【体験談】本当に育児本の通り？成長がゆっくりな息子の生後4～5ヶ月

我が子は2015年7月で1歳を迎えました。今現在は育児本より発達が多少遅れていようが、「個人差があるからね」「この子はのんびりさんかな？」なんて思える余裕も少しずつ出てきましたが、生後数ヶ月の頃はその遅れが気になって不安で仕方がありませんでした。

当時の自分に「そんなに不安にならなくても大丈夫だよ」と言ってあげたいです。当時の私と同じように、育児本と子どもの成長が違って悩んでいる人がいるかもしれません。今日はすこし発達がゆっくりな我が子の様子をご紹介することで、そんな不安を少しでも取り除ければと思います。

まずは、「はじめての男の子育児0～3歳（渡辺とよ子監修・西東社 ）」から生後4～5ヶ月の一般的な発達・成長の様子を見てみましょう。

★体の発達
・筋力がついてきて、まわりにあるものを手でつかみ、ぐいっと引き寄せることができるように
・なんでも口に入れてしまう時期
・指しゃぶりが頻繁になったり、ヨダレがふんと増える子も
・まだ自分の意思で寝返りはできないけれど、仰向けで寝転がっているうちに腰を浮かせてひねったり、足を交差させられるように

★心の発達
・目に付いたもので欲しいモノがあるとなんでも手を伸ばして口で舐める
（赤ちゃんにとってはこれが勉強であるため、危険なもの以外は気の済むようにさせてあげる）
・好奇心や探究心が育つ時期
・喃語が発達し、「あー」「うー」などの母音だけでなく、「ぶー」「ばー」という子音も出てくるように

★その他
・昼夜の区別がつき、夜の授乳がなくなってくる
・4～5ヶ月頃から「夜泣き」が始まることも

★体の発達
・首がすわった
・足を交差したり横向いたりと、寝返りの兆候が見えてきた
・体重の増え方が緩やかになった
・後頭部の抜け毛がおさまってきた
・寝転んで遊ばせてたら、頭と足の向きが逆になってたので、それだけ手足の力がついてきたように感じる

★心の発達
・笑顔とおしゃべりがさらに増えた
・おもちゃで遊びながら「あうー」ご機嫌で一人遊びできる
・抱っこひもで散歩に出るとすぐ寝ていたのが、キョロキョロするように。外の景色に興味を持ってくれた様子
・息子の手に私の手を近づけると、すごい勢いで掴んで口に持っていこうとする

★その他
・ねんねの時、ちょこっとだけ目を開けて寝てる時がある
・歯が生えそうなのか、噛まれると痛い
・3時間ごとの授乳にしていたけれど、授乳時間にちょうどお昼寝していたり、遊んでいたりして日中の授乳が3時間以上空くときが出てきた
・夜寝付きは悪いけれど、一度寝てくれればほとんど起きることなく朝まで寝てくれるように

動きが活発になってきた1ヶ月でした。そのせいか、体重の増え方が今までより緩やかになりました。完全母乳で育てていましたので、日中の授乳の間隔が空いたこと、そして夜中の授乳が以前よりずっと減ったこともあり、体重が増えないのは母乳が足りていないのかと少し気になりました。

しかし、カウプ指数、成長曲線ともに正常範囲のため、保健師さんと相談の上、しばらく様子を見ることにしました。以降数ヶ月は体重があまり増えていかないことに悩みましたが、成長曲線に沿ってはいるため、体型も個性のひとつだと現在は割り切っています。

また、生後2ヶ月頃には「あまり笑わない」「声を出さない」と心配していましたが、そんな心配は不要だったと思えるほどこの頃はたくさん笑っておしゃべりをしてくれるようになりました。ですので、育児本に書かれていることがその月齢でできなくても、それを心配しすぎず、あと1.2ヶ月は様子を見ていても大丈夫だと思えました。

この頃から夜泣きが始まる子もいるとのことですが、息子はもうすぐ1歳3ヶ月を迎えますが、ありがたいことに夜泣きらしい夜泣きはせずにここまでくることができました。何が良かったのかはわかりませんが、「日中の区別をしっかりつける」ことを常に意識して育児してきたので、その成果だと嬉しいなと思っています。

まだ寝返りしなくても手足の力でくるくる回ったり、寝かせた位置から動いていたりすることも増えてくるので、今まで以上に安全に十分配慮して過ごしてくださいね。