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公開 2015年09月09日  

夫の両親が必ず喜ぶお土産は、夫の「●●」に関する話だった!

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お盆休みに夫の実家に帰った人もいるのでは?ちょっぴり憂鬱な気分だったり、意外な発見があったり、様々ですね。特に行く前が憂鬱。お土産何がいいのだろう。どんな話をすればいいのだろう。バスタオルまで持っていったほうがいいのか?などなどなどなど。実は夫の両親が絶対に喜ぶものがあるのです。

出典:https://www.flickr.com/photo.gne?id=6190276427

夫の両親が本当に喜ぶのは、夫がどんな風に社会のお役に立っているかを知ること

以前、帰省について、お土産に困る。話題に困る。育児のやり方の違いに困るなど友人たちと話したことがあります。その時の友人の話がその後、自分にとっても参考になったのでご紹介します。



その友人は、東京育ちです。夫の実家は静岡で、年に2~3回行く程度。何を準備するかといえば、必ず行くときに、夫のほめ話を5つ考えていくそうです。家庭の中でやってくれてうれしかったこと、会社で褒められた話。プレゼンがうまくいったとか、お客さんに感謝されたとかなんでもいいので5つ。仕事関係の話をすると、ご両親は大変喜ぶのだそうです。



お義父さんはしかめっ面で、「そうそう、社会はうまくいくものではない」なんて、新聞を読み始めたりするけれど嬉しそうなのはアリアリ。お義母さんに至っては全面的に喜んで、「あらそう!そうなの!あら~ま~」と膝乗り出して大喜び。



それもそうです。反抗期が終わり、やれやれ思っていたら、20歳になるかならないかで故郷を出て、それっきりの息子。親にわざわざ仕事の話なんてしない息子が大多数ですから、親としては子どもが社会にどれだけお役に立っているのか、どれだけがんばっているのか、本当に知りたいけど、全くわからないことなんですね。



まあ、新聞に載るような活躍をしているのならともかく、普通の多くの息子の頑張りを伝えてくれるのは、世界でヨメたった一人。



というわけで、息子の「イイ話」をしてくれるヨメの株急上昇。田舎に滞在中も快適に過ごせましたという話です。その話を聞いて、なるほど~と感心した私。さっそく実行することにしてみました。

夫の「イイ話」が思い浮かばない!

ところが…。何も思い浮かばないのです!家の中のことであれば、「子どもと遊んでくれます~」とか「たまに茶碗も洗ってくれます~」とかいいようもありますが、仕事のことはヨメの私にも何も言わない。何かないのかな。



この人、会社で何やっているんだろう?

会社の人になんて言われているんだろう?

取引先の人になんて思われているんだろう?



実は私も全然知らないことに、愕然としたんです。そういえば、以前はもっと聞いたような気がするけれど、面倒くさがって嫌がるように感じてそれっきりあまり聞いていなかったのです。しかし、その時は「土産話に何か3つくらい、仕事の話を聞き出さなければ」という使命がありますから少しずつ、時間をかけて聞き出しました。



「今、どんなことしているの?」からすこーしずつ。あまり自分の自慢をしない夫から、自分に対するお褒めの言葉を聞き出すのは至難のワザ。しかも急に根掘り葉掘り聞くのは不自然だし、3つ聞き出すのに半年くらいかかりました!

それがコミュニケーションだった!そして義両親は本当に喜んだ!

しかし、半年かけて少しずつ聞くということは、つまりそれが「夫婦のコミュニケーション」であったのです。結果「お客さんが喜んでくれて、また契約が続いた」という言葉をなんとか聞き出せば、「具体的になんて言ってくれたの?」と聞く。



「○○をしたことに対して上司が褒めてくれた」とやっとこさ、引き出せば「なんて言って褒めてくれたの?」。少しずつ、社会にどうお役にたっているのかわかる言葉が、ポロっとこぼれ落ちてくるようになりました。



その、砂漠に落ちたコンタクトレンズみたいな珠玉の一粒を(笑)すかさずキャッチして、メモメモ。普通だったらそれで翌日は忘れていくところを、忘れないようにメモ!そして、めでたく次の帰省時には、夫がいない時にこっそり、義両親にお話。



すると、本当に、笑っちゃうくらい本当にお義父さんは、照れくさそうにニコニコ。お義母さんは「おやそう~!」と膝乗り出して、聞き入ってくれました。この夏お盆休みに「なんか、しっくりいかなかったなあ。義両親の家で」と思っているあなたは、今からお正月までに、夫が会社で何をどうがんばっているのか少しずつ聞き出してみましょう。



時は経ち、すでに私の義両親は亡くなりました。そして、我が息子二人も大きくなりました。息子たちがどう社会のお役にたっているのかは、将来のヨメさんにぜひ聞きたいと思います。その時、私はきっと膝を乗り出して「あらそ~。うんうん。それで!」とヨメの話に聞き入ることでしょう。  

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