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公開 2015年10月18日  

「子どもは連れてこないで」日本と違う、アメリカの保育園の保護者会を徹底レポート!

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息子がアメリカの保育園に在籍することはや2年。初めて保育園の保護者会に父親と息子2人で参加してきました。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10272002543

妻子に遅れること1年半、アメリカに引っ越してはやくも半年が経った駐在夫のブルースです。

アメリカの学校は8月末から新学期が始まります。2年間通ってきた息子の保育園生活も残り1年。新しい担任になり、小学校へ向けた準備の学年になったこともあり、新学期の最初の週に保護者会 (Parents Night) が開催されました。

保育園の保護者会は、保護者と先生のイベントだった

保護者会の案内には「説明に集中していただくため、お子さんの世話は調整してくださいね」と書いています。どうやら親戚やベビーシッターに子どもを預けて参加してくれ、ということのようです。

さて困りました。私はこういうイベントは絶対参加したいタイプなので、子どもを妻に預けてでも参加したい。とはいえ、駐在夫である私の妻はバリバリの日本人駐在員で、あいにく保護者会の日に出張が入っています。ベビーシッターとか子どもを預かってくれる友人とかもいないので、参加は断念かな、、と思ったけれど、念のため担任の先生に「子連れで参加しても良いですか?」と聞いてみました。

すると、意外にも問題ないとの返事が返ってきました。「なるべく説明を聞くことに集中してほしいけど、お宅のお子さんだったら絶対静かにしてるでしょう」とのこと。確かに息子は1時間くらい静かにしていられるのだけど、担任の先生もそれを知っているとは、うちの子、普段どれだけ大人しいんでしょう。

保護者会の参加状況は?

保護者会は閉園後の開催で、夕方6時15分から7時15分までの1時間でした

4歳児は2クラスに分かれているのだけど、2クラス合同開催でした。一番に到着したので教室で待っていると、何度か会ったことのある息子の友達の両親が2組ほど現れました。意外と皆さん父母で参加するのか、と思っていましたが、出席した11家族中、父母で参加が4家族、母親のみ参加が6家族、父親のみ参加が我が家のみでした。

4歳児クラスは2クラス合計で30名近くいるので、出席率は半分以下でした。参加していた11家族中5家族で父親が来られていたので、以前聞いた、「アメリカでは日本と違って父親が保護者イベントに積極的に参加する」という話は、それなりに本当のようです。母親だけ参加の家庭では家で子どもと留守番しているかもしれません。

なお、子連れで参加しているのは当然ながら我が家だけでした。

思いの外、先生が一方的にしゃべるだけだった

時間通りに保護者会が始まりました。息子のクラスの担任の先生がクラスでのきまりやイベントを一方的に説明する、という流れでした。とはいえ、アメリカは説明中でも聴講者が積極的に質問をすることが多く、適宜質疑応答が入りました。文化の違いを感じます。

1時間弱の説明のうち、一番時間を割いたのが教育カリキュラムについてでした。翌年から始まる小学校(Kindergarten)にむけて、息子の通う保育園では、一足先に小学校で習うべきアルファベットの書き方や、読み方を勉強していくということでした。

息子は、会場が息子のクラスで、普段遊んでいる遊具をふんだんに使うことができたのもあってか、私が心配していたほど退屈してはいませんでした。私が説明を聞いている間ずっと、真剣に絵を描いたり塗り絵をしたりしていたけれど、30分ほどで集中力が切れたよう。小声で「そろそろ帰ろうよ」とささやいてきましたが、「もう少し待ってね」とダラダラ引き伸ばし作戦で、何とか終了時間まで一人で遊んでもらうことに成功しました。

予定されていた1時間より15分ほど早く保護者会は終了し、その後は個別の質問などを受け付ける時間になり、流れ解散でした。

担任の先生は通常7時から16時までの勤務なのだけど、保護者会のために19時まで残っていたので、この日はじつに12時間勤務だったようです。お疲れ様でした!

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