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公開 2015年09月22日  

「○○くんは集団についていけてません」と保育園で言われたら?我が家の凸凹育児体験談

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わが子が「ふつう」の範疇からちょっとハズれて「手のかかる子」だったとき、どうすればよいのでしょうか?今回は、長男の保育園の先生から言われた一言から当時の体験談をお伝えします。

出典:https://www.flickr.com/photo.gne?id=12648465025

魔の2歳児…?

「ヤダヤダ」「ジブンデ」が大爆発する魔の2歳児。どこのおうちでも、そんな2歳児の子育てが平和に済むわけはなく、わが家で2歳児となった長男に手を焼いているのは、特に変わったことではないだろうと思っていました。



1人目の子どもなので何が「ふつう」なのかよくわかっていませんでしたから、「たいへん」と感じるのは、私の誘導の仕方が下手なせい?あるいは我慢が足りないせい?というように、自分を納得させていたところがあります。



ですから、保育園の個人面談で突然「長男くんは集団についていけてません」と言われた時は、ガツンと衝撃が走りました。たくさんの子どもを見ている、プロの保育者から見てもうちの長男は「ふつう」の範疇からはみ出している!?

手のかかる子

一言で「手のかかる子」といっても、その理由は様々です。もしも、耳の聞こえが悪いとか、あるいは手足が不自由であるなどの身体的な問題なのであれば、もちろん特別な配慮が必要となります。先生も「どのようにサポートしたらよいだろうか」とすぐに具体的な対策の検討をするはずです。



でも、長男の場合は、耳は聞こえていて言葉も理解しているようですし、身体的な問題はありません。遊ぶ様子などから見ても、知的な遅れも感じられません。それなのに、「パジャマに着替えて寝る支度をしましょう」とか「トイレを済ませて帽子をかぶってお散歩に行きましょう」というようなことが一向に進まず、みんなより大きく遅れを取ってしまうようです。



もちろん、2歳児が一筋縄でいかないことくらい先生だって先刻承知です。だらだらしている子がいたり、誰かと喧嘩して泣いている子がいたりするのも織り込み済みです。それでも重ねて声かけをしたり、少し援助したり、ゆっくりと誘っていって、ようやくほとんどの子が散歩に出かけられる状態になったとき、まだ何もできていないのが長男、ということがしょっちゅう起こるというわけです。

何がいけないの?

長男が通っている保育園は、保育者の配置も手厚く、設備も整っており、温かい雰囲気の中でゆったりした保育がなされているところでした。



面談で言われた「長男くんは集団についていけてません」も、非難するように言われたわけではなく、あくまでも問題解決の糸口を探したい、そして解決のための協力を求めたいという気持ちから来ていたと思います。しかし、親の育て方に何か問題があるのではないか、と先生が考えられているように感じていました。

「チームで子育て」までのはるかな道のり

「長時間保育だからいけないのではないか?」という話になり、親として「それは違う」と思ったとしても、なかなか確証は得られません。結果、長時間保育でない時期があっても、長男の問題は何も軽減しなかったり、第2子、第3子が生まれ、長男とはまったくタイプの違う子であったことで、ようやく親も先生も深く納得するに至ったのです。「これは、長男の持って生まれた性質によるものだ」と。



凸凹くんの子育ては、やっかいなことがてんこ盛りです。親、先生、祖父母など関わる全ての人がチーム一丸となって当たらなければとてもこなせるものではないと感じています。

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