先日、私がTwitterに載せた漫画が4000回以上リツイートされて、やはり関心の高い話題なのだなぁと思ったお話です。まずはそのツイートを引用しておきます。
ご近所に買物に行こうと、1人で自転車を走らせていたときのこと。
前を行くお母さん、そしてお子さん(未就学児ぐらい)の自転車が見えました。青信号を渡っていくお母さんとそれに付いていく子ども…そして、お子さんのギリギリ手前で急ブレーキを踏んだ左折車!
一瞬、ヒヤッとしました。もう少しで、自転車のお子さんが左折巻き込み事故に遭うところでした。でも、前しか見えていないであろうお子さんは、急ブレーキを踏んだ車を見ることもなく、必死にお母さんに付いていこうと自転車を漕いでいきました。
急ブレーキといっても、車は左折しようとしていて低速だったので、キキーというような音はしなかったせいでしょうか?結局そのお母さんとお子さんは、事故に遭いかけたことにも気付かないまま、走り去っていきました。
目の前で子どもが轢かれそうになったことよりも、親も子ども本人すら気付いていない…それが何より怖いと感じました。子どもを自転車で後ろに走らせるのは、かなり危険だなと思います。
私は3人目の子どもを妊娠中に、慌てて自動車免許を取りに行きました。それまでは原付免許のみ。道路を走ったことはあるけれど、車の視点はわかっていませんでした。
実際に車に乗ってみると、車のすぐそばほど意外に何も見えないんだと気付きました。特に私が乗っているミニバンは、バンパーのすぐ前なんて全く見えません。運転歴5年、未だに前向き駐車が少し苦手です…。車の周囲に障害物がないかを確認するというのは、基本的に車に乗り込む前にするわけですが、乗ってしまうと本当に車のすぐそばは確認しようがありません。
車をお持ちの親御さんは、車庫などで一度お子さんを運転席に座らせ、自転車が車の周囲に近いとどれだけ見えないのか、を教えてあげてください。交通安全について、楽しみながら学べるのではないでしょうか。
基本的に道路交通法では、歩道での自転車並走は禁止です。ただし、歩道(子ども)と車道(大人)での並走は認められています。
ですので、基本は子どもに前を走らせるということになりますが、大人の指示も聞かずに、子どもが好き勝手に走ってしまって余計に危ない!という話も耳にします。でもそれは練習でどうにかするしかないのだと思います。後ろで子どもがどう走っているか常時監視するのは、やはり不可能です。外では左折巻き込み以外にも危険はたくさんありますし、子どもが加害者になることもあり得ます。
私はたまたま近くに、自転車練習が可能な大きい緑地があるので、小4長男と小1長女の自転車練習に行っています。
親の前を走らせて
1.「右に曲がって!」「左に曲がって!」(左右の区別がつかないと話になりません)
2.「ゆっくり走って!」(曲がる前にスピードを落とさせる場合に必須です)
3.「止まって!」(何よりこれができないと危険すぎる…!)
4.「漕いで!」(他に気を取られて交差点内で止まるとは予想外でした…)
この指示が守れるようになるまでは、公道は怖くて走らせることは出来ないなぁと思いました。
4年生の息子は、父親の後ろについて走っているときに、未だに"わざと"フラフラと蛇行して、その後ろを走る私に「まっすぐ走りなさい!」と怒られています。頭が痛いです…。
大人の目があってもそんな状態なので、まだまだ息子1人で自転車で外に出すことが出来ていません。過保護かなとは思いますが、注意力も技術も足りない上にお調子者(!)と言う状態では、まだまだ難しそうです。
このように、交通安全については日頃からしっかり指導しているつもりですが、知識と実際に外を走ることは、また別ものですね。子どもの命を守るため、交通安全についての指導や自転車で走る練習は、これからも行っていくと思います。
加害者にも、被害者にもなりたくないのはみんな同じです。車も歩行者も自転車も、お互いに気をつけて、少しでも悲しい事故が減るようにと願います。