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公開 2015年10月17日  

親になったら完璧じゃなきゃいけない?こうあるべきという思い込みを外してみよう!

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みなさんの中で「親とは、こうあるべきかも・・」という神話はありますか?それは単なる「思い込み」かもしれません。そんな思い込みを取り除いて、もっとラクに子育てができたらいいですね。

出典:https://www.flickr.com/photo.gne?id=21211242418

親という仕事の神話?

私は日々の活動の中で、色んなお母さんに出会のですが、そんな中、「お母さん!!そんなに完璧を目指さなくって大丈夫ですよ~」「自分がいい母親じゃないって、自分を責めないで~」そう思う事がたくさんあります。そんな方の多くは、知らないうちに、「母とは親とは、こうあるべき」という「親という仕事の神話」に囚われている事が少なくありません。

もしかすると、みなさんも、なんらかの「親という仕事の神話」を持たれていませんか?今日は、そんな思い込みを外して、もう少し楽になってみませんか?

親は子どものお手本となるように、完璧でなければいけない

こうやって文字にしてしまうと、「そんな訳ないじゃないですか!」と思われるかもしれませんが、この「神話」に囚われていらっしゃるお母さんは意外に多いのです。

・大人だから、いい見本にならなきゃ!
・子どもは親を見て育つから!

でも、子どもに自分の価値観や行動を示して見せるのは確かに役に立つのですが、完璧でいようと思う事は役に立ちません!!子どもは、間違いを犯してもよい事を知り、間違いを正すことを学ぶ必要があります。

親が完璧なところばかり見せていると、子どもは失敗を恐れて、新しいことにチャレンジするのを拒みがちになります。親は、完璧な所を見せるより、「あーー、失敗したなー」「あちゃー、やっちゃった!!」とむしろ開き直ってそんな時、どういう対応をしたかを、子どもに見せる、共有する事が本当は大切なのです。

子どもが怒ったり、不幸だったりするのは、私が悪い親だからだ

親としての仕事って一体なんでしょうか・・。

それは、子どもが生きていくために必要な経験とスキルを与える事だと私は考えています。完璧な親である必要が無いように、いつもいつも、親が子どもを幸せにする事は出来ないし、もし、それが出来たとしても、それは「子どもが自分で自分を幸せにするスキルを身に着ける機会」を奪っている事になるかもしれません。

人に頼って、自分を幸せにしてもらおうと思うかも?!一生誰かに頼って生きていこうと思うかも?!そうなったら大変ですよね・・・。子どもが怒ったり、なんだかしょんぼりしていたら、そこから「どうしたらいいのか?」を、親子で一緒に考えていく。それでいいんじゃないでしょうか?

そんな経験の繰り返しこそが、子どもの将来にとって、何よりの財産になると、私は思います。

親も子も不完全である事を認めてラクになろう!!

自分の年齢=お母さん年齢ではありませんよね。

・私は大人だから
・私は親だから

そう思って、頑張り過ぎなくっても、お子さんと一緒に、ゆっくりお母さん年齢を重ねていきましょうよ。

親子関係は一生続きます。これから、楽しい事も苦しい事も、きっとたくさんあると思います。でも、たとえどんな事があっても、もともとお互いが不完全。だから、何かあったら、親子で「どうしたらいいのか?」を考えて一緒に何度でも、違う方法でやり直せばいいんだ。そう思われたらいいんじゃないでしょうか?

きっと、そんな事を思いながら育てられたお子さんは、立派に育っていかれると、私は思います。お母さん業は、本当に日々大変かと思いますが、ゆっくりゆっくり、もう少しラクな気持ちで、どうかこれからもやっていって下さいね。

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