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公開 2015年09月18日  

育児にイライラ、そして自己嫌悪の日々…そんなあなたに読んでほしい、先輩ママからのメッセージ

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子育て中のママさん達、毎日育児、お疲れ様です!自分の時間が取れない、授乳で睡眠不足、何を言ってもイヤイヤ言われる…などなど、ママのイライラ源は尽きませんよね。イライラして、子どもに当たって、自己嫌悪…。そんな毎日を、いっぱいいっぱいに頑張っているあなたに、ぜひ読んでいただきたい記事です。先輩ママさんからの素敵なメッセージをご紹介します。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10272001859

頭をバチーン!辺りの時間が止まった出来事

実家から自宅へ帰ってきた日、空港であった出来事です。



飛行機を降り、空港連絡バスの時間まで、少し時間がありました。私は子どもを連れ、空港内の売店の前にあった、イスに座っていました。夏休みも終盤。旅先や帰省先から戻ってきた人々で、空港はごった返していました。



私達の目の前の売店も、たいへんな人混み。そんな中で、お弁当を選ぶひとりのママさんがいました。まだ一歳にならないであろう、可愛らしい赤ちゃんを抱っこひもに抱え、もう一方の手にはヒロと変わらないくらいの、小さな女の子を連れて。



そのママさんが女の子の手を離し、その手をお弁当に伸ばした瞬間、小さな女の子は、ふらふら…と売店の外に向かって、歩き出しました。



「はなちゃん!はなちゃん!行かないで‼」

ママさんの叫びにも似た呼び声が、あたりに響きました。それでも振り返らない、はなちゃん。でも、まだよちよち歩きの女の子。そんなに遠くに行ってしまったわけではなく、そばに駆け寄って手を取れば、充分に安全が確保できる状況ではあったのです。



あぁ、お母さん、疲れてるなぁ。と思った瞬間。



ママさんがはなちゃんに駆け寄り、背後から「バシーン!!」と、はなちゃんの後頭部を叩きました。はなちゃんはもちろん大泣き。背後からだったので、誰から叩かれたのかもわからなかったと思います。



周囲の人たちも一瞬息をのみ、そこだけ時間が止まったかのようになりました。



それに気付いたママさんは、はっとされた様子で、はなちゃんを抱きしめ、「勝手に歩いて行かないで!誰か知らない人に連れて行かれちゃったらどうするの!」と叫びました。はなちゃんは、多分その話を聞いても内容を理解はできず、そしてかわらず号泣していました。



ママさんは、きっとご自身と、周囲の人に言い聞かせる意味でも、そのようにおっしゃったのだと思います。

私も同じだと思ったこと。

私は、その一部始終を見ていて、はなちゃんが叩かれた瞬間、とてもショックではあったのですが、その気持ちのすぐ後に感じたのは、「私も同じだよ。」ということでした。



私達が座っていた、その椅子にたどり着くまでに、自閉っ子の長男と、機内で降りる降りると大騒ぎだった次男を抱え、へとへとになって降りた飛行機。そんな中、空港についてすぐに、トイレに入ったのですが。用を足して手を洗おうとした瞬間、長男が脱走!



「ハル!お母さんの近くにいてって言ってるでしょ!!!」と、そんなに強く言わなくてもいいのにっていうくらい、叫んでしまいました。



それは、もちろん心配もあるのですが、そんな言い方をしなくても、長男はいつも私の所に来てくれるのです。でも自分に余裕が無くて、そんな言い方になってしまったんですね。



その出来事が、ほんの数分前だったので、このママさんも、どこか遠出してきたんだろうな。ひとりで、赤ちゃんと歩き初めのお子さんを抱え、本当にへとへとで、いっぱいいいっぱいで。それで、つい手がでちゃったんだよね。と、そのママさんの気持ちが、手に取るようにわかる気がしました。もちろん、叩いたのは良くなかったと思うのですが。



でも、「しまった!」て思ったよね。はなちゃんのこと、ぎゅっと抱きしめるママさんの背中から、その思いが痛い程伝わってきました。



大丈夫!大丈夫だよ。みんな同じだよ。私も同じだよ。きっと、自分で気付けるのなら、大丈夫。ひとりで二人抱えての長距離移動、たいへんだよね。お疲れさま。あなたはがんばってる!



と、心の中で思いました。



そして、「そう思ってるの、きっと私だけじゃないよ。子育てした人なら、そんなふうに心の中で応援してくれてる人、今この場にもきっとたくさんいるよ。」と思いました。

そんなとき出会った、先輩ママからのステキなメッセージ

そんなことがあってすぐに、先輩ママさんの、ステキなメッセージとの出会いがありました。



カウンセラーで、「傾聴」を勧める活動をされている、辰 由加さんのブログ「ナノという【傾聴】のシステム。」の記事からの抜粋です。



「抱っこしてくだしゃ~い~~(号泣)」

数日前 夕方 駅から 家までの道。。

保育園があるんだけどね

そこを出て しばらくした道の どまんなか・・

ベビーカーを おりて

2歳くらいの 女の子が

お母さんの 右足にしがみついて

泣きながら 訴えていた。。





「 抱っこしてくだしゃぁ~い   お願いですぅ~~」



「 おかぁ~しゃ~~ん ねぇ ってばぁ~~~ 」



「 ・・・・  」 (前をみて 無言)



「 だっこぉ~~~~ 」



「 いいから 立ちなさい。(凄く冷静に)」



「 えぇーーん ><   だっこぉ~~~ 」



「 ・・・ 」( 無言 )



私は 横を通り過ぎた。

可愛い女の子が 心折れそうに

泣いていた。



お母さんの心には 届かない。



仕事で 頑張って 一日 働いたお母さん

急ぎ足で お子さんをお迎えに 来たんだね。



ベビーカーを持つ 右手

荷物を持つ 左手

抱っこ・・・出来ないよね。

だって もう クタクタだよ。



「 ほら 立ちなさい 」



そういうと 右足ごと 子供を

軽く蹴った・・・



手を放して 道にひっくり返った子供。

慌てて 手を差し伸べようとした母親は

それをやめて



「 ほら 立ちなさい 」 そう言った。



私ね。

通り過ぎたのに

我慢が出来なくて 戻ったんだ。



余計な事だよ

わかってる



お母さんの目の前に立って

なるべく そっと 声をかけた。



「 抱っこ抱っこって やんなっちゃうよねぇ 」



「 あ・・・」



「 お子さんの名前なんて言うんですか?」



「 なんだか 言う事聞かなくて・・・まいちゃん 立って・・ 」



「 まいちゃんって 言うんだ 可愛い名前ですねぇ~」



「 はぁ・・」



「 まいちゃん いい事教えてあげる



  抱っこして欲しい時はね 



  にっこり笑ってママ 抱っこしてあげる って言うんだよ 」





まいちゃんに わかるわけないけど

そう言わざるをえなくて・・・



そう言ったら

お母さんは 泣きだした。



私も 一緒に 泣いちゃった^^



まいちゃんを 抱っこできないのはね

お母さんが 抱っこして欲しいくらい

疲れちゃってるんだ。



「 私ね 日本ハグ協会に 入ってるんだぁ~ 」



そう言って お母さんを そっとハグした。



「 すみません すみません 」



「 いつまでも 小さくないから 大丈夫。 



  そのうち 本当に お子さんからハグしてもらえるさ! 」



そんなやりとりを見て

まいちゃんは さっきまで泣いてたのが

嘘のように 前を 歩きだしてしまった



「 じゃあね~♪ 」



遠くで 私におじぎしている 彼女。

負けるな! がんばれ!!



私 48歳です

子育ても 一段落なのに

まだ ぜんぜん 完璧な大人なんかじゃない。

いつも いつも 迷ってる。



子供の時

自分から見た 親って絶対的な存在だったけど

みんな いつだって大変なんだ!



これは、日本中、世界中のママ達へのメッセージ。

この記事を読んで、これは、私に言ってくださってる。あの、飛行場で会ったママさんに、言ってくださってる。日本中、いや、世界中で同じように日々育児に励むお母さんに、言ってくださっているんだ。みんな、一緒なんだなぁと思いました。



子育てに追われ、家事に追われ、日々くたくたになっているあなた。

イライラしたり、自己嫌悪に陥ったりすることもあるでしょう。私なんかしょっちゅうです。



でも、それは世界中のお母さんが通って来た道。私も、あなたも、ひとりじゃない!



そんな仲間達が、今日もどこかで同じように頑張っていることを励みにして、そして、頑張っている自分の心を、自分でぎゅっとハグしちゃいましょう!



毎日育児、お疲れさまです!

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