「Good」だけじゃない!すぐに使える、英語で子どもを褒める声掛けフレーズはこれだ!のタイトル画像
公開 2015年10月21日  

「Good」だけじゃない!すぐに使える、英語で子どもを褒める声掛けフレーズはこれだ!

1,409 View

子どもとの英語コミュニケーション向上に大切なのは「英語でのフィードバック」です。子どものアクションに、親が上手に「反応する」ことは、親子間でのかかわりあい(ストローク)の量を増やすきっかけになります。特に、子どもの場合は「言葉」以外の「非言語表現」をふくめたフィードバックがとても大切ですね。今回は、家庭で使える「フィードバック」センテンスに焦点をあてます!


2つのフィードバックを使いこなそう!「褒める」or「訂正する」

「Good」だけじゃない!すぐに使える、英語で子どもを褒める声掛けフレーズはこれだ!の画像1
親子の間での「かかわりあい:ストローク」の量を増やすことが大切です!

まず、子どもに対して、親が「上手に反応する:フィードバック」ことは、親子間での「かかわりあい:ストロークの量」を増やすきっかけになります。そして、フィードバックとしては、以下の2つが大切です。

■上手くいったとき(褒めてあげる時に):
• Very good!
• That looks good!
• Fantastic! Awesome!
• You did it!

■上手くいかなかったとき(訂正や再挑戦を促すとき)
• Close…
• Almost…
• Try this way…
• I’ll help you. Let’s try again.

ここでのポイントは「叱る」というネガティブな英語センテンスを使わない事です。日本語でも英語でも同じですが、間違っている場合に「NO!」ではなくて、子どもの成長を促す「訂正表現:Correction Feedback」を使う事が最も大切なことですね。

リアクション芸で、ノリノリにさせてあげよう!

子どもの場合は「言葉」以外の「非言語表現」をふくめたフィードバックがとても大切です。褒めるフレーズを使う時は、例えば、以下のような大きな分かりやすいリアクションを組み合わせてあげるのが良いですね。

・ハイタッチ → パチンと大きな音がしたら、わざと痛がる/転がる
・ハグしてあげる!(安心させてあげる)
・高い高いしてあげる!(高揚感をあたえてあげる)

訂正&再挑戦を促すフレーズは、子どもの表情などをみながら!

訂正&再挑戦を促すフレーズを使う際は、Close…, Almost…, Try this way… , I’ll help youなどの英語フレーズに加えて、下記のような非言語アクションをとるのをオススメします。

(a)対面ではなく、横からサポートしてあげる。指であとちょっとだったことを示す。
(b)しゃがんで、目線の高さを同じにして、共同して取り組もうと示す。
(c)役割と責任を分割する→:パパが左半分、子どもが右半分を担当する。
(d)役割と責任をパパに移転する→:パパの背中にのせてあげて、パパロボットにのってチャレンジする。

その際には、子どもの表情、しぐさ、言葉づかいを、しっかり観察して、心の準備ができているのかを見定めるのが大切ですね。不安を感じながらも、子どもたちが前向きにチャレンジする気持ちをもてるように、親はリソースを補充してあげましょう。

(c)(d)などは、わが家ではよく使うテクニックでございます。少し出来るようになって自信がついたら、一人でのチャレンジに導いてあげますね。

要注意:「もう一回、がんばれ!」言葉でプッシュしても上手くいかない

上手くいかなくて、しょんぼりしている場合に、「もう一回、がんばれ!」と言葉でプッシュしても、子どもは動けない時が多々あります。

これは「エネルギー(リソース)が不足して、モチベーションが発揮されない状況」です。イヤイヤに尻をひっぱたく昭和スタイル(星一徹スタイル)もありますが、丁寧に子どものやる気をコントロールしてあげる工夫と賢さが大切ですね。

例えば、深呼吸をして「どうすれば上手く行きそうかを考えさせる」という方法もあります。前述の(c)(d)などは、わが家ではよく使うテクニックで、効果的だと感じています。少し出来るようになって自信がついたら、一人でのチャレンジに導いてあげるとスムーズです。

また、英語で励ます場合には、要注意です。例えば、What needs to be changed to solve this?(どうしたら上手くいくかな?)という質問を親がする場合、子どもが「英語で答えるには非常に難易度が高い質問」となります。

そもそも、日本語においても答えるのが難しく、子どもは即時にパニックになってしまいます。もし、子どもに考えることを促したい場合は「あえて日本語モードに戻して、日本語で適切に質問してあげる」などの工夫が必要ですね。(英語にこだわりすぎて、コミュニケーションで失敗すると意味ないですよね)

応用編:コミュニケーション上手に育てる! 3-4才になったら挑戦してみよう!

「子どもから親へのフィードバックをうながす」ことは、3-4才の子どものコミュニケーション能力を向上させる大切なポイントです。これは「親が何かのアクションをやってみせて、それに対してのフィードバックをもらう」というパターンです。

例えば、こんな英語フレーズが良く使われます。

•Like this? (こんな感じ?)
•What do you think? Better? (これでどう、さっきより良い?)
•How does it look now? (今度は、どんな感じ?)

表面的には、親からの質問のようにも見えますが、「親が行動を起こし→ それに対してフィードバックを聞く」という点がポイントです。親からどんどん仕かけていって、コミュニケーションのキャッチボールを楽しんでくださいね!

そのうちに「Daddy, you did good job!」など、子どもから褒めてもらえるような最高に嬉しいフレーズがでてくるはずです!そのシーンに向けて、たくさん褒めて、大きく伸ばしてあげましょう!

Share!