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公開 2016年01月28日  

【体験談】2人目の出産だからといって里帰りできるとは限らない…私が感じた「備えること」の大切さ

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長男が2歳10ヶ月の時に、次男を出産。実家の都合で、長男と赤ちゃんと私の3人一緒の里帰りが叶わず、産後の里帰りを断念。いろんな不安を解消するために私がした出産までの準備と反省についてお伝えします。

出典:https://pixta.jp/illustration/5151545

長男のときと同じように里帰りしたかったが…

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長男を出産したときは、自分の実家に里帰りして、約1ヶ月ほどのゆったりした産後ライフを過ごしました。当然、次男の出産後も、長男と次男を連れて、ゆっくり実家で過ごそうと考えていました。

しかし、母からは「里帰りするなら、あなたと次男になる赤ちゃんの2人だけにしてほしい。」また、「旦那さんと長男の2人は、旦那さんの実家に里帰りし、旦那さんは実家から通勤してもらってほしい。」と言われ、残念ながら里帰り出産は断念することになりました。ちょこまかと動き回る長男のお守りは、何が起きるか予測がつかなくて怖いから困るという理由でした。

母が不安に思う気持ちは理解できましたが、幼い長男のことを考えたら、それはできませんでした。私の実家は両親が揃っていますが、旦那の実家は義母ひとりです。立地的にも、周囲に坂が多くて危ないので、長男を旦那の実家に預けるということは考えられませんでした。とはいえ、母の性格上、話し合いは難しいと感じたので、里帰りをあきらめ、別の方法を探すことにしました。

一番心配だったのは、私が入院している間の長男の世話

里帰りをしないと決めてから、一番不安に感じたのは、私が入院している間の長男の世話でした。

旦那は仕事があるので、日中、長男の世話をすることができません。私が悩んでいると、2人目の出産で里帰りをしなかったママ友が、アドバイスをくれました。そのママ友は、保育園を利用し、送迎は旦那さんと友人にお願いしたようで、さらに保育園は緊急一時保育ではなく、市役所を通さない形での保育園との直接契約にしたということでした。緊急一時保育では入院してからしか子どもを預かってもらえない一方、直接契約の場合は、任意契約になるため保育料が高額にはなるものの、保育園との話し合いで保育期間を決められるのが魅力的でした。

当時の旦那の帰宅時間は、早くても8時過ぎ。保育園の退園時間が4時半なので、子どものお迎えが間に合いません。そこで、お迎えはファミリーサポートを利用することにしました。ファミリーサポートに、お迎えと夕食と旦那が帰宅するまでのお預かりをお願いすることで、私が入院している間の長男に対する不安は解消することができました。

はじめて長男を保育園に預けることへの不安

ちょうど妊娠6ヶ月の頃、保育園に預けると決めたので、まず近くの保育園に連絡し、出産前後の保育について相談しました。まだ先のことなので確約はしていただけませんでしたが、たぶん受け入れはできるとの返答に、少しだけホッとしました。その一方で、集団生活をしたことのない長男を保育園に突然預けることに強い不安を感じていました。

そこで、少しでも場所や先生に慣れようと思い、預ける予定の保育園で開催されている育児教室や園庭開放に参加することにしました。

不安を取り除くために、出産前の慣らし保育

長男に対しての不安はもちろんのこと、私自身の不安を取り除くためにも、出産前の1ヶ月を慣らし保育期間としました。この間、保育園側との意思疎通がうまくいかず、途方にくれて泣いたり、不安になってママ友や、市の保育園窓口に相談したりすることもありました。

「長男をここに入園させて大丈夫なのだろうか?」と不安を感じて悩んでいましたが、長男は楽しそうに通っていました。ママ友の「子どもが大丈夫なら、考えすぎない方が良いよ」「今は母が動ける状態だから保育園もいろいろ言うけど、産後になれば大丈夫よ」という言葉のおかげで、保育園を変えることなく、無事に出産を迎えることができました。

「事前に備えること」の大切さ

感情的にはすっきりしないものが残りましたが、自分にも反省点があったと思っています。それは、実家に対しても保育園に対しても、きちんと相手についてのリサーチができておらず、事前にするべき十分な情報共有と話し合いが不十分だったということです。何とかなるだろうと相手に期待し頼りすぎていたのだと思いました。

それでも今となれば、辛かったことより、たった2ヶ月の在園期間に参加させてもらえたお遊戯会での長男の笑顔が一番の思い出になっています。

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