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公開 2015年10月22日   更新 2017年11月10日

意外と知らない自転車の危険!子どもと自転車に乗る時、絶対確認したい4つの指示とは?

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子どもが自分の自転車で走ってくれるようになると、ちょっとしたお出かけが随分ラクになります。しかしそれに伴って、自転車に乗る時にどんな危険があるのかをもう一度思い出す必要があるな…と考えさせられた出来事がありました。今回は、子どもと自転車の安全対策について一緒に考えてみましょう。


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子どもの自転車、見ていてハラハラすることがよくあります

先日、私がTwitterに載せた漫画が4000回以上リツイートされて、やはり関心の高い話題なのだなぁと思ったお話です。まずはそのツイートを引用しておきます。

この前ヒヤッとする光景を見たので…。子供と交差点を横断する際は横に沿うとか、前を行かせるとか注意しないとかなり危険です。よくある事故ですが、車から子供が見えてないなって光景、たまに見ます。

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車に乗らない人が意外と知らないこと

ご近所に買物に行こうと、1人で自転車を走らせていたときのこと。

前を行くお母さん、そしてお子さん(未就学児ぐらい)の自転車が見えました。青信号を渡っていくお母さんとそれに付いていく子ども…そして、お子さんのギリギリ手前で急ブレーキを踏んだ左折車!

一瞬、ヒヤッとしました。もう少しで、自転車のお子さんが左折巻き込み事故に遭うところでした。でも、前しか見えていないであろうお子さんは、急ブレーキを踏んだ車を見ることもなく、必死にお母さんに付いていこうと自転車を漕いでいきました。

急ブレーキといっても、車は左折しようとしていて低速だったので、キキーというような音はしなかったせいでしょうか?結局そのお母さんとお子さんは、事故に遭いかけたことにも気付かないまま、走り去っていきました。

目の前で子どもが轢かれそうになったことよりも、親も子ども本人すら気付いていない…それが何より怖いと感じました。子どもを自転車で後ろに走らせるのは、かなり危険だなと思います。

車の死角は運転席に座ってみないとわからない

私は3人目の子どもを妊娠中に、慌てて自動車免許を取りに行きました。それまでは原付免許のみ。道路を走ったことはあるけれど、車の視点はわかっていませんでした。

実際に車に乗ってみると、車のすぐそばほど意外に何も見えないんだと気付きました。特に私が乗っているミニバンは、バンパーのすぐ前なんて全く見えません。運転歴5年、未だに前向き駐車が少し苦手です…。車の周囲に障害物がないかを確認するというのは、基本的に車に乗り込む前にするわけですが、乗ってしまうと本当に車のすぐそばは確認しようがありません。

車をお持ちの親御さんは、車庫などで一度お子さんを運転席に座らせ、自転車が車の周囲に近いとどれだけ見えないのか、を教えてあげてください。交通安全について、楽しみながら学べるのではないでしょうか。

子どもを安全に自転車で走らせるための4つの指示ポイント

基本的に道路交通法では、歩道での自転車並走は禁止です。ただし、歩道(子ども)と車道(大人)での並走は認められています。

ですので、基本は子どもに前を走らせるということになりますが、大人の指示も聞かずに、子どもが好き勝手に走ってしまって余計に危ない!という話も耳にします。でもそれは練習でどうにかするしかないのだと思います。後ろで子どもがどう走っているか常時監視するのは、やはり不可能です。外では左折巻き込み以外にも危険はたくさんありますし、子どもが加害者になることもあり得ます。

私はたまたま近くに、自転車練習が可能な大きい緑地があるので、小4長男と小1長女の自転車練習に行っています。

親の前を走らせて
1.「右に曲がって!」「左に曲がって!」(左右の区別がつかないと話になりません)
2.「ゆっくり走って!」(曲がる前にスピードを落とさせる場合に必須です)
3.「止まって!」(何よりこれができないと危険すぎる…!)
4.「漕いで!」(他に気を取られて交差点内で止まるとは予想外でした…)
この指示が守れるようになるまでは、公道は怖くて走らせることは出来ないなぁと思いました。

4年生の息子は、父親の後ろについて走っているときに、未だに"わざと"フラフラと蛇行して、その後ろを走る私に「まっすぐ走りなさい!」と怒られています。頭が痛いです…。
大人の目があってもそんな状態なので、まだまだ息子1人で自転車で外に出すことが出来ていません。過保護かなとは思いますが、注意力も技術も足りない上にお調子者(!)と言う状態では、まだまだ難しそうです。

悲しい事故を減らすために

このように、交通安全については日頃からしっかり指導しているつもりですが、知識と実際に外を走ることは、また別ものですね。子どもの命を守るため、交通安全についての指導や自転車で走る練習は、これからも行っていくと思います。
加害者にも、被害者にもなりたくないのはみんな同じです。車も歩行者も自転車も、お互いに気をつけて、少しでも悲しい事故が減るようにと願います。

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