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公開 2015年10月24日  

男女の発達差って、ホントのところどうなの?男の子は体が弱い?発語がゆっくり?

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風邪をひきやすい男の子に「男の子は弱いから」、言葉の出方がゆっくりな男の子に「女の子は早いけど男の子はゆっくりだから」などと言うのを耳にすることがよくありますが、 実際のところはどうなのでしょうか? 


男の子は身体が弱い? 言葉が遅い?

「男の子は体が弱いからねー」。「女の子は口達者で言葉も早いけど、男の子はゆっくりよね」。子育て歴14年半の中で、何度も耳にしてきた言葉です。あまり深い意味はない調子でみんな言っているように見えますが、それにしては子育て中のお母さんたちの間で、ある程度の共通概念になっているような印象さえあります。

性別による身体の丈夫さについては、男の子は女の子に比べて出生時の肺の機能の成熟が平均的に遅れがちで、幼いころは女の子より弱い傾向にあるという見方も実際にあります。また、男の子の方が女の子よりお母さんのおなかの中で大きくなる傾向があり、出産時のトラブルも多くなりがちという背景もあります。しかし、周産期医療の発達した現代では、その差も縮まってきています。

また、言葉の出始めについては女の子の方が平均的に数週間早く出る傾向もあるそうですが、「早い」「遅い」と表現するほどの差ではないようです。運動能力についても、科学的にも男女の発達差はないといわれています。

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性別よりも、個性や環境

我が家にも男の子4人と女の子1人がいますが、同じ男の子でも、体が弱かった1人目の子以外は、あまり病院にお世話になることもなく、乳幼児期を過ごしました。女の子だから言葉が早めということも、2人目以降はみんな言葉や運動の発達が早いということもありませんでした。

我が子たちだけの育ちを見ても、性別の違いよりもそれぞれの子独自の個性が際立っています。兄弟姉妹構成、家族構成、育つ土地や環境など様々な要素が、子どもの育ちにもかかわりがあるのではないかと感じています。

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期待度と現実のギャップが影響していることも

また、どうしても男の子には無意識のうちに、ある種の期待が働いているのではないかとも思うのです。

例えば、小柄な子に対して、女の子の場合は「女の子だから多少小さめでもかわいいよね」となることも多いのに、男の子の場合は、「男の子なのに、あまり食べない」「小柄だとスポーツ面で苦労しないか」などと心配しがちです。

早生まれのお子さんの入園や入学に対しても、「まあ、女の子だから」「男の子だからちょっと心配」と、とらえ方には微妙に違いがある場合も。我が家の小5次男も3月下旬生まれなので、入学時には後者のように感じていました。しかし実際に入学してみると、勉強面でそんなに過剰な心配はいらないことがわかりました。そして何より「早生まれ」ということを本人が意識せずにのびのび過ごせることが大事だという事ことも感じました。

赤ちゃん期や幼児期初期の成長や発達の差は、その時はとても大きく感じるものですが、数週間、数ヵ月の差は、次第に縮まっていきます。その子その子の個性を発見し、のんびり見守っていきたいですね!

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