前記事からのつづきです。
4歳で、昆虫飼育に目覚め、かいがいしくお世話をしていたカブトムシの死と対面して、
親子ともども、『生』と『死』について考えさせられました。
そして、今年。
双子5歳。
息子はカブトムシの「死」とこう向き合った【No.30】おじゃったもんせ双子 カブトムシと双子最終回
19,980 View初めて、昆虫飼育をしてみたあの夏。そこから双子も5歳になりました。昆虫飼育を通してみた、子どもたちの心の成長。最終回。
一人で向き合う
「ママ…メスが…しんじゃった…」
目に涙をいっぱいためながら、
手の平にのせたメスをじっと見つめていました。
そのメスを、元いた飼育ケースとは別の昆虫かごに入れ、そこにゼリーを入れた洋。
そのかごを毎朝、じーっと見つめていました。
2日ほど経過して、私が埋めてあげないのかを尋ねると、
「だって、生き返るかもしれないし…」
そうか…洋ちゃんはそうやって向き合ってるんだね。
それから、1週間、
かごから出して、またじっとみつめ、
「あした、うめてあげるよ…」
くわがたさん、カブトムシさん、ゴメンね。
本当はのびのびとした森や林で暮らすのが本来の姿だよね。
こんな狭い飼育ケースじゃイヤだよね。
でも、洋は、キミたちから『愛情』や『別れ』、『死』、『生きる』…
いっぱいいっぱいいろんなことを、大事なことを学んでいます。
本当にありがとう。
おわり
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