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公開 2015年09月18日  

実は悩みが尽きない!?「孫育て」に行き詰まるイマドキ祖父母世代の実際【9/21は敬老の日】

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子育て世代にとって孫育てをしてくれる実親・義父母の存在はとても大きいですよね。一方で、実親・義父母にとっての悩みも少なくないようです。孫育てのメリットと、孫育てを頼むときに親が気をつけるべき点について書いていきます。


「孫育て」が必要とされる背景 とは

実親・義父母(祖父母世代)が孫の面倒をみる「孫育て」。祖父母世代を対象とした2015年の第一生命経済研究所の調査によると、



「孫の母親の依頼で、面倒をみた経験がある人は、祖父で 59.8%、祖母では 73.0%」



単世帯の家庭が増えているにも関わらず、祖父母世代の育児への関わりは依然として続いているようです。

現代の子育て環境からすると・・・共働き家庭の増加、保育所の不足、父親の育児休業獲得が進まない、地域の地縁の希薄化など。子育てをしている中で、人手を借りたい状況はますます増えてくるはずです。



そうした背景もあり、育児経験者でもある祖父母世代の存在が、日頃の子育ての中で大きな支えになっているご家庭も少なくないと思います。

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気軽で安心して任せられる祖父母の存在

実親・義父母と同居しているのか、そうでないかで「孫育て」の中身も大きく変わってくると思いますが、いずれにしても現代の子育て世代にとって、実親・義父母の存在は重要なサポート資源となっています。



子どもの食事、お風呂、送り迎えなどから、お子さんが病気の時の緊急時の対応などの物理的なサポートもあれば、育児の相談相手になるといった精神的なサポートもありえるでしょう。



特に一人目の子育ては右も左も分からない世界。子どもの誕生と同時に親になった夫婦は、育児で行き詰まったり不安になることも多いはずです。そうした時に、安心して頼れる先があると、救われますよね。

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実は悩みが尽きない!?「孫育て」

「かわいい孫の面倒をみるのだから、実親・義父母も喜んでくれているはず」



そう思われる「孫育て」ですが、当然ながら、面倒をみる側にも「孫育て」の悩みがあります。



例えば、世代間の育児常識のギャップが大きいこと。実親・義父母世代では質の良い粉ミルクがなかったため、完全母乳じゃなければダメだと思っていたり、進化している育児ツールの使い方が分からない等、自分の経験とのあまりの違いに戸惑うことも多いのです。



良かれと思ってやったことが、今の子育て世代にとっては過干渉に見えたり、やってほしくないことだったりします。それが元で、ついついぶつかりあってしまうというケースもあります。



また、意外と見落とされがちな点ですが、現役の親世代であっても子育てには大変な体力が必要なように、祖父母の場合は、足腰が弱まったり、判断力が低下したり体力的負担が大きくなります。実際に、疲れがたまり、体調を崩して入院するケースもあるようです。



さらに、そうした悩みが言えずに自分自身で抱えてしまい、それがストレスになる場合もあります。自分の娘息子のためにと思って頑張りすぎてしまい、自分の時間と精神を削って孫育てに費やしてしまうことも少なくないようです。

以下の漫画は、そんな「孫育て」の負担に耐え切れなくなった実母の様子をリアルに描いています。↓

日頃の感謝、伝えてますか?

では、現役の子育て世代として、実親・義父母の協力を快く得ていくためには、どんな事に気をつけると良いのでしょうか。



①実親・義父母は現代子育ての超初心者だと認識する

まず気をつけなければならない点は、孤立しがちな子育て世代にとって、一番身近な存在である実親・義父母が孫育てをしてくれることはとても支えになるものの、むしろ一番近い存在であるがゆえに、甘えすぎてしまう傾向にあるという点です。



子育て経験者だからなんでもできるだろうと思い込んではいけません。前述したように、今の時代と昔の時代の違いや、現役世代との体力的な差、そして心理面的に悩みを打ち明けられないこともあるのです。



②感謝を伝えることを忘れない

ただし、お互いの事情に気を使いすぎて、何も頼めなくなってしまっては子育ての孤立を助長してしまいます。そのため、実親・義父母は身近な存在ではありますが、だからこそ感謝を伝える事を怠ってしまいがち。日頃からコミュニケーションをとり、お互いの関係性を耕しておくことも重要です。



9月21日は敬老の日です。これを機に、普段の感謝を言葉にして伝えてみてはいかかでしょうか?子どもたちからおじいちゃんおばあちゃんへのメッセージを添えるのも良さそうです。



ちなみに、株式会社ゆこゆこが祖父母世代に実施した調査で、「敬老の日」に「おめでとう」といわれるとどういう気持ちになるかを聞いたところ、全体では「複雑な気持ちになる」という回答が27.0%と最多だったそうです・・・。

ぜひ、「おめでとう!」ではなく、心のこもった「ありがとう」を送ってあげたいですね!!

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その家族によって実親・義父母の関わり方は違うと思います。日々の感謝とコミュニケーションの中でそれぞれの家族に合った「孫育て」のカタチが見つかり、実親・義父母を含めてひとつの子育てチームが作れるといいですね!

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