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公開 2015年10月21日  

立ち会い出産、する?しない?夫婦で満足のいく出産にしよう

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出産の時にパパが立ち会うか立ち会わないか、夫婦で話すことが一度はあるかと思います。立ち会いを希望するかしないか迷っているパパママに、少しでも参考にしてもらえたらと思います。


立ち会い出産ってどんな感じなの?

立ち会い出産とは、分娩室に家族が入って、赤ちゃんが産まれてくる瞬間に立ち会うというもの。基本的にパパはママの頭側に立つ事が多いので、思ったより見にくい状況になります。ママが頑張っていきんでいるところから、赤ちゃんが出てきて第一声を聞くまでを見るため、妊娠中~陣痛→出産という一連の流れが理解しやすいでしょう。

ママが命をかけて苦しみ頑張った末に、耳に入ってくる我が子の第一声。
安心感と初めての感覚で、とても感動するパパが多いです。ママとその感動を分かち合えるので、パパもママも幸せな気持ちを2人で共有できるでしょう。

また、最近では自分の両親や上の子、友達までも立ち会っていい病院があります。誰がどのように立ち会いをしていいかは病院によって違いますので、必ず確認するようにしてくださいね。

パパがいてくれるだけで出産がスムーズに!?

一緒に感動することにより夫婦の絆が深まる事はもちろんですが、それ以外にもメリットは沢山あります。

陣痛中からパパがいてくれるだけで、ママの心の支えになります。言いたいことを言いやすいですし、弱音を吐きたい時も常に聞いて励ましてくれます。心の支えがあると気持ちが安定し、ホルモンの安定につながりスムーズな陣痛へと繋がっていきます。

逆に不安や恐怖感が強いと、陣痛が弱まってしまって難産へとつながることも…。このように、パパが寄り添ってくれる事は安産へ導いてくれる事ともいえます。

痛い時はパパにマッサージしてもらう!

陣痛が辛くなってきたら、パパにマッサージをしてもらいましょう。腰をさすったり圧迫したり、パパがいれば常に痛みを和らげようとしてくれるはずです。助産師ももちろん行いますが、他にもやることがあれば四六時中ついているというのは難しいという現実も…。その点パパは、常に自分にだけついてくれているため、ずっとマッサージをしてもらう事ができます。助産師よりもパパに対しての方が言いやすい人が多いので、「違う!もっと下!!」など、皆さんガンガン希望を伝えています。

立会出産は、出産直後の写真が撮れる!

出産に立ち会うと、出産直後に写真を撮ることができるため、立ち会ったぞ!という臨場感あふれる素敵な1枚を撮ることができます。産まれたての写真は一生残るため、お子さんにとっても素敵なプレゼントになるはずです。

血が苦手なパパは!?

このようにいいことも沢山ありますが、血を見るのが苦手というパパもいますよね。基本的にママの頭側に立ってもらい、下の方は見にくいようにしてあるところが多いため、見にくいようにはなっています。また、苦手だなと思われるシーンは目をそむけてもらえれば、そんなに血を目にするという事はないでしょう。私たち助産師も、できるだけ血を見せないように介助をし、赤ちゃんとの対面の時もできるだけ拭き取ってからご対面してもらっています。

子どもが成長した際にパパも立ち会った事を話してあげて

赤ちゃんが大きくなった時、その子にも子どもができた時、パパが立ち会ってくれた事を話してあげてください。きっとそんな話をしたら「お父さんすごいな、ちゃんとお母さんに寄り添って立ち会ったんだな。自分が産まれてきた時に立ち会ってくれたんだな…。」と嬉しい気持ちになるのではないでしょうか?出産をそんな風に子どもに伝えて引き継ぐ事ができたら、とっても素敵なのではないかと思います。

パパの意見も大事!夫婦で話し合って

ですが、立ち会いが100%いいから必ずやるべき!というわけではありません。何に対しても、みな自分の意見がありますよね。

以前、陣痛中は一緒にいるけれど、いざ産まれる時には外で待っていますというパパがいました。理由を聞いてみると「こういう場所は女性だけでやるものだと何だか思うんですよねぇ、考え古いんですかね(笑)」と言っていて、ママも納得していました。これはこれでしっかり自分の意見があるのでいいのではないでしょうか。私は「全然古くないですよ~、自分の意見がしっかりあって立派だと思いますよ!」と伝え、産まれてから赤ちゃんとママにご対面してもらいました。

これはママについても同じです。立ち会って欲しくないとしっかり意見を持っているママも少なくはありません。
どっちがいいという訳ではなく、どうしたら自分達が満足のいく出産に繋がるかを意識して決めるといいでしょう。

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