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公開 2015年12月10日  

その言葉づかい、大丈夫?あなたの使っている言葉が、子どもに影響を及ぼすかもしれません

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赤ちゃんが生まれて初めて聞く声はママの声かもしれません。その後も子どもはずっとパパとママの話し声を聴いて育っていきます。家庭内で飛び交う言葉づかいはどんな言葉づかいでしょうか?私たち親の言葉遣いが、子どもに与える影響について考えてみましょう。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038021185

親の言葉づかいが重要なのはどうして?

子どもは親の言動の真似をすることも多いため、子どもの言葉づかいにドキッとした経験がある方もいるでしょう。

実は赤ちゃんは生後数日すると、ママの声に慣れて他の人の声よりママの声を好むようになります。小さな赤ちゃんでもママの言葉をしっかりと聞いているんですね。そのことを考えると、幼児期から思春期の期間までパパとママが話している会話や、子どもに対して使う言葉づかいが、成長していく過程でいかに子どもに影響していくかが分かります。

どんな言葉に気をつければいいの?

言葉によって受ける心の傷は簡単に消すことができません。それだけに傷は深く残るのです。

小さな赤ちゃんでもしっかりと話を聞いていますので、大きな怒鳴り声や、言い争う言葉は悪影響を及ぼすでしょう。
夫婦間のトラブルなどは子どものいない時にパパとママだけで話し合いましょう。また、下品な言葉づかいやネガティブな会話などは、子どもが成長した時に同じように親をまねて発してしまいますから、特に気をつける必要があります。

また、命令口調で話すことや子どもが愛情感じられない冷淡な言葉づかいなどもNG。子どもの発想や思考は親からかけられた声にも影響します。普段何気なく使っている言葉は子どもの成長過程にふさわしいかどうか、もう一度パパとママで話し合ってみるのはいかがでしょうか?

人間の成長を決定づけるものとして資質と環境の二つが考えられるが、成長過程における環境として最大のものが親の存在である。

なかでも大きな影響を与えるものが親の言葉遣いである。親の言葉はシャワーのように毎日、子どもに浴びせかけられ、それが子どもの発想や思考形態に多大な影響を与えている。

良い影響を与える言葉づかいはある?

まずは、同じ言葉を発しても、声の調子で全く変わることも覚えておくと良いですね。

パパとママの会話も、愛情溢れる温かな雰囲気を作るように努力しましょう。また、学校が始まって成績に関する話を子どもとするときも、言葉に気をつけましょう。できたら褒めてあげることはもちろん、成績が上がらなくても「よくがんばってるね」や「あなたなら、もっとできるよ」などポジティブな言葉かけてあげることが大切です。

さらに、子どもの欠点に目を留めず、良い点に目を向けて褒め言葉かけてあげましょう。子どもの良い特質をさらに伸ばしてあげることは、パパとママにしかできない一生に一度の大仕事なのです。

言葉はコミュニケーションをとる大切な手段です。
生まれた時から聞いてきた言葉やかけられてきた言葉は、子どもの成長に大きな影響を与えます。

これから出産を控えているパパとママ、育児に奮闘中のパパとママは、ぜひ子どもに愛情たっぷりの言葉をかけ続けて下さいね。

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