眺める。



それだけでも、純真無垢な小さい子どもには刺激になります。


本を読み聞かせることもよいでしょう。
物語のシーンや情景をイメージすることが、右脳を活性化させます。


スポーツも右脳の活性化に有効だといわれています。
スポーツは身体だけではなく頭を使います。個人競技でも効果的に自分の身体を動かすことをイメージするため、右脳の刺激につながるそうです。

子どもにあれもこれもしてあげたいのは親心です。しかし、それが子どもを追い詰めることになったら本末転倒。

やはり親子が共に楽しく、ストレスなく学べることが大切ではないでしょうか。



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