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公開 2015年11月30日  

【体験談】早期発見・早期療育の良さって?発達障害児のママが感じた5つのメリット

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息子は小さい頃から「目が合いづらい」「呼んでも振り返らない」など、主にコミュニケーションの面で育てにくさを感じ、1歳過ぎの時に発達専門の病院で「自閉傾向がある」と告げられ、その後「広汎性発達障害」との診断を受けました。1歳半から早期療育を受けてよかったと感じた5つのメリットをお伝えします。

出典:https://instagram.com/p/6qV221AzlI/

そもそも「療育」ってなに?

療育とは、障害児を医療的に育成することです。障害児の成長や自立支援のための、医療、治療、育成、保育、教育が「療育」です。

「療育」とは、「治療+教育」をあわせた言葉です。障害のある(障害の疑いや発達の遅れも含む)乳児や児童の社会的自立を目指して、小集団の中で医学的な評価(どういうところが苦手かなどを把握したりする)や個別指導を行なうことです。発達障害児の場合は、コミュニケーションを学んだり、体の使い方や身辺自立を身につける援助も行ないます。

療育を受けられるのは、専門の病院や発達支援センター、もしくは民間機関などがあります。民間機関だと、例えばソーシャルスキル&学習教室のLITALICOジュニアなどもありますね。

息子の場合は、
・病院の個別療育
・発達支援センターの児童デイサービスでの集団・個別療育
・発達支援センターでの個別療育
を主に利用しました。

療育を受けると、身辺自立などできることが増えて暮らしやすくなったり、コミュニケーション能力も高まり、子どもとママの気持ちが通じやすくなったり、発達障害特有のこだわりや行動に対する対処をママが学ぶことができたりします。

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手先の訓練

療育の5つのメリットとは?

私が、子どもの療育を受けて、主に感じたメリットは、次の5つです。

1.同じ悩みを持つママとの出会い
グループ療育の場合など、同じ悩みを持ったママに出会うことで、気持ちが前向きになったり、心にゆとりが出てきます。

2.相談がしやすくなる
療育に通うことで、療育の先生に、日ごろの困ったことへの対応方法などを気軽に相談できるようになります。

3.子どもへの接し方を親が学べる
療育の先生の子どもへの対応を見て、親が学び、参考にすることができます。

4.精神的な安定
療育の先生という存在は、子どもに味方がいると実感できる存在。それが、精神的な安定につながりました。

5.子どもの変化
療育を通して、子どもの身辺自立やコミュニケーション能力が促され、少しづつ暮らしやすくなってきています。

何よりも、療育で色々な方に出会ったおかげで、発達障害のある息子を自分と一緒に育ててくれる人がいる!と安心でき、孤育てから抜け出せたことが、療育に通うようになって一番の良さでした。

療育の先生は、プロの応援団

「ママは訓練者ではありませんよ、ママにしかできないことをしてね。」
これは、療育の先生が私におっしゃった言葉です。

療育を受けるようになるまでは、精神的にも肉体的にも、息子の子育てが本当にしんどかったのです。私が、息子の発達によいことをしようしようと少し頭でっかちになっていた、そんな時に「訓練はプロに任せて。ママは、お子さんが外で頑張ったぶん甘えさせてあげたり、ママにしかできないことを忘れないでね。」という意味で、この言葉をかけていただきました。

もちろん、ママ自身が勉強して、療育的要素を含んだ対応やしつけを自宅でしようと思えばできますが、ママは訓練者ではなく、あくまで「子どもの港(心のよりどころ)のような位置づけだ」ということに気がつき、心がふっと軽くなった一言でした。

療育は、主にプロが行うお子さんと家族の応援団です。私は、療育で関わった方々に本当に助けていただいたのでとても感謝しています。でもママや家族は、もちろんしつけはしますが、大変なところ(訓練)はある意味プロに任せて「頑張り過ぎない」くらいがちょうどいいのかもしれませんね。

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ママが笑顔でいることが一番大事!

ママの笑顔は家族に広がります。
私が息子の発達障害を疑った時期は、周りに頼る人がいなくて不安や心配が大きく、息子に笑顔を向けることが少なかったように思います。

療育で出会った、同じ悩みをもったママや応援団である先生方によって、息子のゆっくりな成長を喜べるようになってから私の笑顔
も増えてきて、次第に息子の表情も豊かになってきました。今では、息子はニコニコしていて周りの方からよく「笑顔がいいね。笑顔が可愛い!」と言われる事が多いです。

この記事を読んでいる方の中で、お子さんに育てづらさや戸惑いを感じていてしんどい…という方は、地域の保健センターなどで行っている発達相談に一度行ってみてもよいかもしれません。

ママは笑顔が一番!頑張りすぎないでいきましょうね。

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