『中秋の名月』は”月”を神様に見立てて、収穫したばかりの農作物(さつまいもや里芋など)とススキをお供えして、自然の恵みと豊作に”感謝”する伝統行事です。もともと中国発祥の行事であり、中華圏や日本の中華街ではお団子の代わりに月餅(げっぺい)を食べる習慣があります。
夏と秋の間の時期”中秋”にあたる旧暦の8月15日に月を眺めるということで、一般的に”十五夜”または”お月見”と呼ばれています。この時期の月は空気も澄んでいること、そして、爽やかな気候なので、一年のうちで月がきれいに眺められることができます。
今年の『中秋の名月』は9月27日!お月見を親子で楽しむ方法
579 View秋は行事やイベントが目白押しの季節です。その中でも、日本古来の行事と言えば、『中秋の名月』、いわゆる”お月見”(=十五夜)です。今年の『中秋の名月』は9月27日の日曜日・休日なので、天気が良ければ家族みんなでお月見を楽しむことができます。家族で秋口の爽やかな夜空に輝く満月は眺めていても風情がありますよ!
出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10685003864『中秋の名月』は自然の恵みに”感謝”する行事
『中秋の名月』は親子で一緒に学ぶ姿勢も大切
子どもたちは園や学校で毎年、四季の行事として『中秋の名月』(=お月見)について、何らかの形で触れています。
個人差もありますが、子どもは4歳くらいになると、好奇心旺盛になり、「どうして?なんで?」という質問をママたちや先生にすることがあります。おそらく、お月見シーズンになると「なんでお月見ってするの?」、「お団子をなぜ食べるの?」などと、突っ込む子どももいることでしょう。
子どもの質問に即答してパーフェクトな答えができる”スーパーママさん”はあまりいないと思います。ママも子どもから『中秋の名月』について聞かれたら適当にスルーするのではなく、わかる範囲で対応してみてはいかがでしょうか。
もし、ママがきちんとした答えを出せなくても、子どもと一緒に改めて中秋の名月の由来などについて知識を深めてみても良いですね。親子とのコミニュケーションがさらに深まると思います!
次の項目では『中秋の名月』の楽しみ方を取り上げていますので、ご参考にしてみてください。
楽しみ方1:近所で月の見栄えが良いポイントを一緒に見つける!
我が家の場合、子どもにあらゆる体験をさせたいという気持ちがあるので、『中秋の名月』には毎年、ススキとお団子を調達し、一緒に月を見るようにしています。
子ども二人も十代になり、それぞれ忙しくなっていますが、時間が許す限り、近所のどの位置で月を見るとベストな場所かという”分析と観察”もできます。そうすると、いつの間にか月を眺めることが楽しくなります。また、20〜30分ごとに月の様子をスマホで撮影もしています。月の微妙な変化も見つけることができ、違った発見もできます。
幼児期は純粋にお月見を楽しむ感じでしたが、小学校へ上がると生活科や理科の授業で、月の見え方やそのポイントも学校で教えて頂けるので、年齢を重ねても『中秋の名月』は違う楽しみも味わえる行事だと思います!
楽しみ方2:自治体のイベントに参加
9月になると、どの自治体も地域の市報(区報)というものが各家庭に配布されます。自治体によっては”お月見会”という名で参加者で月を眺めるイベントがあります。
精通している方が、お月見の由来なども丁寧に教えて下さるので、時間に余裕があれば、親子で出かけてみても良いかともいます。
~最後に~
今回、記事で取り上げた『中秋の名月』は古くから伝わる日本の四季折々の行事の一つ。
ただ、その行事に見合った格好をしたり、和菓子洋菓子などを食べたりするだけでなく、「どうしてこの時にお団子などを食べるか」などの根本的な意味合いも考えながら、行事を楽しむことが必要です。その積み重ねが子どもの”人間性”を豊かにしてくれます!
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