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公開 2015年10月27日  

夜間に突然呼吸困難に…1歳1ヶ月の我が子が「クループ症候群」と診断されて

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今回は、我が子が突然クループを発症した時の体験を振り返ってみました。


子どもが突然、苦しそうな咳をし始めたら…?

我が家の場合、上の子が1歳1ヶ月の時に「クループ症候群」と診断されました。
ところが最初、普通の鼻風邪をひいただけだと私たち夫婦は思っていました。

子どもが寝て、鼻水のせいで少し息がしづらいかな?と思っていましたが、私たちも寝た深夜に突然、子どもが変な咳をし始めました。とても乾いた咳で、普段とは違う!ということがすぐわかる咳でした。とにかく苦しそう…。

子どもを起こして、楽に息できるように抱っこしながら様子を見ていましたが、咳をするたび明らかに鎖骨の真ん中あたりがペコンペコンとへこむのです。普通なら咳をするのは大きく息を吸ってからのはずが、息を充分に吸うこともできないまま、乾いた咳が途切れません。見ているこちらも慌ててしまうほどの苦しそうな様子でした。

すぐに夜間救急にかけこみ、そこで初めて「クループ」という言葉を耳にしました。幸いすぐに診ていただくことができ、吸入などの処置で、あんなに苦しそうだったのが嘘のように楽になり、無事に帰宅することができました。

クループ症候群になってしまったら…我が家の体験を振り返って

まずは親が「大丈夫だよ」と落ち着いて対応することが大事だと、当時慌てふためいてしまった私は痛感します。

この経験を通し、

・夜間でもすぐ駆けつけられるように、夜間診療がある病院を事前に調べておくこと。
・あらかじめ診察券や保険証、母子手帳などをカバンに用意しておくこと。

などを準備しておくようになりました。

そして、いざというときは救急車を呼んでも構わないと私は指導をうけました。親が慌てて深夜に自分で運転して連れていくケースはリスクになることもあるそうなので、いざという時に救急車を呼ぶ心の準備が必要です。

知っていると安心、親も心に余裕を

クループ症候群という病気はわが子が初めてこの病気になり、初めて耳にした病気でした。息を吸うときに苦しい病気ですから、最悪の場合も否定はできない病気だそうで、その時はこの病気を知らなかった自分を親として不甲斐なく思ってしまうこともありました。夜間に突然発症することが多いので、親のいち早い対応が必要となる病気でもあります。

そして一度なると繰り返してしまうこともあり、子どもが風邪を引いたり咳をしていると、夜中に眠れなくなるほど不安になったりすることもありました。でも、こういう病気もあるということを知っていただければ、突然の苦しそうな咳にも落ち着いて対応できると思い今回お話させていただきました。

何より看病疲れをしないように、親も休めるときは家事を放っておいてでも休むことです。

我が家の場合、クループ症候群と診断されてから、3日くらいたつと自然に良くなっていきました。
それまで親も心に余裕を持てるように過ごすことも、とても大事だと思います。


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